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東工大は「東京科学大」になり女子は大チャンス…「大学受験大異変」偏差値40で名古屋大にいける! 学歴研究家指摘「東大も推薦で楽勝」

 止まらない少子化や激しく移り変わる社会情勢に対応するため、全国の大学は鎬を削ってさまざまな施策を打ち出している。

 プレミアム特集「2024年、日本大予測」。第三回目はX(旧Twitter)のフォロワー数8万人以上、最近の受験事情に詳しい学歴研究家のじゅそうけん氏が、2024年に起こる大学受験業界の変化、これからの受験トレンドを分析する。


2024年4月から東工大女子枠導入。さらに、東工大は2024年10月1日から「東京科学大」に生まれ変わる

 2024年の受験業界の変化といえば、まず「東工大女子枠問題」を取り上げずにはいられない。

 2024年4月入学者から、東京工業大学は総合型選抜及び学校推薦型選抜において「女子枠」を導入する。

 東京工業大の女子比率は現状約13%と大変低くなっており、大学側は女子学生比率の向上を大きな課題として認識している。

 ハーバード大やオックスフォード大などの世界的な名門大学は男女比の偏りが少なく、ほぼ半々であるという現状があり、そうした世界基準の男女比を意識してのことだ。

 東工大は女子枠の導入により、女子学生比率をひとまず20%にまで引き上げることを目指している。

 東工大の益学長は、「この国の失われた30年が作り出された原因」の一つに「女性活躍の欠如があった」と語っており、優秀な女子学生の育成の重要性を説いている。

 ただ、これには賛否両論あり、X(旧Twitter)上では侃侃諤諤の議論が展開されている。男子受験生からは「不公平だ」「男子受験生への逆差別だ」などと言う声が目立ち、女子受験生側も「女子枠を使ったと言うと軽んじられそう」「余計なお世話だ」といったネガティブな声が多い。

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