みんコレ！医師国家試験 予想問題(一般問題編) 第9問
みんコレ！事務局が作問した医師国家試験の予想問題です。
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問題
泌尿生殖器の解剖生理として正しいのはどれか。
a：前立腺の内部は尿道と射精管が通過する。
b：Sertoli細胞は黄体形成ホルモンの支配を受ける。
c：精子細胞から精子への分化は精巣上体内で起こる。
d：射精の中枢は腰仙髄に存在する。
≪この下は正解・解説です≫
解答
a：前立腺の内部は尿道と射精管が通過する。
解説
a：正しい。そのため前立腺全摘後は射精ができず、尿失禁をきたすことになる。
b：Sertoli細胞は造精細胞とも呼ばれ、精細管内に存在し、FSH〈卵胞刺激ホルモン〉の刺激を受けて精子を産生する。放射線感受性は高い。
Leydig細胞は男性ホルモン生成細胞とも呼ばれ、間質内に存在し、LH〈黄体形成ホルモン〉の刺激を受け、テストステロンを産生する。放射線感受性は低い。
【覚え方】
Sertoli細胞は精細管内に存在し、FSHの刺激を受け、精子を産生し、放射線感受性は高い（sensitive）。
Leydig細胞は間質内に存在し、LHの刺激を受け、テストステロン（男性ホルモン）を産生し、放射線感受性は低い（Low）。
c：精子細胞から精子への分化は精巣内で起こる。精巣上体で精子は成熟する。
d：射精は交感神経の興奮によって起こり、中枢は胸腰髄に存在する。勃起は副交感神経の興奮によって起こり、中枢は腰仙髄に存在する。
参考
113D39
113F16
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