初コロナ世代でホワイト企業新卒入社OLを辞め、アトリエ設計事務所へ転職した話

営業職を辞めてアトリエ設計事務所に入所し、もうすぐ2ヶ月が経ちます。

新しい環境に身を置いた感想を記録します。


2020年3月に工学部建築学科を卒業しました。

大学3年生の秋から就活が始まり、冬には周りの友達が少しずつ内定を貰い始めていました。
(建築系の採用は他の分野に比べて早めだとか耳にしたことがある。)

私も説明会やインターンへ何社か参加し、
地方への転勤がなく、残業も少なめ、そこそこ知名度のある、人が良さそうな会社で選び4年生の4月初旬に内定を貰いました。

その会社の人事の人には初めから良くしていただいていて、その人柄からも入社を決めました。

リフォームやリノベーションをしている会社で、施工した物件も見学させてもらったりしていて当時学生だった私には魅力的に感じていました。


4年生、卒業設計。
成果物としては自分の中では満足な出来で提出することができ、表現することの気持ち良さ仲間の支えの大切さを実感することができました。


あれ、、モヤモヤする。

設計したいかもしれない。
安定企業で形式的に働くことってできるのかな…。自分から提案することってできるのかな。

そんな気持ちを持ちつつ入社しました。



、、、しかし、社会はコロナ禍となり入社したばかりの会社の新人教育担当も混乱、週一以上の在宅勤務の司令がでます。
リモートでの研修を終え、支店へ配属されると

「営業さんは大変かもだけど頑張ってね」


事務の方に言われ、

営業さん、、、か。


リフォームと言えど提案できる範囲は想像以上に狭く、リノベーションの依頼もほぼない。
し、自分自身もお客さんにどう思われるかがどうしても気になってしまい営業トークもできない。商品知識もない。

二級建築士の勉強をしていても、

リフォームの営業は資格なくてもできるから大丈夫だから!


と、勇気づけてるつもりだったのかもしれないけど、やる気を削がれるようなことを言われたりもしました。


それにしてもテレビドラマで見るような営業ノルマがあったり、チラシのポスティングをしたり、想像していた仕事とのギャップは常に感じていました。


この会社に長くいられるような気もしないし、いつか辞めようと思いながら働いているんだったら仕事がと大きくなる前に辞めたほうがいいのでは、、、? 


設計事務所に行って修行しようかなぁ。
給料は減るし、残業は増えるけどそれは覚悟で。


そんな気持ちで学生時代のポートフォリオを1週間でまとめ、履歴書とともに提出。

個人設計事務所なので自分のやる気次第でフレキシブルに働けるかな。と覚悟を決めて飛び込み、1ヶ月のトライアルを経て晴れて採用となりました。

前会社→転職先

・残業ほぼなし(残業代は有)→残業毎日(そもそも定時がないため所長から年功序列で退社する)
・給料は2万ほど減
・通勤時間1時間→1時間半


それでも毎日仕事内容が勉強になって成長が実感できるし、2級建築士試験の勉強が活かせてると感じ、やりたかったことはこれだなぁと思いました。


ただ、1時間半の通勤時間がどうしようもなく苦痛で、家に帰ってもシャワーをあびて寝るだけ。他のスタッフよりもどれだけ早く起きてるんだろう…。(メイクは絶対にしたい。髪はセットに時間がかかるので前髪だけ巻く)


まとめると

1ヶ月トライアルして感じたことは

・仕事時間が有益なものになった
・平日のプライベートの時間がなくなった
・体力的にも金銭的にも長くは続けられないな
・(前職場の上下関係が緩かったのもあるが)アトリエ設計事務所は上下関係が厳しい




他にも感じることは色々ありますが、、、。


緩い環境にいた人がアトリエ設計事務所に転職することはあまりおすすめできません。
ギャップがすごいです。
特に女性の場合は、美容にかける時間もお金大事にしたいと思うのでそこをこだわるのは厳しくなるのかなと思います。

それでも憧れの仕事をできているっていうことを誇りに持って、向上心、勉強したい気持ちだけは持ち続けて、会社以外の周りの人に甘えられるところは甘えて。
来月には通勤時間が1時間短くなるところへ引っ越すので、合宿だと思って、節約生活楽しみつつ、もう少し頑張ってみようかと思います。

転職してアトリエを経験できたことは人生において意味のあるもので、この世界を知らなかったら確実に後悔していたと思います。
ポンコツな私でも採用してくれたことには意味があると信じて。

目標は短いかもしれないけれどとりあえず1年間。
盗めるものを盗んでそこからまた新しい進路を考えようかと思います。

体力的にも今しかできないことだと思うので。


1ヶ月後にら気持ちが変わるかもしれないしその都度、また投稿します。
読んでくれた方、ありがとうございました。

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