【SEA】クーパー・ハメルをトレードで獲得【トレード】
初めに
昨日テオスカー・ヘルナンデスのトレードが成立したのも束の間、なんと二日連続となるトレードが成立しました。今度はアリゾナ・ダイヤモンドバックスと、カイル・ルイスとクーパー・ハメルの1対1トレードです。
マリナーズ獲得選手
クーパー・ハメルは2016年ドラフト18巡目(全体531位)で指名を受けたスイッチヒッターです。2021年7月にミルウォーキー・ブリュワーズからダイヤモンドバックスへとトレードされており、これが自身2度目のトレードとなります。余談ですが、ブリュワーズでドラフト指名、トレードでダイヤモンドバックス、マリナーズへ移籍という所属球団遷移はミッチ・ハニガーと全く同じです。
ハメルはユニークなスキルセットの持ち主です。俊足かつ強肩の持ち主で、両翼に加え捕手をプレーすることもできます。また、今季初めて挑戦したMLBでは打撃で苦しみましたが、マイナーでは優秀な打撃成績を残しています。
もし打撃でメジャーレベルに適応することができればレギュラークラスに、それが上手くいかなくても有用なベンチ要因として活用することができそうです。
ディポート球団編成本部長は、トッププロスペクトと呼べるほどには高く評価されてはいないものの、傑出したマイナースタッツを記録しているプロスペクトを好んで獲得することが多々あります(タイ・フランスやエイブラハム・トロなど)。このハメルもその傾向に合致した選手と言えそうですね。
マリナーズ放出選手
マリナーズが対価として放出したのは、2020年のア・リーグ新人王、カイル・ルイスです。健康であればスターレベルのパフォーマンスを発揮できるのは証明済みですが、その健康状態の維持に大きな課題を抱えており、昨季は36試合、今季は18試合の出場にとどまっています。
またマリナーズの外野陣には、サム・ハガティやディラン・ムーアらのユーティリティープレーヤーや、ジャレッド・ケルニック、テイラー・トラメルらの若手など、ルイス以外にも外野での出場機会を与えたい選手が数多くいます。来季から調停対象となることもあり、実質的にはチームの構想外となったための放出と捉えることができそうです。
コンディションの維持に努めて、かつてのような輝きを取り戻すことができるよう応援したいですね。
写真:Mariners
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