わたば はるこ
作品集。
たくさんではなく、大切なものに囲まれて、心地の良い生活がしたい。
そうなのかもしれないと、ふと思った。
完全にベジタリアンにはなれていない。 でも、だからこそノンベジに近い視点なのではないだろうか。
花の枝に顔を寄せる彼女を見るとまるで世界がピンクに色づいたようだった。 コンテスト用の絵のモデルをお願いしたら快く承諾してくれた私の友人。 彼女の写真に撮ってから取り組もうと思っていたが、その美しさはカメラに収まりきらない。 その柔らかさの伝わる唇はとても魅力的で。 美しく、柔らかで。 こう言うのを世の男はエロいとか言うのだろうか。 それはあまりにも言葉が足りていないなと思う。 それくらい、本当に目を奪われた。 だが、 この唇の特別が私に向くことはない。 彼女の特別
我が家の猫は撫でられるのが好き。 撫でるのをやめるとこの顔。 「なんで止めるの。」 とでも言いたげ。 憎たらしくて可愛い。 あとどれくらいこの可愛い顔が見られるのだろう。 君ももうお年寄りだから、もしかしたらもうすぐ終わってしまうのだろうか。 液体のようなニャンコを抱き上げる。 近づく別れは不安になる。 でももう離れることもできない。 「ずっと一緒だよ」 もふもふの体に顔を埋めながらそう呟く。 するとにゃんこはスルンと私の腕をすり抜ける。 そしてまた撫でられや
ふと目を覚ますと、目の前に彼の顔があった。 もう付き合って2年が来ようとしている年上の彼。 話が下手で単調なことしか言えないコミュ障の私と付き合おうという杞憂な人。 彼を愛しいとは思うけど、私が恋愛対象になる彼の頭の中は理解できない。 まあ、それを言ったら、私は男が好きだから女を好きな気持ち全般を私は理解できないのだけど。 異性が好きな男性より同性が好きな男性との方が、男を好きというフィーリングが共有できて恋バナも盛り上がれたりするのだろうか。 そんなことを思いなが
初の一人暮らし。 感想。 「家事って大変」 マルチタスクすぎる。 細かすぎる。 多すぎる。 人手不足すぎる(1人だからね)。 思ってるより時間かかりすぎる。 できてないと不便すぎる。 洗った食器がヌルつくと、 調理済みのものが美味しくないと、 洗濯物が乾いてないと、 ゴミを出し忘れると、 単純にキレそう。 でも、経験してみて、 机片付いてると料理しやすいとか、 脱ぐ時に洗濯ネットに入れ済だと楽とか、 ご飯炊けてると楽とか、 「してあると、してもらうと楽なこと」 と
我が家では酸っぱい梅干しが当たり前。 しょっぱすぎない、シソが効いたものが定番だ。 子供の頃は、甘い梅干しが好きな時期もあったが、20年かけて完全な酸っぱい梅干し派が爆誕した。 それが私だ。 一人暮らしの冷蔵庫には、常に梅干しが常駐している。 スーパーで売られている、なんてことない「潰れ梅」。 実家に帰ると、母が 「そろそろ無くなるだろうから、持って帰り」 と用意してくれている、それ。 我が家の味を作る張本人が選ぶ、我が家好みの梅干し。 懐かしいその味は、 あぁ、
我が家にはピアノがある。 縁側をリフォームして広げた時に、知り合いから貰い受けたらしいが、割とキレイなピアノだ。 普段は、家に着くとランドセルを放り捨てて母の居ぬ間にテレビを見るのだが、今日はなんだかピアノが目についた。 硬いピアノ椅子に腰掛け、鍵盤の蓋を開く。 そして、ピンクのような赤のような紫のような布を外すと白黒の鍵盤が姿を表わす。 ピアノはなんとなく習う気にならず、弾けるのは指も定かではない「猫ふんじゃった」くらい。 ピアノを習ったことのない母がフィーリングでで
私の部屋にあるお気に入り。 ソネングラスジャパン株式会社の「ソネングラス」1000m。 購入のきっかけは、mami.dotさんのYouTubeです。 なんかいいなぁ…素敵。と思い、2020年7月にお迎えしました。 とにかくかわいい。存在がかわいいです。 また、うっかりベットから落としてしまったこともありますが、割れなかった強い子です。(ありがたやぁ…もう落としません…) 環境問題について関心が出てからは、 フェアトレードを意識した賞品であることや、ソーラーパネルが付
生きていると愚痴りたくなる時もあります。 しかし、時々思うのが、愚痴を言いたい時は「相手への不満」が言いたいというより「辛い、やるせない、悲しい」みたいな気持ちを本当は言いたいのではないかということ。 辛いのをわかってほしいけど、伝え方がわからないから、長めの愚痴になってしまう。 でも、それは、ネガティブな言葉を自分で自分に刷り込んでいく事なのではないかと思う。 加えて、愚痴って聞く側はそんなに楽しくなかったりするし、繰り返すと「愚痴っぽい人」というレッテルも貼られた
歳を重ねて気がついたのですが、 人って勝手に大人にはなれない。 もちろん成長はしてるけど、 23歳の私は自分が子どもの頃に思っていたほど大人じゃない。 子どもっぽいなと思うこともするし、 自分中心で考えてしまう。 人間の本当の姿は子どもの時の姿なんだと思う。 わがまま、自己中心的。 そう思うと、私の周りもきっと「大人」になっていた訳ではなくて、私を大切にしようとしてくれて我慢とか苦労とかもしながら「優しい大人」を演じてくれていたんだと気づく。 人に恵まれたなと思うし
不安。辛い。 そんな時って誰にでもありますよね。 私はそういうのは一人で抱え込んでしまうタイプです。 現在無職で就職活動中なので、週一くらいには思ってる気がします笑 本当は誰かに話したらいいんだろうけど、苦手です。話せるのは恋人くらいかな。 なので意識的にしていることがあります。 それは ①「辛い原因を、どうでも良くなるまで、ずーっと考え続けること」 + ②「ちゃんと息抜きをすること」 です。 ①は、結構荒療治な感じがしていますが、私には一番合っている気がします。
現在私は23歳ですが、子どもの頃と比べてだいぶ涙脆くなったと思う。 ドラマや漫画や人の話に触れて、 涙が込み上げてくる時が増えた。 「歳をとると涙脆くなる」とはよく言いますが、こんなにもかと思います。 涙脆くなる理由は、個性とか脳のブレーキが効きにくくなるからとか、さまざまあるようですが、 私は「経験値」か増えるからだと思う。 たった一つの行動や言動でも、その向こうにある苦労や喜び、悲しみ、不安、希望が、経験によってよりリアルに想像できるようになって、 心が震えると
このnoteで伝えたいことは沢山あるけど、言葉がまとまらない。 無理しなくていいよー。 あなた頑張ってるよー。 とか 今の世の中をこの解釈で見たら、 幸せになれそうじゃない? 解決策見つかりそうじゃない? とか 私はこう生きて行きたいんだー。 とか、書きたい。 だけど、思うままを適切に伝わる文章にするのも難しい。 そもそも自分の中でザックリとはまとまっていても、輪郭がはっきりしなかったり。 文章を書くって難しい。 気持ちを伝えるって難しい。 でも、きっと、私
以前は心がけてたんだけど、最近習慣づいたことがある。自分を褒めることだ。 すっぴんの時、 メイクが上手くできた時、 髪がいい感じに決まった時、 仕事でいつも以上に頑張った日、 仕事でいつも通り頑張った日、 「さすが私、生まれたままで可愛い」 「めっちゃ可愛いな私」 「私美しい〜、髪トゥルントゥルン♪」 「今日はめちゃくちゃ頑張ったな〜、偉い私」 「今日も出勤して労働を無事に終えた私、偉い」 独り言でも、家族とか恋人の前でも、ふざけた感じでも、同僚を労うついででも、口に出
先日、退職のことを書いてから、私は何もnoteに書いてない。 書きたいことはたくさんある。 政治でも恋でも音楽でも人生でも、思うところはたくさんある。 欲しい未来も変えたい未来も沢山ある。 でも、考えるほど、どれもどうやって言葉にしたらいいのか分からなくなる。 何から書こうか、どんな風に描こうか、 悩んでいたらあっという間に時間は過ぎてしまう。 だからで、とりあえず書いた。 これぞ“私の書き出し”、 これぞ“駄文”、 これぞ“徒然なるまま”。 人に読まれる物は失敗が怖
10/31 新卒入社した仕事を退職することになった。 4月1日入社だったので、ちょうど7ヶ月。 退職理由は 「真夜中を跨ぐ勤務時間」が体に合わなかったから。 朝勤務か夜勤務かは日によるが、昼過ぎの家族も出払った時間に起きてご飯を食べ、寝静まった空間に連日帰宅するのは予想以上に応えた。 慣れない環境への疲れと孤独感。 どれくらい応えたかというと、デート中の楽しいタイミングで急に泣き出したり、頭皮湿疹を毎日かきむしりすぎて円形脱毛未遂になるくらい応えた。 夜勤務自体は