みんコレ！医師国家試験 予想問題(一般問題編)　第1問

みんコレ！事務局が作問した医師国家試験の予想問題です。
第117回の医師国家試験委員になった先生方の専門や論文等の情報を元に作問しています。ぜひチャレンジしてください。
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問題

わが国の潜在性結核感染症の治療薬剤として、誤っているのはどれか。

a：イソニアジド
b：リファンピシン
c：イソニアジド＋リファンピシン
d：リポソーム化アミカシン

≪この下は正解・解説です≫

解答

d：リポソーム化アミカシン

解説

結核・非定型抗酸菌症の治療も、アップデートされてきている。

解答：d
○a：イソニアジド単剤は 6 カ月 または 9 カ月の投与が推奨されている。
○b：以前はイソニアジドを使用できない場合に、4 カ月 または 6 カ月の投与が推奨されていたが、現在では、イソニアジドよる副作用が問題となる可能性がある場合でも使用が検討できる。
○c：2019年 9 月の日本結核病学会予防委員会・治療委員会にて、INH＋RFP 3～4 カ月を、INH単剤 6 カ月あるいは 9カ月と同等に用いることは妥当との見解がある。
×d：潜在性結核感染症に対してではなく、難治性肺MAC症に対して、吸入薬として用いられる。

参考文献：
Kekkaku Vol. 94, No. 10 : 515-518, 2019

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