古くなったクラウンを替えたいなら、ミニッシュで
”先日、友人と食事に行きました”
食事をしていると、私自身歯科で働いていることもあって、つい友人の歯に目がいってしまい、話をする時や食べ物を食べる時に、歯茎の間からちらちら見える銀色の何かが気になってしまいました…。
古くなったクラウンによる歯肉の変色
クラウンを被せた歯と歯ぐきの境界面が黒く変色するケースがあります。
補綴物の境界面(マージン)は適切に管理されていないと、細菌が付着しやすくなり、それによって歯ぐきの炎症が繰り返されることがあります。その結果、歯ぐきが徐々に下がり、補綴物のマージン部分が露出してしまいます。特に、メタルセラミッククラウンで覆われた歯では、内部の金属構造物の色が透けて見えるため、灰色の帯のように見えることがあります。
また、神経治療を行った場合、内部の歯自体が変色することがあり、その部分が薄い歯茎の下から透けて見えると、まるで歯茎がグレー色に変色したように見えることもあります。
友人に聞いてみたところ、歯のクラウンを被せてから10年ほど経っているためか、銀色の補綴物が見えるのが気になってストレスを感じているとのこと。
「その時にもっとよく調べて治療を受ければよかった」と後悔しているとも言っていました。そして、自然な歯に近い補綴物に交換したいとも話していました。親しい相手でなければ、会話をしたり食事の席でも「もしかして見られているのでは...」という不安があるそうです。
”このような方、意外と周囲に多くいませんか?”
昔クラウンを被せたものの、長い年月が経過して歯ぐきが下がり、補綴物が露出して見えてしまうケース。このほかにも、さまざまな原因や理由で補綴物を交換したいと考える方が多いです。銀色の補綴物が見えること以外に、どのようなケースで補綴物の交換が必要なのでしょうか?
古くなったクラウンやブリッジに違和感、痛みがある
クラウンやブリッジを被せてから長い年月が経過した場合、歯と補綴物の接着剤(セメント)が溶けて隙間ができることがあります。
このように、歯面と補綴物の辺縁封鎖が破綻してできた隙間に細菌が侵入すると、細菌による毒素によって歯ぐきに炎症を引き起こし、クラウン内部の天然歯に虫歯を発生させることがあります。
クラウン内部の歯が虫歯になってしまった場合や、歯茎の炎症がひどくなり赤く腫れ上がった場合には、激しい痛みが生じることもあります。
歯と補綴物が完全に化学的に一体化していないと、隙間が生じ、この隙間を通じて肉眼では見えないほど小さな細菌が簡単に侵入し繁殖します。このため、補綴物が長持ちせず、早期に交換が必要になるケースも多いです。
長く使ったクラウン、再治療が必要なケースは?
すでにクラウンを被せた歯で、歯ぐきが下がり補綴物の辺縁が露出している場合や、内部の歯の変色による歯ぐきの変色、細菌の侵入による二次虫歯や歯ぐきの炎症で激しい痛みが発生している場合は再治療が必要となり、新たなクラウンの再治療ではなく、ミニッシュソリューションがその代替策となる可能性があります。
なぜなら、クラウンを被せたということは、それだけすでに歯を大幅に削ったことを意味します。
歯質を多く削ったため、補綴物を交換する際にはこれ以上歯を削ることは避けるべきです。つまり、これ以上歯を損傷させないことが重要だと言えます。他の補綴物を被せるためにさらに歯を削る行為を繰り返すと、補綴物を装着した後に歯が耐えられず折れてしまったり、最終的に歯を抜かなければならないケースが生じる可能性があります。
クラウン再治療の核心”再々治療する必要がないように!”
接着剤を除去する程度に歯の表面を整えて、残っている天然歯をできるだけ残すこと。
これ以上再治療する必要がないように辺縁封鎖を行うこと。
これらがポイントになります。過剰に削られた部分や虫歯によって損傷した歯を、元の性質に近い材料で回復し、外側部分はエナメル質に似たミニッシュで修復することができます。
そして、再治療が再び発生しないように、辺縁封鎖を行うことが何よりも重要です。
それがまさにミニッシュなのです。
歯ぐきのラインまでデザインできるミニッシュ
補綴物の交換が必要な場合、その多くは歯ぐきにも問題があります。
歯ぐきが下がって短くなったり、黒く変色したり、赤く腫れ上がったりする症状が見られることが多く、補綴物の交換時にはこれらの点も考慮しなければなりません。ピンクミニッシュは短くなった歯ぐきの形状を再現するようデザインされており、健康面だけでなく審美的な面も改善することができます。
さらに、接着力と持続力を高めるために微細な表面処理を行った後にミニッシュを装着するため、天然歯にこれ以上のダメージを与えることなく、辺縁封鎖により歯の内部への細菌侵入を防ぎ、長期間使用することができます。
歯肉ラインをデザインし、自然歯と強度や摩耗性が類似したミニッシュを用いて、古いクラウンによる変色や痛み、ストレスから解放されることを願っています。古いクラウンやその他の補綴物の再治療が必要な場合は、ぜに日本のミニッシュメンバーズクリニックで一度相談をお受けください。