変態仲間の絆、もしかするとノーマルな人達よりも強いかもしれないです。
世の中には様々な変態がいますが、わたしがM男、つまりSMの世界の住人なので、変態=SMの世界の絆について書きたいと思います。
M男同士は仲がよい
SMパーティやSMサークルに参加すると、様々な趣向で、かつ年齢層がバラバラなM男が集まります。
ハード系もいればソフト系のM男もいますし、フェチにも様々な性癖があります。ラバーが好きな人もいれば、女子の生脚が大好きな人もいます。
年齢層も下は高校を卒業したぐらいから、上はこの道◯十年(60代)のM男もいたりします。
このように様々なM男が集結すると、先輩風を吹かせるM男がいたり、変にライバル心を燃やすM男がいたりしそうなものですが、なぜかお互いを尊重するM男が多いです。
交代しながら女王様の調教を受けたり、こういう場ではみんなで食べ物や飲み物を持ち寄ったりするので、飲み食いしながら身体が空いているM男同士で談笑したり、人のプレイを見て刺激を受けて新たな方向性を発見したり、
傷ついたM男をみんなで労ったり(笑)。
などなど☺️。
とにかく和気藹々としています。
女装娘さんとも仲がよい
M男は女装娘さんとも仲がよいです。
「同じ変態同士」という結びつきだけではなく、女装娘さんはアナル拡張が進んでいる人が多いので、「そんな太いのが入るんだ!」みたいな、少し変わった尊敬?の念を抱いて接することが多いです。
もちろん、ちゃんと女子扱いします(笑)。
女装娘さん同士は、端から見ていて「なかなか難しいなぁ」と感じることがあります。あまり書くと多方面から怒られてしまうので割愛しますが、女子よりも女子っぽい(笑)。
M女さんとM男は?
M女さんは一途で真面目な方が多いので、真面目にSMに向き合っていない「なんちゃってM男」は嫌がられるかもしれません。
たまに、M女さんのことを自分より下にみたり、誰にでも責めさせてくれる存在だと勘違いしている人がいますが、とても一途なので、M男と違って、M女さんは誰にでも責めさせてくれる事はありません。
それどころか、M女さんはちゃんと相手を選びます。というか「決まっている」と言った方が適切かもしれません。
それと、責められて良いシチュエーションもはっきりしているように見受けられます。
M男も「誰から責められても良い」というわけではありませんが、M女さんよりは対象範囲が広いかもしれません。
M女さん同士は、M男同士よりも、合う人と合わない人の差が激しいと思います。
女王様とM男は?
普段から調教していただいている女王様とは、もちろん仲がよいです。また、それ以外の女王様にも「エゴマゾ」ではなく、常識と規則をちゃんと守れば気にかけてくださって、その場でプレイしてくださったり、色々なお話を聞かせてくださったりします。
変態仲間の絆とは?
このような形で繋がった人たちは、あまり会ったことがなかったり、会ったことがなかったとしても、とてもお互いのことを気遣っています。
SNSでのコメントを見て、相手に辛いことがあると一言声をかけたり、反対に良いことがあると、一緒に喜んだりします。
立場に限らず、自分がとても信頼している方のお友達であれば、その方のことも同士のように思ったりします。
先日、まだ一度もお会いしたことがないS女の方から、ご連絡をいただきました。
わたしが普段から良くお世話になっている ”性感講師ふじこ様”と仲が良い方で、ふじこ様のビジネスパートナーでもあります。
↓ふじこ様のnoteはこちら
その方とはお会いした事はないものの、ふじこ様のお友達である事は良く存じ上げていました。
ご連絡くださったのは「ふじこ様の誕生日プレゼント」の件でした。
その方は、ふじこ様からわたしのことを普段から聞いていてご連絡をくださったのですが、お忙しいのにも関わらず、わざわざご連絡をくださったことが、わたしはとてもうれしかったのです。
カミングアウトできないことだからこそ
変態は”LGBTQ”と異なり、なかなか世間一般の人に理解していただくことが難しいので、日常生活ではひた隠しにしています。
でも、同じ変態同士であれば、隠せずに曝け出すことができます。
それは、変態は日常と非日常を上手に使い分けているとも言えると思います。
カミングアウトできないことだからこそ、プライバシーや一般常識に配慮する事はもちろん、様々な性癖な人がいるので、自分本位になりすぎずに相手の気持ちを考えて理解することを日常生活よりも求められる、これが変態の世界です。
正直なところ世間に認められたいとは思わない
わたしの場合、「カミングアウトできない」ことを「苦しい」とか「辛い」と思ったことがなく、逆に楽しんでいます。
秘密があることや、それを共有できる仲間がいることを心から楽しんでいますし、とても幸せに感じています。
したがって、SMについては「あまり市民権を得て欲しくないなぁ」と思っています。
そう言いつつも、少しずつ仲間が増えていく事は嬉しいですけどね。