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ミニッシュを誕生させた主人公が語るミニッシュ




「ミニッシュの父」と言えば、まさにミニッシュテクノロジーのカン・ジョンホ代表です。彼はミニッシュ歯科病院の代表院長でもあります。

現在「ミニッシュ」が広まっている一方で、それでも完全に理解していない方も少なくありません。一部の歯科医は「ミニッシュ」を、まるで新しい施術の「ラミネート」のようなもので、ただのマーケティング用語に過ぎないと考えていることもあります。

そこで、今回の投稿では「ミニッシュ」を作り上げたカン・ジョンホ代表の話をご紹介します。

この映像は「ミニッシュとは何か」を単に説明するだけでなく、歯科医としての悩みや診療哲学を少しでも垣間見ることができる動画となっています。ミニッシュを理解する上で役立つ内容です。

ミニッシュの特徴


ミニッシュ笑顔
  • ミニッシュは前歯だけでなく奥歯まで、歯をほとんど削ることなく修復が可能です。

  • 歯を整える程度の施術のため、麻酔は必要ありません。

  • 補綴物を当日中に装着するため、歯がしみたり目立つことがなく、仮歯も必要ありません。

  • しみる症状や痛みが生じるのではなく、むしろ既存の症状を解消し、副作用なく自分の歯のように健康に長く使用できます。アンチエイジング効果もあります。

  • 歪んだ歯を整えて美しく並べることができます。

  • 歯の修復が目的ですが、歯と同じ透明度を持つ素材を使用するため、審美的な歯を作るのに効果的です。

  • 最先端のデジタルシステムを活用し、たった1日で美しく整った歯を手に入れることができます。(ワンデー治療は現在ミニッシュ歯科病院でのみ可能)

  • 1年ほどかかっていた全体の歯の修復も、わずか1週間程度で痛みなく治療が可能です。

健康な歯と共に美しくなった笑顔

ミニッシュはなぜ違うのか


ミニッシュの歴史を説明する前に、カン院長の診療信念を理解する必要があります。

カン院長が初めて開院した際、医師として守りたいと考えた3つの信念がありました。それは次の通りです。

  1. 過剰診療をしないこと

  2. 歯に害を与えないこと

  3. 痛みを伴わずに治療すること


2005年オヌルアン歯科城南(ソンナム)時代


最初は、患者が痛みのない治療を受けることに集中していました。大学を卒業したばかりの歯科医ができることは、勤勉さと誠実さでした。毎日遅くまで夜間診療を行っていました。

当時は印象材で型を取り、外部の技工所で歯の補綴物を製作する時代でしたが、CAD/CAMシステムに出会い、デジタルデンティストリーという時代の流れに乗ることを決意しました。

2023年3月、ヨンジニアスキッチンに招待されたミニッシュ歯科病院の院長たち。国内外で最高の医療サービスを体験してきたチョン副会長からの感謝の言葉には特別な重みがありました。当然ながら、その言葉に伴う責任感も一層高まります。

2008年オヌルアン歯科宣陵(ソンルン)時代


院内に自社の技工所を設置し、CAD/CAMシステムを導入、さらにワンデー治療プロセスを構築するなど、保守的な歯科業界に革新をもたらしました。

「ワンデー治療」は、歯科医院に何度も通院する負担を軽減するものでした。歯科機器の進化により、迅速な診療が可能となったのです。

2009年頃、ラミネートブームが巻き起こった際、ラミネートが審美性に偏重するあまり、自然歯を無分別に削る現状に問題意識を抱きました。

たとえ歯科医学の教科書に記載された治療法であったとしても、「美しくなるために健康な歯を無分別に削ることが適切なのか」という疑問を抱いたのです。「歯に害を与える治療」や「家族に勧められない治療」は行わないという哲学に照らし合わせたとき、従来の治療法を改善すべきだという考えが一層明確になりました。

そこで、歯の削除量を画期的に減らすための研究と臨床を開始しました。このときがミニッシュの出発点となりました。

歯をあまり削らないようにするためには補綴物が薄くなければなりませんでしたが、当初は技工プロセスが現実的に追いついていませんでした。そのため、不要な歯の削除を防ぐための薄い補綴物を作るために、高価な加工装置の導入や熟練した技工士の育成に向けた投資を惜しみませんでした。

2012年オヌルアン歯科狎鴎亭(アックジョン)時代


国内最大規模を誇る院内技工所であるミニッシュ技工研究所。
30人以上の熟練した技工士が在籍しており、アジア初のVITA認証技工所です。

国内最大規模の院内技工所を設立しました。技工士とのほぼリアルタイムのフィードバックを通じて、歯の削除量を少しずつ減らしていった結果、ほとんど歯を削らない技術レベルに到達しました。

補綴物の厚さを0.1mmまで実現することで、不要な歯の切削をなくしました。また、精密加工技術だけでなく接着技術も完成させ、実際の治療に応用しました。

さまざまな歯の曲面に合わせた補綴物。これが不要な歯の削除がない理由でもあります。

歯を前後から包み込む「デュアルミニッシュ」、歯茎が下がり歯根が露出した方に歯茎が再生されたかのような効果をもたらす「ピンクミニッシュ」、抜歯された歯の両側を不必要に削るクラウンブリッジの代替となる「ミニッシュブリッジ」などを次々と開発しました。そして、ミニッシュもワンデー治療システムを構築しました。

健康的な治療としての評判が広がり、患者が殺到しました。ラミネートの副作用をミニッシュによる再治療で解決した国内トップクラスの芸能人たちの口コミが芸能界を越えて一般大衆に広まり、病院は昼夜を問わず賑わうようになりました。

2018年ミニッシュ歯科病院


ノンヒョンドンにある14階建ての単独社屋に拡張移転し、感染管理や医療情報管理においてクリニックレベルよりも厳しい基準が適用される「歯科病院」として認可を受けました。

そして、オヌルアン歯科クリニックからミニッシュ歯科病院へと病院名を変更しました。これは、ミニッシュ治療の長年にわたる蓄積された治療事例と理論的根拠に基づいたものです。

ミニッシュ歯科病院は、旧正月と秋夕(チュソク)の当日を除いて年間363日開院しています。
病院規模の歯科医院としては珍しく、予防歯科を診療科目に掲げており、多様な予防検診、教育、ケアプログラムを実施しています。

ミニッシュの治療対象は前歯だけでなく奥歯にも拡大されました。これは、前歯の3倍以上の力を受ける奥歯でも、ミニッシュと結合することで補綴物が壊れず、長持ちし、外れることがないということを意味します。もちろん、前歯や犬歯も同様に壊れず、長持ちし、外れることはありません。

芸能人がラミネートが壊れたり外れたりして困ったというエピソードをよく語りますが、ミニッシュにはそのような問題はありません。

他の歯科医院では「薄い補綴物を作れる」といった広告が多く見られますが、当院ではすでに10年以上前にその技術を完成させています。さらに、難易度の高い奥歯の治療においても、ミニッシュを通じて不要な切削をしないレベルに達しています。

ミニッシュが「修復治療」と呼ばれる理由



ミニッシュは単なる審美治療ではなく、修復治療だ。


この点を理解するためには、まず歯の構造について知る必要があります。歯は単一の構造物ではなく、さまざまな構成物質からなる複合体です。

歯の外側はエナメル質、内側はデンチン(象牙質)で構成されています。歯の中央部分には歯髄があり、歯髄内部は有機物質でできています。

比喩的に言えば、エナメル質の物性は硬いガラスに似ており、デンチンは柔らかく、よく曲がるゴムに近い特性を持っています。

そのため、エナメル質が損傷した場合はエナメル質と似た材料で補綴物を作り、デンチンに問題がある場合はデンチンに最も近い材料であるレジンを使用して、元の歯の物性に近い状態に回復させる必要があります。

生体模倣理論を導入したミニッシュ


歯が置かれている口腔環境は過酷です。湿度が高く、温度や酸性度の変化が激しいうえ、噛む際に圧力がかかるなど、極限的な条件下で歯は機能しています。歯が複合体である理由は、このような口腔環境に耐え、生涯使える構造を持つためです。

損傷した歯を審美的な部分に偏重して外見だけを修復してはいけません。外見だけでなく、内部構造も元の歯のように再現する必要があります。歯の表面であるエナメル質は、エナメル質と最も近い物性を持つ材料「ミニッシュブロック」を使用し、デンチン(象牙質)に問題がある場合は、デンチンに最も近い材料で修復します。

映像を見ると、ミニッシュがどれほど精密な技術を持っているか理解できるでしょう。損傷した(虫歯の)部分だけを取り除き、不必要な削除をしないミニッシュ治療と、クラウンを装着するために自然歯を削る治療を比較した映像です。
(※日本語字幕あり)

ミニッシュは保存的な治療


歯の表面であるエナメル質は再生されないため、可能な限り保存的に治療する必要があります。しかし、治療過程において、実質的に「無削除」というのは存在し得ません。表面を整えることで保持力や抵抗力を高める必要があったり、突き出ている部分や歪んだ部分を削る必要がある場合があるためです。

ミニッシュの補綴物は精巧に製作され、透明度まで調整可能です。

核心は、不必要な切削を減らすことです。ミニッシュは、不必要な切削を行わないため(超精密加工技術があるため)、上記のようにさまざまな曲面に対応する補綴物が製作されます。歯を大まかに削ることなく、可能な限り天然歯を保存しようとする努力の結果が、多様な補綴物の形状として現れているのです。

最大10年保証


ミニッシュは、10年保証を掲げています。さらに今後、ミニッシュ患者が15年経過しても問題がなければ、15年保証書を発行する予定です。これは口約束ではなく、保証書を通じて期間内のアフターサービスを提供可能にしています。

認証書がなければ、それはミニッシュではありません。一部の歯科医院では「ミニッシュ」と称してマーケティングを行っていますが、認証書が発行されるかどうかを確認すれば本物かどうかが分かります。

ミニッシュはどの歯にも治療可能


ミニッシュは、上顎と下顎のすべての歯をミニッシュで再建する「フルマウス治療」も可能です。歯が全体的に虫歯になり、欠け、問題が生じている場合、一般的にはクラウンで全体の歯を治療する方法が思い浮かぶでしょう。しかし、この方法では治療にかかる時間だけでなく、患者の苦痛も大きくなります。

この患者は、数々の歯の悩みをミニッシュで解決できることが書かれたです。ミニッシュがラミネートではなく、「歯の修復」に重きを置いた治療であることを明確に示す代表的なケースです。

治療範囲


ミニッシュ治療の対象は、虫歯治療だけでなく、破折、摩耗、腐食、変色、ひび割れといった歯の老化現象や、隙間の空いた歯、歪んだ歯、突出した歯といった不規則な歯列も含まれます。矯正後や歯周疾患によるブラックトライアングルも治療範囲に該当します。インプラントを除くほとんどの歯科治療に適用可能で、前歯だけでなく損傷した奥歯も治療対象に含まれます。

「ベトナムのサムソン」と呼ばれるビンメックグループの関係者がミニッシュ技工研究所を見学している様子

治療過程


  • 医師との相談

  • 必要に応じてミニッシュ治療前の歯肉形成および歯周治療

  • 歯の形成後、スキャナーを使用した印象採得

  • 歯のデザインおよびミニッシュ補綴物の製作

  • ミニッシュの形状と接着剤の色合いをチェック

  • ミニッシュの結合および咬合チェック

  • フィッティングチェックおよびスマイルラインの調整

  • 定期検診

定期健診が重要な理由


ミニッシュ後の定期検診は、歯ぐきの健康管理を目的としています。ミニッシュを施した歯の寿命は、歯ぐきの状態によって決まります。歯ぐきのケアがしっかりと行われていれば、ミニッシュを施した歯は健康な天然歯のように長持ちさせることができます。

さいごに


今回の記事は、ミニッシュ治療を受けた方、あるいはミニッシュを検討されている方に、より正確な理解を深めていただくために準備しました。

もしこの記事で理解しづらい点や気になる部分がございましたら、いつでもご質問ください。誠心誠意お答えいたします。

いつかこのブログで、世界初の歯とまったく同じ材料の開発や、超精密加工機械の開発について投稿できる日が来ることを期待しています。(複数の企業とさまざまなテストを行い、可能性を見出しています)

損傷した歯を健康に修復するミニッシュ治療は、ミニッシュテクノロジーが指定した認定歯科病院(MMC=ミニッシュメンバーズクリニック)でのみ受けることができます。ミニッシュ公式認定歯科病院は全国に広がっていますので、お住まいの地域にどの病院があるかぜひ確認してみてくださいね!