あめんぼ生活 #21 複雑な気持ちになる自分の誕生日について考える
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毎年この日は浮かれる気持ちと、憂鬱が織り混ざって半笑いな気持ちを抱えて大部分を過ごすことになるから、
苦手だ
365日の中で1番苦手な日かもしれない。
浮かれるのは、誕生日そのものは好きだから
人の誕生日も好きだし、その人が生まれたことに感謝する日だと思ってるから、大事にしている。
だからというか、かなり無駄に期待してしまう。
誕生日は祝われて然るべき日(と思うのは許してほしい)だと思ってる。
おそらくだけど、私は願わくばパレードのように四六時中祝われていたいと思ってると思う。
すれ違う全てのひとに祝いの言葉とプレゼントを貰いたい。
浮かれに浮かれたい。
と。
で、憂鬱になるのは
現実は理想と比べると、あまりにも淡白だから。
クラッカーもならないし、鳴り止まない太鼓とラッパと、歓声と投げつけられて埋まるほどのプレゼントも無い。
心の底で期待していることと、現実とのギャップに耐えられなくて、可能ならば引き篭もる。
しっかり現実逃避だ。
その日を無事迎えられただけで御の字だし、ひとりでも祝ってくれる人がいるならかなり良い人生だと思う。
この感覚を身につけたいのだけど、まだまだ定着しないで、超欲張りでへそ曲がりな自分がいる。
その事実にまた嫌悪感が生まれる。
てな感じで、この日は本当に苦手なのだ。
でも、私は単純だ。
直接祝われることの、なんと嬉しいことか。
結局ね。
ぐだぐだ考えずに、素直に、直接言ってくれる人の元へ行けば良い。ちょっと言われるだけで、すぐハッピーになるのだから。
それでも毎年繰り返す。
そわそわして憂鬱になってハッピーになる。
落ち着かないこの日を、
他の人はどんな気持ちでいるのか、知りたいと思った。
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