【デッキ紹介】鎧焔竜騎士
はじめまして、リトルたろうと申します。
新年度になりましたね。
そして年が明けてからもう4ヶ月という事実、信じられません…。
前回の記事からとても忙しくて、そのせいで新デッキすら作れていない僕ですが、まだ記事にしていないデッキ、【鎧焔竜騎士】というデッキがあるのでそちらを紹介させていただきます。
コンボ本体よりも、初動のルートが気に入っているので、それらの要素だけでも見ていってください!
●デッキ紹介
早速ですが、今回のデッキの主役はこちらです。
ストラクチャーデッキ-サイバー流の後継者- のパッケージモンスターの彼は《相手が発動した効果を受けない》という最強効果に加えて、攻撃力が5000もあるというイカれモンスターです。
(更には装備カードの数だけ攻撃できるという脳筋効果も)
ですが今の時代では攻撃力5000を戦闘で突破してくるモンスターはまぁまぁ簡単に出てきてしまう為、重い条件で出した割にはすぐやられてしまうことが多々…。
なので「戦闘耐性もあったら強そう」という考えでデッキを組み始めたのが最初です。
戦闘耐性、単刀直入に言うと『焔聖騎士-モージ』を使います。
『焔聖騎士-モージ』を装備しているモンスターは《戦闘耐性》が付与されます。
更に『焔聖騎士-モージ』を始め【焔聖騎士】のモンスターには、墓地からフィールドの【戦士族】に自らを装備する、という効果があります。
ですが『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』の種族は【ドラゴン族】なので【焔聖騎士】効果の対象には出来ません。
まぁ、でも『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』自身の効果で『焔聖騎士-モージ』を装備できるのであんまり関係ないんですが。
ですがせっかくなら、沢山の【焔聖騎士】を装備して連続攻撃もしたいなー、と思いそちらに舵を切りました。
となれば、『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』の種族を【戦士族】に変えなくちゃいけないので、『リプロドクス』を採用することにしました。
めーーーちゃくちゃにシンプルな組み合わせですね。
というのがやりたい流れになります。
ですがまだ『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』を出す方法や【焔聖騎士】を集める方法も決まっていません。
まずはそちらを決めていきましょう。
最初に、『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』の出し方は、色々な事情があり『クロック・リザード』で出すことに決めました。
『クロック・リザード』の効果を使うには、墓地に『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』とその融合素材×2を揃える必要があります。
(普通に場に揃えたり、テーマ内のギミックで出すよりもこちらの方が条件を満たすのが簡単だと考えた為の採用になります)
ですが『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』の融合素材は『サイバー・エンド・ドラゴン』と『鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン』とどちらも融合モンスターなので、かなりめんどくさいです。
なので、それらを墓地へ集めるカードとして『教導の大祇神官』を選びました。
ド定番なカードですが、このカードのおかげで『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』と融合素材を揃えることが出来ます。
ですが送れるのは2枚である為、あと1枚足りません。
更には、エクストラデッキからこれ以上のカードを送るのはとても大変です。
なので融合素材の片方は『融合呪印生物-光』で賄うことに決めました。
そして次に『教導の大神祇官』を出す方法ですが、『マジシャンズ・ソウルズ』+『神聖魔皇后セレーネ』にしました。
『マジシャンズ・ソウルズ』で『教導の大神祇官』を墓地へ送りながら場に出し、そのまま『マジシャンズ・ソウルズ』を素材に『神聖魔皇后セレーネ』を出すことで墓地へ送った『教導の大神祇官』を特殊召喚することが出来ます。
有名なやつなので同じ動きをしている方も沢山いそうですね。
エクストラを墓地へ送るならば【ドラグマ】のカードが沢山ある中で何故この動きを採用したのか、それは【焔聖騎士】と非常に相性がいいからです。
【焔聖騎士】は毎ターン、墓地にいるだけで装備カードとして場に置くことが出来るので、それらを『マジシャンズ・ソウルズ』のコストにすれば、かなり低燃費に2ドローを何度も行うことができます。
●初動
ここまで、グダグダとカードを出してきたのでそれらを使う初動を紹介します。
ということでまず、揃えたいカードを羅列していきましょう。
これらをまとめる為、相性の良いカードやテーマを探しました。
そして採用したこのデッキの軸となるテーマ、それは【イグナイト】になります。
【イグナイト】は【焔聖騎士】とかなり相性がいいですね。
【イグナイト】は最近、『竜剣士イグニスP』が登場した事でかなり強化されました。
そして【イグナイト】を使うことで、かなり安定した初動が実現したので、そちらを紹介させていただきます。
まずこの初動は、『焔聖騎士-オジエ』を召喚しながら『聖騎士の追想イゾルデ』を出すことだけが条件です。
色々なパターンがあるのですが、基本的には【イグナイト】×3、または『竜剣士イグニスP』+【イグナイト】×1が揃えば成功します。
(他にも『イグニッションP』+【イグナイト】×1など、様々あります)
今回は【イグナイト】×3の場合での初動を紹介します。
手札にいる【イグナイト】通常モンスターは何でも良いです。
2体をPゾーンにセットします。
そして効果を発動し、【イグナイト】を破壊して『竜剣士イグニスP』をサーチします。
次に手札の【イグナイト】をどちらもPゾーンにセット。
【イグナイト】の効果を発動し、2枚を破壊してデッキから『焔聖騎士-オジエ』をサーチします。
そして破壊された『竜剣士イグニスP』の効果により、デッキから【イグナイト】モンスターを特殊召喚します。
そして手札の『焔聖騎士-オジエ』を通常召喚。
そのまま効果によりデッキから、『焔聖騎士-モージ』を墓地へ送ります。
フィールドには2体の【戦士族】モンスターがいる為、2体を素材に『聖騎士の追想イゾルデ』をリンク召喚。
そのままリンク召喚時の効果で、デッキから【イグナイト】ペンデュラムモンスターをサーチします。
(後続として強い『竜剣士イグニスP』をサーチすることが多いです)
そのまま『聖騎士の追想イゾルデ』の②の効果を発動。
デッキから『御巫の水舞踏』を墓地へ送り、《レベル1》である『焔聖騎士-リナルド』を特殊召喚します。
そして『焔聖騎士-リナルド』の効果により墓地の『御巫の水舞踏』を回収。
そのまま『御巫の水舞踏』を『焔聖騎士-リナルド』に装備します。
『御巫の水舞踏』の効果により、デッキから『剣の御巫ハレ』を特殊召喚し、装備対象を『剣の御巫ハレ』に移します。そして『焔聖騎士-リナルド』が効果で手札に戻ってきます。
装備魔法が装備されたことで、『剣の御巫ハレ』の効果が発動。
デッキから『御巫の火叢舞』をサーチします。
そして手札から『焔聖騎士-リナルド』の効果を発動。
フィールドに【炎属性・戦士族】モンスターがいる為、手札からチューナー扱いで特殊召喚できます。
そして【レベル3】の『剣の御巫ハレ』と
【レベル1・チューナー】の『焔聖騎士-リナルド』で『虹光の宣告者』をシンクロ召喚します。
そして手札から『御巫の火叢舞』を発動し、墓地の『剣の御巫ハレ』を特殊召喚します。
そのまま『剣の御巫ハレ』と『虹光の宣告者』でリンク召喚。
『I:Pマスカレーナ』をリンク召喚します。
そして墓地へ送られた『虹光の宣告者』の効果により、デッキから【儀式モンスター】である『イリュージョン・オブ・カオス』をサーチします。
そしてそのまま『イリュージョン・オブ・カオス』の効果を発動。
デッキから『マジシャンズ・ソウルズ』をサーチします。
手札に加わった『マジシャンズ・ソウルズ』の効果を発動。
デッキから『教導の大神祇官』を墓地へ送り、自身を特殊召喚します。
そして最初に墓地へ送られた『焔聖騎士-オジエ』と『焔聖騎士-モージ』の効果をどちらも発動し、フィールドの『聖騎士の追想イゾルデ』に装備します。
そのまま『マジシャンズ・ソウルズ』の効果を発動し、装備カードになっている【焔聖騎士】をどちらも墓地へ送ってカードを2枚ドローします。
手札にある『竜剣士イグニスP』をPゾーンにセット。
そして、『マジシャンズ・ソウルズ』と『聖騎士の追想イゾルデ』を素材に『神聖魔皇后セレーネ』をリンク召喚します。
『神聖魔皇后セレーネ』の効果により、墓地・フィールドにある【魔法】の数だけ《魔力カウンター》が乗ります。
フィールドには『竜剣士イグニスP』、墓地には【御巫】の装備魔法2枚がある為、《魔力カウンター》が3つ乗りました。
そして『神聖魔皇后セレーネ』の効果で、ちょうど3つ乗っている《魔力カウンター》を取り除いて、墓地から『教導の大神祇官』を特殊召喚。
『教導の大神祇官』の効果を発動。
エクストラデッキから『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』と『サイバー・エンド・ドラゴン』を墓地へ送ります。
このままターンを終了し、相手のターン。
『I:Pマスカレーナ』の効果を発動。
自分フィールドのモンスター全てを素材にし、『ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ』をリンク召喚します。
墓地には、【シンクロモンスター】である『虹光の宣告者』と【融合モンスター】である『サイバー・エンド・ドラゴン』達がいるので、相手ターン中に2枚のカードをバウンスすることが可能になりました。
以上がこのデッキの初動になります。
長い長いルートを経て、
【焔聖騎士】を墓地へ送る、
『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』と『サイバー・エンド・ドラゴン』を墓地へ送る、を満たしながら、妨害できるカードを立てることに成功しました。
更には途中、『マジシャンズ・ソウルズ』の効果で2枚もドローしたので手札がとても潤っております。
さぁ、これで準備は整いました。
あとは『融合呪印生物-光』を墓地へ送ることと、『クロック・リザード』を出すこと。
そして『リプロドクス』を出すと言うことだけになります。
ですが、正直ここからはアドリブで揃えて行くことになります。
しかしここで【イグナイト】を採用した理由が光ります。
まず、『融合呪印生物-光』ですが、『シューティングライザードラゴン』の効果で墓地へ落とします。
《レベル7》の【シンクロモンスター】なので、このデッキでは【☆4+☆3】または【☆6+☆1】で出すことが多いです。
肝心のチューナーは、『竜剣士イグニスP』の効果で出す事が出来ます。
先程の展開で、『竜剣士イグニスP』は持ってきているので、初動の流れからチューナーを供給することは容易です。
非チューナーもエクストラデッキに大量に貯まっているはず。
そして次に『クロック・リザード』を出す方法です。
ここでも【イグナイト】を選択した理由があります。
『クロック・リザード』は素材に【サイバース族】が必要なので、一見このデッキにはない様に見えますが、【イグナイト】はほとんどが【通常モンスター】です。
『リンク・スパイダー』に変換すればほぼ全てが【サイバース族】に変換されます。
(これも初動にて、沢山の通常モンスターがエクストラデッキに溜まっているはず)
そしてもう片方の【サイバース族】、これには『リンクリボー』を使用します。
『焔聖騎士-リナルド』や『マジシャンズ・ソウルズ』を【サイバース族】に変換することが可能です。
『マジシャンズ・ソウルズ』をサーチするのに使う『イリュージョン・オブ・カオス』は初動にて手札にあるので、こちらもすでに揃っています。
…こう見ると、全て初動で揃っていますね。
運が良ければ、最初に出した『ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ』が生き残っているので、どちらかの【サイバース族】の供給に失敗していても『ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ』を素材に『クロック・リザード』を出すことが出来ます。
(もったいないですけどね…)
『リプロドクス』は【モンスター×2】という、この世で最も簡単な召喚条件なのでどこからでも出すことが可能です。
初動以降の動きは相手の行動なども絡んで来るのであえて固定化はせず、パーツだけ持っている、と言う状態にしました。
『マジシャンズ・ソウルズ』のドローがほぼ毎ターン行えるので、アドリブでも再現性がとても高いです。
●デッキレシピ
コンボ以外のサブプランの紹介…と言いたいところですが、初動でエクストラの9割近くを持っていかれるので自由枠は『焔聖騎士帝-シャルル』か『トロイメアユニコーン』、そして2枚目の『聖騎士の追想イゾルデ』のみです。
何故『焔聖騎士帝-シャルル』にしているかと言うと、単純に【焔聖騎士】で相性が良い、と言うのもありますが、このデッキでは数少ないエクストラの枠なので使いまわせた方が良いと考えました。
【炎属性・戦士族】であれば『焔聖騎士-モージ』で回収ができるので、少ないエクストラの枠も無限に使い回すことが出来ます。
更にはメインデッキ最強のモンスターである、『ゴッドフェニックス・ギア・フリード』もいるので、盤面の突破や終盤の詰めにも困ることはありません。
こちらも【炎属性・戦士族】なので『焔聖騎士-モージ』で繰り返し使うことが出来ます。
最後に謎のカード達、『ファントム・オブ・カオス』『ストーンヘンジ』『異次元からの埋葬』を解説します。
このカードは超薄いサブの要素です。
このカード達がいないとこのデッキでは、一度やられてしまった『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』を復活させることが出来ません。
どうやってやるかを紹介します。
まず、除外されたしまった融合素材は『異次元からの埋葬』で墓地へ戻します。
そして『ファントム・オブ・カオス』を召喚し、効果で墓地の『クロック・リザード』を除外して効果をコピー。
そして『クロック・リザード』の効果を得ている『ファントム・オブ・カオス』の効果を発動。
リリースして墓地の『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』をエクストラデッキに戻します。
そして先程戻した融合素材達を再び除外し、『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』を融合召喚。
残念ながら2周目だと『リプロドクス』は使えませんが、自身の効果で『焔聖騎士-モージ』は装備できるので、【効果を受けない・戦闘破壊されない】を実現することは可能です。
そしてもしもまた除去され、試合が続いた場合、理論上もう1周することが可能です。
2枚目の『異次元からの埋葬』を使い除外されている3枚を墓地へ戻し、『ストーンヘンジ』で墓地の『ファントム・オブ・カオス』を特殊召喚すれば、先程と同じ盤面ができるので、無事3周目達成です。
この動きだと、1周目には使えない『クロック・リザード』の除外された時の効果も使えるので少しお得感がありますね。
『ストーンヘンジ』は装備魔法なので『聖騎士の追想イゾルデ』からの『焔聖騎士-リナルド』で回収が可能。
そしてこのデッキでは『マジシャンズ・ソウルズ』も攻撃力が0なので、幅広く使っていくことが出来ます。
●終わりに
『鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン』を【焔聖騎士】の効果でムキムキにする《鎧焔竜騎士》と言うでした。
エクストラの枠がキツキツになってしまったのが気になりますが、それでも許せてしまうほど初動がしっかりしているのでとても気に入っています。
成功率は『マジシャンズ・ソウルズ』のドロー運次第ですが、2週目の動きも取り入れることが出来て良かったです。
それと僕は【イグナイト】が大好きで《9期》の頃にかなり使っていたのですが、リンクショックで弱くなってから久しくちゃんと使えていなかったので、デッキにできてとても嬉しいです。
【焔聖騎士】やら『ゴッドフェニックス・ギア・フリード』のストラクが出てから本当に強くなりましたね。