パンデミックが持つ、真の恐ろしさとは、こういう事である
パンデミックに隠されたあるイメージ
パンデミック。
ある感染症が、国内、あるいは世界的に、広範囲に広がることを意味する言葉です。今、コロナウィルスによる感染症が、このパンデミックになるのではないかと懸念しているわけですが。
この「パンデミック」が、なぜ恐ろしいか・・・。
パンデミックには、ある恐ろしいイメージが隠されています。
パンデミックの裏の意味
人間誰でも、貧しいひもじい生活をするのは嫌なもの。そのような状態になるのを恐れるものです。
パンデミックは、あるひもじさのイメージを内包していたのです。
『パン』で『ミック』・・・
『パンのミミ』、というイメージです。
パンの耳を食う
一昔前は、パン耳を食いながら頑張った・・・なんていう苦労話をよく聞きました。そういえば最近はあまり聞かなくなりましたね。
パンの耳は、例えばサンドイッチ屋さんでは大量に発生する産業廃棄物だったりしました。最近は2次利用のラインが整って来たのかな? ラスクとか。
しかし、かつては八百屋さんの野菜クズと同じ扱いだったわけです。
僕が子供の頃は、小学校の飼育係が提携のパン屋さんに動物の餌としてこのパンの耳をもらいにいったり、苦学生が腹を膨らませるためにこのパン耳をもらって食べて空腹をしのいだ・・・なんていう話がよくあったんです。
パン耳、は、ひもじさ、貧しさの象徴的なアイテムなのです。
パンデミック、には、パンの耳だけでなく、「ミック」の音の中に、「ミミ」と「食う」をイメージさせる音があります。
「ミック」=「ミミくう」です。
だから、「パンデミック」は、「パン耳食う」と同義になるのです。
恐ろしい。
感染症拡大爆発だけでも恐ろしいのに、こんな空腹・貧困をイメージさせる音を隠していたんですねえ。
この音が、僕らの潜在的なところに訴えかけるわけなんです。
写真は、まさにパン耳をかじったところです。ま、これは、パン耳と言っても、食パンの中の白身が付いた状態のパン耳なのですが・・・。
で、この状態で、パン耳の角をかじると、こんなマンタなイメージになります。
あの、海をひらひらと泳ぐマンタです。
ちなみに、私は、食パンの耳のこの角っこのアールがなんとも言えず、好きです。
さらに蛇足ですが、我が家では瞬間的に今、4枚切りが流行っています。
一方で、コミカルなイメージ
パンデミックが、こうした、飢餓・貧困のイメージを内在しながら、一方で、パンの持つ柔らかいイメージが、その恐ろしさをある程度緩和しているという、作用と反作用のようなパワーバランスも働いているのが、この単語の奥深いところです。
日本では、パンといえば、アンパンマンというキャラクターが有名。
アンパンマンであるとか、食パンマンであるとか、バイキンマンであるとか、はひふへほー! であるとか。やなせたかし先生のお描きになった原作の絵本はなかなかシュールな世界観を持っていましたが、今、日テレでビシバシ発信されるアニメ・アンパンマンの世界は、楽しく、にぎやかで、温かいイメージですね。
パンデミックという恐ろしい現象なのに、はひふへほー! のイメージも浮かんでしまうので、この二律背反から、最終的には何とも言えぬコメディッシュな印象を残す単語に仕上がっておりますが。。。
コロナの感染被害ができるだけ小さく終結する事を祈っております。
妻の希望で、我が家ではロイヤルブレッドを食しております。