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学部別「早慶序列」最終決戦…入学難易度、就職力、出身高校、内部ヒエラルキー「借金玉vs窓際三等兵」

 Twitterにて学歴マニア垂涎の情報を発信し、6万人を超えるフォロワーから日々熱い視線を集めている学歴評論家のじゅそうけん氏。今回はそんな同氏に、早稲田大学と慶應義塾大学の文系3学部(経済・法・商学部)をさまざまな観点から格付けしてもらった。


早稲田人は勢いがあって危うい世捨て人。慶應人は見栄っ張りで卑屈な資本主義者

 Twitter上で「コスパ最強」「就職予備校」「限界私文」など色々な表現で語られる早慶文系の微妙なカーストについて、解像度高く理解したいという奇特なマニアの皆さんのために、渾身の想いで書き上げたので是非ご一読願いたい。

 因みに「早慶」と一括りにされることが多いが、各校のカラーやOBOGの性質などの傾向はかなり異なる。

 早稲田には自虐文化やアウトローが尊重される空気が蔓延(はびこ)っており、我々のように斜に構えた限界人類でも比較的楽しく生活できる。しかし卒業後も早稲田での自由が忘れられず、会社員が務まらなかったり、全てを捨てて旅に出たりする世捨て人的な人も多い。早稲田のツイッタラーは借金玉やGO三浦崇宏さん、箕輪厚介さんなど勢いと危うさを併せ持った独特な雰囲気を纏っていることが多い。

 反対に慶應には限界オタクの居場所はほとんどなく、エリート会社員予備軍以外は学内での居場所を失う。じゅそうけんが慶應に入学していたら、おそらくうつ病を患っていただろう。

 就活強者が多く、卒業後は無難にエリサラ街道を歩む人が多い。見栄っ張りな人も多く、勤務先や居住地、年収などでマウントを取り合う傾向がある。

 慶應OBOGは、苛烈なマウント合戦に晒(さら)されるためか、麻布競馬場、窓際三等兵、田端信太郎さんなど卑屈なツイッタラーも多い。彼らは共通して学歴や就職先、年収などに言及する投稿が多く、やはり “資本主義的” であると感じる。

 それでは早慶対決をやっていこう。因みに私は早稲田OBであるため、全ての対決において問答無用で「早稲田の勝ち!」と言いたいところなのだが、残念ながら主観を交えず客観的なデータをもとに受験を語るというのがじゅそうけんのモットーなので、今回も予備校のデータや大学ホームページ、受験情報誌から抽出した「入学難易度」「合格者の出身高校」「内部生から見たヒエラルキー」「難関企業就職先」の4指標をもとに早慶の各学部の戦闘力を比較検討していきたいと思う。

 性質の違う学部同士で対戦するのはよくないので、今回は「早稲田政経と慶應経済」「早稲田法と慶應法」「早稲田商と慶應商」の3学部を扱いたい。


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