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ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』を配信で観た

この記事で、チケットを購入しようかどうしようか迷ったが結局やめた。と書いた。

だけど、千秋楽と大千秋楽が配信されると知って、やっぱりずっと気になっていたので、アーカイブで観たので、感想を書きたい。


あたしはジョジョを漫画もアニメも全く知らず、基礎知識が無いまま、大千秋楽の回を観た。

それを踏まえて、まず


とても話が分かりやすかった!!

なんとなく、ジョジョは複雑な話なのでは?!と勝手に思っていたけど、全然そんなことはなかった。


語り部役として老いたスピードワゴン(YOUNG DAIS)が昔話をしていく入りで、すんなりジョジョの世界へと誘い、語りの途中で老人からジョジョに出会った頃のスピードワゴンに若返る、舞台上で魅せる早替え(老人マスクを剥がす。マントを脱ぐ)とラップで一気にジョジョとデュオが出会う前の時代へ。

説明セリフは長く聞いていると、退屈になりがちだし、下手をすると舞台上と客席の温度差が生まれやすいので難しいのだが(元舞台役者の体感)、結構な長ゼリフをラップで歌い上げて、飽きさせない。という演出は、ナイスアイデア💡

ラップで語るが先なのか、DAISさんだからラップでいこう。が先なのかわからないけれど、ジョジョ知識ゼロのあたしにはありがたい演出。


ディオ(宮野真守)が馬車から足を振り上げてジャンプしながら降りるシーンは原作にもあるようで、再現出来るように試行錯誤したそう(マモ談)

一瞬のシーンだけど、高身長で手足が長いマモだからできたシーンなのではないかな。


ジョジョ(有澤樟太郎)の愛犬ダニーはパペットで登場してたけど、黒子は役者さんで操作の仕方をイチから教わっていたとのこと(マモ談)
全く違和感なく、カーテンコールの最後の最後までジョジョが大好きなダニーがそこに。


少年時代のジョジョは、まっすぐ過ぎておバカな感じが可愛かった。これは有澤樟太郎さんのキャラが醸し出してる?


エリナ(清水美依紗)はとてもキレイな歌声で聴き惚れてしまった。
少女時代のか弱い感じから、ジョジョと泣く泣く別れて再会した時は芯の通った、強い女性になっているのが、ちゃんと伝わった。


ディオの父、ダリオ(コング桑田)は今で言う毒親。DV男。最低な奴!!
なのに、自分が余命幾ばくもないとわかって、ディオをジョースター卿へ託す。

ディオのトラウマシーンとして度々現れて
「ディィィオ。ディィィオ。ディオ、ディオ、ディオ、ディオ、ディィィィィオ!!」
とタダでさえクセ強キャラなのに、輪をかけてクセ強な歌で(しかもコングさんの声量ハンパなくめっちゃ上手い)ディオを苦しめる。
しばらく、この歌頭から離れなかったよ。笑

このトラウマシーンは本当に怖いし、ディオの心を蝕んでいるというのが、よくわかった。

ジョジョの父、ジョースター卿(別所哲也)はダリオに騙されていると知りながらも、ディオを養子に迎え受け入れる、器の大きな人。
別所哲也さんとわかって観ているのに、別所さんじゃない!!
ハムの人は別人になっていました。笑

ミュージカルを観て、いつも思う。
「この役者さん、歌上手いんだぁ!!」
ミュージカルに出てる役者さんは歌が上手いのが大前提なのはわかっていても、毎回誰かで驚いてしまう。

今回は別所哲也さんでした!!

舞台装置のことやら、波紋法の表現の仕方やら、書きたくなることは沢山あるのですが、まとまらなそうなので、ダイジェスト動画を最後に貼って終わります💦


ジョジョファンはコアな方が多い印象なのですが、概ね観た方は「良かった」という感想が多い気がします。

舞台版の千と千尋の神隠しも海外公演されますし、日本生まれのミュージカルのジョジョも再演されて、海外公演されるようになったら、夢が広がりますね✨️







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