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フードバンクが中心になる世界

 フードバンク、という活動があるのは数年前のテレビ東京の経済番組で観て、知っておりました。最近はその時からかなり活動団体の数が増えているようです。

 コロナウィルスで、このフードバンクの活動が活況になっているようです。
 学校給食や、各種イベント用に準備されていた食べ物が行き所をなくし、フードバンクに集まる。
 家庭での食事の回数が増えるので、低所得者層で食材の需要が高まる。

 そのフードバンクの昨今の様子をテレビで見ながら、もしかすると、近未来、食料の供給に関しては、このフードバンクが中心になるのではないかな。そんな氣がしました。
 いま、あぶく銭を作ることで高所得者層にいるような人が、金融システムの激変で職を失い、とりあえず食べるに困る・・・。そこでフードバンクのお世話になる。
 しかし、本来は非常に優秀なハーバード卒のその落ちぶれたフードバンクの利用者が、フードバンクの重要性に氣付き、自らが本格的にその活動に参加し、どんどんと機能を拡充させていく。かつての金融仲間にも声をかけて、金融商品からフードにネタを変えて新たな活動を始める。

 途中、昔の癖でつい、このフードバンクを使っての暴利の獲得に走りそうになるが・・・彼らは自ら悟って、その道を断つ。

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