クリマVol.45のまとめ_量産、ブース、企画編
2021年12月11,12日/に開催された、クリエーターズマーケットVol.45。
メインビジュアル作家として臨んだ今回のクリマを時系列に沿ってまとめてみたいと思います。
・12月28日(火)公開/メインビジュアル、販売作品編
・<NEW!>12月29日(水)公開/量産、ブース、企画編
・12月30日(木)公開/イベント当日編、総括
前回のお話はこちら↓↓↓
①量産/制作時間の確保/つくる!つくる!つくる!
クリエーターズマーケットVol.45(以下クリマ)で販売する作品決定したら、次は各作品を何点つくるか。いや何点つくれるのか。量産は時間と気力の勝負、きちんと計画を立てなくてはいけません。とにかくたくさんつくる!をテーマにしたので、まずどれだけの制作時間が確保できるのか考えました。
※ちなみに私は自宅開業のデザイナーのため、日中はデザインの仕事をしつつレーザー加工機で材料をひたすら切り出しています。ので、以下は材料が揃った上での「組み立て〜完成」の時間です。
・半年間で制作に費やせる時間
私たち夫婦はそれぞれ本業の仕事があるため、
平日/夕食後3時間/3時間x2人x15日(月金休み)=90時間
休日/7時間/7時間x2人x8日=112時間
で、制作に費やせる時間は二人合わせて月に200時間。
その内、毎月の通販の再販作品制作に月120時間ほど必要なので、クリマの作品制作に割ける時間は月80時間。前回6月のクリマ後に準備を開始して、半年間で制作に費やせる時間は「480時間」と試算しました。
・クリマで制作できる総数
作品によって制作時間は異なりますが、だいたい30分〜1時間半ほど。平均して1点つくるのに1時間と見積もると、今回のクリマで制作できる作品の総数は480点、切り良く「500点」つくる目標を立てました。これは普段のクリマの制作数の2倍です!
・あくまで計画、きっと無理
半年間、一切時間を無駄にすることなく制作すれば、試算通り500点制作は可能です。しかし人間であってマシーンではない私たちに、計画通りいくはずがありません。
休日に予定が入ったり、仕事が忙しくなったり、たまにはお出かけしたくなったり、もう今日は疲れてつくりたくない!(これが一番よくある笑)となったり…。そして何より、体調を崩して寝込んでしまえば元も子もありません。計画は計画、きっと無理だときちんと自分に言い聞かせました。
・マンパワーに頼ろう!
となると、制作総数を少なく試算し直す必要がありますが、今回のクリマはメインビジュアル、頑張りたい!しかし最早ブランドが夫婦二人でやるレベルを超えているため、組み立てがシンプルな作品などは自分たち以外でも制作できるため、試算通りにいかない部分をマンパワーに頼ることにしました。幸い、制作面では身内・旧友に手伝いをお願いでき、思考面ではかつての教え子が力を貸してくれました。ありがとう…本当にありがとう!
人の手と頭を借りつつ、とにかくひたすら制作しました。文字通り魂を削って、血反吐を吐きながら制作する日々…。そして何とか半年間で当初の計画通り、500点つくり切りました!!手伝ってくれた人たちと、眠気と闘いながら付いてきてくれた奥さんに心から感謝します。
②イベントと通販を連動させた企画
しかしこれだけつくって果たして売れるのか、いつも悩みます。特に前回6月のクリマでは、緊急事態宣言が解除された中でも来場者数はいつもの半分。私たちminimumsもかなりの不良在庫を出しました。
SNSでクリマの告知をしても、県外からは行きづらいとの反応も多くいただきました。クリマには来て欲しい、でもクリマに来れない人にも何かできないかと考え、日頃愛用している通販サイトminneの力を借りて、イベントと連動した企画を考えました。
・レギュラー作品をクリマ限定の割引価格で販売(10-17%OFF)
・来場者にフォロワープレゼント企画
・イベント終了後の夜から通販でもクリマ出展作品の販売
あくまでクリマに来てくれた人にまずはメリットがあるようにし、その上でクリマに来れなかった人も、イベント終了後にもしも店頭在庫があれば通販で買えるというシステムにしました。明日の総括でまとめますが、結果的にこれが作り手にも買い手にもWIN-WINとなりました。
③一番目立つ場所で一番目立つブースづくり
今回は正面入り口入ってすぐの、メインビジュアル作家ブース。一番目立つ場所で、一番目立つブースづくりを目指しました。
今回のブースは4mx4mのサイズ。メインビジュアルになると壁面と照明はクリマが準備してくれるとのことで、お言葉に甘えて設置してもらいました。
これまでに使ってきた小屋ブースや棚を活用し、壁面にはブースのアクセントカラーであるターコイズとイエローをこれでもかと配色しました。
そして今回は広報の絶好の機会!とにかく足を止めてもらいたい!と考えていましたが、作品の種類と数が多いため、全て見るのに時間がかかってしまいます。会場内の他のブースも見るとなると、遠目で見て素通りするパターンも想定されました。
そこで入口に移動販売車の1/1サイズを設置し、そこに全作品を1点ずつ並べ、全作品を載せたパンフレットを置きました。これでブース内に入らなくてもminimumsの作品を一目で認識してもらえ、パンフレットを持ち帰ってもらえれば今後の繋がりができると考えました。
その他行列ができても誘導しやすくしたり、どの作品を見てもらいたいかなど気を配りながらブースの配置を半年かけて少しずつ計画しました。ブースデザインは作品を完成させてから取り掛かりがちですが、当日の雰囲気を想像しながら時間をかけて計画することをオススメします!
次回「イベント当日編、総括」は明日30日(木)に公開します。
たくさんつくった作品は果たして買ってもらえるのか!?そもそも時間内にブースを組み立てて、作品を並べられるのか!?等々、当日の出来事や全体の総括をしたいと思います。