コンサル&IT何でも屋 CACF 石橋健太さん
プロフィール
1980年生まれ。福岡県福岡市出身
25歳前後で鹿児島の雑誌社の編集長となり6名のチームで数億円の売り上げを達成。
その後福岡へ戻り、自身のサッカー経験から福岡県で屈指の規模のサッカーチームの設立、運営に携わる。
その後大手外資スポーツメーカーへ入社。退職前には西日本の担当者をマネージメント。その後、意を決して独立し、個人事業主に。大手外資の経験から個人のスタートアップから大手まで担うコンサルティングとしてConsulting &Creative Fukuoka(CACF)をスタート。
編集長時代の経験から、紙媒体からWEBまでほぼ全ての制作を網羅するクリエイティブの分野も活かした提案が魅力。
コンサルとクリエイティブ、2つの部門でクライアントの事業を成功させられる様に日々邁進中。
主な仕事内容
コンサル(マーケティングや分析を絡めた売上UPの貢献やマネジメント)・各種印刷物デザイン・WEBデザイン・お悩み事相談
こんなものおまかせください!
自社の商品の売り上げをもっとあげたい方に向けたコンサル・動画制作・WEBサイト・バナー作り・パッケージデザイン・看板・ポスター・パンフレット・フライヤー・名刺・ロゴ制作など。
実績一覧
WEBサイト一覧
仕事内容をズバリ一言!!
(高橋)インタビューのご依頼をいただき誠にありがとうございます。石橋さんのお仕事 Consulting &Creative Fukuoka(CACF) について今日はじっくりとお話聞かせてください。
(石橋さん)はい。こちらこそよろしくお願い致します!僕の仕事を一言で例えるとするならば・・・ITを中心としたなんでも屋さん!!!! です。
(高橋)なんでも屋さん!!!伝達屋みたいでなんか親近感湧いてしまいますね。^^よろしくお願い致します。
仕事はIT系でもアウトドア大好き!スポーツが大好きです。
(高橋)石橋さんの趣味や好きなことを教えてください。
(石橋さん)僕自身、学生の頃にサッカーをやっていました。趣味でバンド活動も行なっていて。実はインディーズでCDとかも出しているんです。キャンプなどのアウトドアも大好き。釣りにもよく行きます。
自身がサッカーをしていたので、子どもたちへサッカーの指導ができればと思い、26歳の時には少年サッカークラブチームを設立しています。
(高橋)石橋さんアウトドアお好きなんですね!??バンド活動にCDまで!いきなり、ITのお話に突入かなと思いきや、ちょっと驚きです。(笑)そして、サッカーチームの指導経験などもお持ちなのですね。ぜひサッカーのお話、詳しく聞かせてください!!
子どもたちへのサッカーを指導・・。その経験がもたらしてくれたもの。
(高橋)私自身、未就学児の子育てにてんやわんやの日々なのですが子どもたちに何かを教えるってすごく難しいことですよね?(日々実感中)
(石橋さん)難しいですよ!子どもにものを教えることはすごく難しい。
同時に大人の考えを変えるということもすごく難しいですが。(笑)子どもたちにサッカーを教えている時は、自分よりも年上の先輩と3人で連携をとって指導にあたっていました。もっと子どもたちのスキルが向上するためにはどうしたらいいかなとその都度考えながら3人で高め合っていたなぁと思います。
(高橋)先輩方と3人で子どもたちの指導にあたられていたのですね。1人よりもずっと心強いですね。サッカーの指導を通してどんなことを感じられましたか?
(石橋さん)はい。このサッカーチーム指導の時にも今のビジネスに繋がってくるような視点だったりとか、考え方を見直すような発見がたくさんありました。大きな気づきでいうと、僕が見てきた限りでは、何らかの大会に向かって子供たちを成長させようとする目的の元、講師陣がサッカー指導にあたっているチームがほとんどなのですが、実はこれって間違いなんじゃないかなぁと。僕が指導していたスクールではお金を頂いている以上、子供達に1回の練習で必ず上手くなって帰ってもらえないとだめだよね。って気づいた点は大きいですね。そのためには高い指導スキルとなおかつ安全に子供たちを指導できる環境、それを提供していきたいよねって。そういう考え方の元、1回1回の指導にあたっていました。後にこの少年サッカーチームは福岡で非常に有名なチームへと成長を遂げてくれて、嬉しかったですね。
(高橋)・・・確かに!このようなお話を伺ってみると、指導にあたる先生方の考え方ってすごく大事ですね。練習メニューにも違いが顕著に現れてきそうです!
(石橋さん)そう思います。僕の場合は先ほどお話した「高い指導スキル」と「安全に子どもたちを指導できる環境」これをどんな風に提供していこうか、子どもたちのスキルが伸び悩んでいるのであればどういう風に解決策を提示していったら良いだろうか・・。をひたすら考えていました。その考える癖は、現在のコンサルの仕事をする上でも、その後入社することとなる大手外資系の仕事の中でも活きてきたと実感しています。
(高橋)例えば・・のお話なのですが、どうしてもサッカーのスキルの向上が難しい・・そんなお子さんが、サッカー以外の他のスポーツに目を向けてみたい!と相談してくるようなことがあったとしたら、そのときはどのように指導されますか?
(石橋さん)質問ありがとうございます。例えば、サッカーやっている子がバスケを習いに行ってもいいですか?と尋ねてきたとしたら、僕は迷わず「うん。やってみたら?」と迷わず背中を押しします。
(高橋)それはどうしてですか?
(石橋さん)サッカーで見つけきれなかったこと(自分の弱点)をバスケを通して見つけることができるかもしれないからです。
(高橋)へぇ〜!なるほど!
(石橋さん)サッカーとバスケという事例で今はお話していますが、
サッカーと比較してバスケの方が1対1の回数が多いので、もしサッカーで1対1に躓きがある場合、バスケから駆け引きや体の動かし方のヒントを得られる事もあるかもしれないからです。1つのことを極めよう極めよう、突き進もうとするだけではなく他のものを取り入れるってことに悪いことはないと僕は思っています。
(高橋)なるほど!!!
「両極端」はあまりおすすめしていません。
(石橋さん)他のものを取り入れるってことは悪いことではないと思う。と先ほどお話をしたばかりなのですが、少しコンサルの観点からお話をさせてください。コンサルのご相談をいただく方の中にはとにかく「数字」から入るかたも多いのですが、僕は「数字」だけが大切なわけじゃないよと伝えたいです。
(高橋)とにかく売り上げをあげたいだけではよろしくないのですね・・。確かによろしくないですよね、、。(納得)
(石橋さん)「片方論争」は避けた方がいい。と以前、SNSに僕の考えを載せたことがあります。国内に目を向けるか、国外に目を向けるのか。アナログなのか、デジタルなのか。実店舗なのか、ECなのか。という風にどちらかに偏るのではなくて、両方を大切にしてほしい。ということです。
お客様の都合上、どうしても片方しか選べない時は仕方がないけれど、両方できるなら(予算があるのであれば)両方チャレンジしてみませんか。と提案しています。
(高橋)なるほど!確かに予算の都合上、こちらしか試せないってお客様からの申し出もありそうですよね。
(石橋さん)はい。そんな時でもAかBか・・。どちらが即効性があるのかテストしてみませんか?ってアドバイスを送っています。「もうこれしか方法はないかも」と思ってご相談を受けるケースもあるのですが、ベストがAだけ、Bだけ(片方だけ)とは限らないと思うので。
(高橋)なるほど!!!視野が広がりますね!
「方法」よりも「考え方」を重視!
(高橋)石橋さんの中でコンサルの相談を受ける上で大事にしていることがあったら教えてください。
(石橋さん)はい。これまでに様々な業種の方のコンサルを行なってきましたが、一般的に新しいことを取り入れる、何かを学ぶということになるとその考え方よりも「方法」を学ぶ傾向が多く見られる方が多い気がします。ですが、僕自身は「考え方」を教える方がよくないかなぁと感じていて・・。
(高橋)うーん。なるほど!やり方というのは例えば、目標を達成するためという目的を果たすために用いられる手段のことですよね?
(石橋さん)そうですね。前提としてこれまで関わっていただけた方々のおかげで気付けた部分というのが大きいのですが、これまで僕自身も新たに何かを取り入れたい、学びたいと思った時にその具体的な「方法」を示してくださる方というのがいらっしゃいました。ただその時に、本当に正直な感想なのですが、なんだか物足りないなぁ・・。って思ってしまうことが多かったんですよ。そうは言っても、こっちの考え方の方がよくない??って。(笑)
(高橋)石橋さんが大事に考えていらっしゃるのは「やり方」よりも「考え方」なのですね。確かに、考え方がしっかりしているとそこにブレは無くなりそうというか何にでも対処できそうな気がします。
(石橋さん)実際にこのあと大手外資系の会社に勤めていた時の話が出てきますので、その時にまとめてお話させていただきますね。
(高橋)はい!お願いします。
PCスキルを徹底的に叩き込んだ編集長時代
(高橋)興味深い石橋さんのコンサルのお話に耳を傾けているところですが、そもそもデザインやWEBの知識はどこで学ばれたのですか?
(石橋さん)実は、地元の福岡を離れて20〜25歳くらいの間に鹿児島の雑誌社で仕事をしていまして。そのときに徹底的にWEB、PC、デザインにまつわる勉強をしました。
(高橋)すごい!雑誌社にもお勤めだったのですね。
(石橋さん)まだ20代半ばだったにもかかわらず、「編集長」を任されることになりまして。気合が入りましたよ!イラストレーターやフォトショップなど。動画だったらプレミアプロとかアドビのアプリケーションを使って作業していました。大得意とまではいきませんがワードやエクセル、パワーポイントの使い方もここで学んでいます。
(高橋)イラストレーター、フォトショップ・・。耳にしたことはありますが、私には使いこなせないです。(涙)何名くらいで作業をされていたのですか?
(石橋さん)6人くらいのチームで作業していました。プロフィール欄にも記載していますが、6人で数億円規模の売り上げを達成することができまして、これを一区切りに退職しようかなと。そしたらタイミングよく福岡でサッカーチームを設立しないか?というお話をいただきまして。
(高橋)そうして、福岡に戻られてサッカーチーム設立に携わることになったのですね。
(石橋さん)はい。そしていざサッカーチームの設立をするぞってなったタイミングで、今度は大手外資系の会社からお声がかかって!
(高橋)そのままそちらの会社に入社という流れだったのですね。すごい!色々とトントン拍子に話が進んでいったのですね。
大手外資系の会社ではどのようなお仕事を?
(石橋さん)入社したのは、海外に本社があるスポーツブランドを取り扱っている会社でした。大きな会社なので、会社の中がいろんなスポーツのカテゴリで区切られていました。サッカーの部署、バスケの部署、陸上の部署という感じです。
(高橋)わー。なんか部署移動とかあったらとっても大変そうなイメージですね・・。
(石橋さん)そうですね(笑)僕はそのカテゴリーマーケティングといわれる部署配属ではなくスポーツ大型量販店を担当する部署でした。
(高橋)大型量販店と聞くとすごく市場が大きそうですね。
(石橋さん)大きかったですよ!!!売上の規模がすごかったです。結局、13年近くこの会社に勤務することとなるのですが、部署はほとんど変わりませんでした。従事していた期間の大半は役職について全体のマネジメントを任せていただきました。最終的には西日本エリアまで管轄が広がりました。
実際に店舗を直接訪問するようなお仕事ですか?
(石橋さん)これも人によって仕事を進める方法は異なるのですが・・。僕の場合は、店舗に赴くスタイルが主流でした。自社商品の説明をしに伺ったり、時にはスタッフさんへ商品知識を伝える勉強会を行ったりしました。
(高橋)人によって仕事の進め方、やり方が違うってすごいですね!石橋さんはどうしてその仕事スタイルになったのですか?
(石橋さん)入社の際、僕を担当してくれた上司の影響が大きいですね。その方は、コンサルティング目線がとても強い方で。お店の店長さんと話をしてお店全体の売上がどうやったら上がるか?っていうのを考えて、直接お店ヘ提案していくというスタイルをとる方だったので。
(高橋)すごい・・。その時からもうすでにコンサルとのお付き合いが始まっていたのですね!!
大手外資系入社直後って実際どうでしたか?
(高橋)これまでに経験したことのない業種にいきなり飛び込むって結構な覚悟が必要になりますよね?例えば、まずは自社で取り扱っているスポーツ商品をたくさん覚えなければいけないとか。ぶっちゃけ、1年目2年目ってどんな感じでしたか?
(石橋さん)確かに。商品知識の話でいうと覚えることはたくさんありました。これも例ですが、サッカーでいうとシューズだけでも1年間の4分の1、つまり3ヶ月に1回で10以上の商品を取り扱っているんですよ。
(高橋)えっ!そんなにたくさん!??
(石橋さん)大人と子ども、練習用や本番の試合で使う用。また機能面で4種類とか別れたりしていて。正直、覚えるのは大変でした、、、。入社直後の1、2年を振り返ってみると、何でも自分で勉強しようというスタイルで仕事に取り組んでいましたが・・かなりやんちゃでしたね。(笑)とにかく商品が売れればいいんでしょって売り方ばっかりを考えてた。なんでそうなるのか??まで思考が行き着いていなかったと思います。
(高橋)後に、役職について後輩にもご指導されるような立場となった石橋さんですが、紆余曲折を経てやっと自分流の仕事スタイルを確立されていったという感じですかね。
(石橋さん)はい。最初の頃はお店を訪問して叱られた経験もたくさんありました。「そんなこと言うけどね、石橋さん、実際は違うんじゃないの?」って。そういうお言葉をいただきながら、だったらもっとこうしてみよう。自分なりに勉強してみよう!と自分を奮い立たせていましたね。だから自身の経験から後輩にも伝えたいことが生まれたと思っています。
コンサルの原点。そして僕自身が大切に考えていること。
(石橋さん)大手外資系の会社で勤務した14年間は、店舗の売り上げをどうやってあげるか・・を必死に考えてきました。この時に大切なのが、お店の売上を上げながら自社商品のシェアをあげる!!!という考え方。よく、自社商品が売れるためには競合会社の商品を売れなくしたら良い。なんて考え方をする方がいるのですがこの考え方はナンセンス。競合さんの商品が売れても良い。でもうちの商品がもっと売れたらお店の売上ってバンって上がるよね!って考え方が大事なんですよ。この考え方は、いわば僕のコンサルの原点と言ってもいいくらい。それくらい今の自分に影響を及ぼしてくれていると思います。
(高橋)仕事に打ち込む中でお客様に対して・・そして自分自身にどのような気持ちが芽生えてきましたか?
(石橋さん)僕の場合、お客様がいて自分の仕事が成り立っている。という考え方はもちろんのこと、会社の中で関わっている人もたくさんいるじゃないですか??例えば、商品を開発する人というのがいたとしたらその人は誰にどんな風に商品を使ってほしいかを考えて商品を作り出していくわけですよね。その人たちの気持ちがあって、そうして商品が出来上がるわけです。その思いをきちんとお店側に伝えなければ!という責任感というか使命感というのは強かったですね。特に、商品はアスリートのためにあって、アスリートの能力を伸ばすためにあるって考え方が強い会社でしたから!会社の商品を置いていただけるお店にもぜひ同じような理解度で販売してほしいと思いましたね。
(高橋)熱量がすごく伝わります!!
(石橋さん)ただモノを売るってことをして欲しくなかったからですね。
店員さんにそんな熱量で話をすると、「じゃあ石橋さん販売員に直接商品の説明してもらえる?」って勉強会のご依頼を頂いたりして。店舗で販売する方にこの熱量を伝えられることが僕はすごく楽しかったです!!
コンシューマージャーニー(顧客の旅)
(石橋さん)実際の僕の体験からお話をさせていただきますと、スポーツ専門店にご来店されるお客様のほとんどはあまり商品のことを詳しく理解しておられる方っていうのは少なくて・・。多いのはデザインでものを選んだりしがちな方ですね。
(高橋)あ、わかります!!私も自分の好きなカラーとかキャラクターで商品を選んでしまいがちで・・。機能性とかは二の次で考えちゃって・・。
(石橋さん)ですよね。そこでもし、高橋さんが店員さんから詳しく話を聞いてその中で自分で商品を選んで購入する。という体験ができたとします。
(高橋)はい。
(石橋さん)高橋さんは普段と違う買い方をしていて、ここで1つ特別な体験が生まれているんですね。それをコンシューマージャーニー(顧客の旅)といいます。
(高橋)専門用語きましたね!!(キラキラキラ)
(石橋さん)実際にこの商品を使ってみて、それでいい結果を残すことができた時に、高橋さんの中でまたお店であの定員さんから買いたいと思うようになるということなんです。
あの人のところで、あの店で買ったから成果がでたんだ!!!って。実際に細かく分析をするとそんな体験から成り立っているという話です。
(高橋)コンシューマージャーニー!!とっても大事ですね!
仕事のやりがい。
(高橋)仕事をする中で大変だったこともたくさんあるかと思うのですが?
(石橋さん)それがそんなに大変だったとかきつかった・・しんどかったって感じはないんですよね。先ほどお話したように顧客の体験、それを伝える熱量を大切に仕事に取り組んでいて嫌だなぁって感じることはそんなになかったです。ですが、やっぱりこちらがお伝えしても変わらず「僕はB社の商品しか購入しないから」って方もいらっしゃいました。ブランド選びってなるとですね・・。それはもう仕方がないことです。
(高橋)わかります。私も最近の車選びがまさしくそれでした!!
(石橋さん)ですが、あれだけB社の商品しか購入しないから!と言っていたお客様が10年越しくらいに「買うよ」って言っていただけたりした時は本当に嬉しいんですよ。
(高橋)うわ!それは喜びが大きいですよね!!伝え続けてきてよかった。という大きなやりがいになりますね。
後輩に伝えたかったこと。
(石橋さん)これまでお話してきたような大手外資系の仕事を通して僕が後輩に伝えたかったこと。それは、自社を代表して、お店に赴くということの大切さです。
商品を覚えたか覚えていないかというところにフォーカスするのではなくて、そこはもう人それぞれだから。気にしないように伝えました。お店に対する感謝の気持ちを大切に。とそちらの方を重点的に伝えてきました。
大事なお店のスペースをお借りして商品を置かせていただいているということ。そしてそこで商品を販売するスタッフさんも大事。その気持ちを忘れないように、礼儀だったり姿勢を持ってお店に行ってねと。そういう気持ちが伝われば、お店の方も多少のことがあっても許してくれるから!と。とにかく誠意が大事なんだよって。
(高橋)こんな先輩に出会いたいですね!!(じーん)
そして独立。
(石橋さん)まだ完璧とまではいきませんが能力や気持ちの面で落ち着いてきたかな?と14年目で会社を退職し、独立しました。正直、15年目まで待ってもよかったんですけど。オリンピックが始まったらな何か逃げられなくなりそうだったから。(笑)新しい世界に飛び込みたいなという気持ちも強くて、人をハッピーにできる喜んでいただけるような仕事をしたい。
アスリートの幸せとか購入者の幸せをもっと考えられるようなそんな仕事がしたいと前向きな気持ちでConsulting &Creative Fukuoka(CACF) をスタートしました。
コンサルは顧客に合わせてカスタマイズ。
(高橋)ITの何でも屋さんということで、WEBサイト作りやデザイン業と並行してコンサルも行われているということですが、実際にどのような問い合わせをいただくのですか?
(石橋さん)完全にお客様によって求めておられること、困っておられることは異なっていますが、「売り上げを伸ばすためにどうしたらいいでしょうか?」の相談。後は、問題点がわからなくて見つけて欲しい方もいるし、問題点は分かっていてこうしたいと解決策まで見出せているけれどそこからどう行動したら・・という相談だったりと本当に様々です。
ビジネスを継続したいのだけど気持ち的な面で・・と不安を抱いておられる方もいらっしゃったりして。そこはもうカスタマイズした解決策を個々に提示していますね。
(高橋)個々に応じて・・ってすごく経験値がないとむずかしそうなイメージですが・・。例えば、事業がうまくいかなくてもうどうしたら・・というご相談を受けたとしたらどうお話されるのですか?
(石橋さん)内容によりますが、僕がそういう場面に出くわした際は、「あなたのお客さんはどうするんですか?」「あなたについてきているお客さんたちの一人一人の顔を思い出して本当に辞められますか?」とお客さんに対する思いをしっかり再確認して頂いて、事業の継続を促すようにしています。その後に具体的な問題点に対する解決策の提案を行います。
(高橋)どうしてそのようなアドバイスを?人情的な感覚ですか?
(石橋さん)人情的・・というよりもですね。最初に強い気持ちがないと事業って立ち上げられないと思うんですよ。他の人にはできないことをと思って奮起して立ち上げたはず。だったらちょっときついくらいで簡単にやめるとは言えないのでは?と僕は思うんです。
人は誰しも弱いところがあるからわかる部分もあるけれど・・。とにかく後悔だけはしないようにしてほしいですし、やれるだけのことは全力でやってほしいと思うからです。もうそう考えたら一生懸命言うしかない!
(高橋)確かに。簡単な気持ちでビジネス始めてみるか!って方はいらっしゃらないですよね。きっと並並ならぬ気合いがあって覚悟があって事業を立ち上げたはずですから。やめてしまって本当に後悔しないのか?を問うことって大事ですね。同じくらいにマインドも・・大事ですね!
(石橋さん)はい。マインド大事です!押し付ける気持ちはないのですが、気持ちの部分は大きいですから。やれるところまでやってみよう、チャレンジしてみようっていう気持ちになってもらえたらと思っています。また、どうしてもできていない部分をよりよく改善していこうと考えがちなお客様もいらっしゃいますが良い部分にもしっかり目を向けて、もっとこうしてみると伸びると思いますよ!と前向きな視点でのアドバイスも行なっています。
自分の強みはスピード力
(高橋)制作に関するお話もお伺いしていきたいのですが、お客様によっては納期までのスピードを重視される方もいらっしゃいますよね?
(石橋さん)はい。もちろんです。僕、実は制作のスピードには自信があって。メールとかもたまると嫌なタイプです。基本的に見たら即返信を心がけています。クオリティーも下げることなく、全力で取り組みたいんです。ちょっと悩んだりどうしようかなと考え込むことはあっても基本はスピード重視。スピード力には自信があります!
(高橋)素晴らしいです!!納品までスピーディに仕上げてくれる方はいないだろうか?って探している知人がいたらその時には迷わず石橋さんをご紹介します!
色んなご依頼、ご相談をいただいています。
(高橋)石橋さんの制作実績を事前にお調べしていたのですが、すごく面白いものがあって!
(石橋さん)何ですか?(笑)
(高橋)マタニティーフォトを撮り損ねた妊婦さんから合成写真でなんとかお腹が膨らんでいるように見せてくれませんかというご依頼がありましたとか。あと、ご依頼いただけたけれどお断りさせていただいた案件というので、社員証に記載されている移住地の書き換え、TOEICの点数を書き換えて欲しい。とか!本当にいろんなご相談をいただいているのですね。
(石橋さん)はい。マタニティーフォトの撮り損ねのお客様はまだほっこりするエピソードですけれど(笑)社員証やTOEICの点数の書き換えに関しては犯罪ですからね!!犯罪に加担するわけにはいきませんとお断りさせていただきました。
(高橋)そうですよね。確かに犯罪行為・・。あとすごいなって思ったのが世界で活躍するサッカー選手からコンサルのご依頼をいただいたこともあるのですね。
(石橋さん)そうなんですよ!最初はWEBサイト制作のご依頼からだったのですが、話を聞いてみるとサッカーだけではなくてビジネスの方もやりたいということだったので。
(高橋)サッカーのクラブチーム設立の関係とかでご縁があったのですか?
(石橋さん)いいえ、クラブチームとは関係がなくて。共通の知人を通じて繋がることができました。
(高橋)すごいですね!!
今後の展望
(高橋)2021年7月のこのインタビュー時点でもコロナウイルスの蔓延がすごくて・・。自宅で作業ができるようなWEB制作のお仕事もだんだんと忙しくなってきたのではないですか?
(石橋さん)どちらかというとコロナによって、家にいる人が増えたからですね。素人のデザイナーや画像・動画制作者がどんどん市場に出てきてしまいして・・。単価がすごく下がってきています。名刺作りとかも今やシェアのとりあいがすごいですよ。
(高橋)わっ。そうなんですか!でも確かに私の周りでも多いですね・・。
(石橋さん)そうなってくるとちょっと遅いくらいなんですが、WEBアプリの開発くらいまではできた方がいいだろうなって思って。
(高橋)なるほど!!
(石橋さん)僕が事業を始めたときはそれこそデザインだけだったんです。もともとWEBって2つに分かれていて、1つ目がデザイン。デザインというのは見た目を作ることです。これにhtmlとcssという謎の呪文が出てきてそれをアップロードするとHPができる。その呪文を描くのがコーディングという作業でWEBの2つ目。そのコーディング作業をする人をコーダーさんと呼びます。
(高橋)まるでWEBのミニ講座みたいですね!教えていただいてありがとうございます。
(石橋さん)いえいえ。デザインできる方がたくさん市場に集まってきたこともあって、では僕はデザインもやりながらコーディングもやろうか!そうすれば、WEBサイト作りは1人で完結でするし、そういってWEBアプリまで完成させることができたらより関わる仕事が増えてたくさんの人たちを喜ばせることが出来たり、IT企業のコンサルに関わったりする機会も増えていくのではないかなぁと。
(高橋)流石ですね。。すごく戦略的に考えていらっしゃるんですね。何もかもお1人で一貫してやれていることがすごいです。
(石橋さん)まずは1人でなんでもやってみたいという気持ちが強いです。後、3年くらいしたらお弟子さん、兼社員みたいな人と組んで仕事をやりたいって構想もあって。サーバー側の開発や運用ができるエンジニアさんと組んでやれば本当に自社で何でもできるようになるかなと!プログラミングがもっとできるようになったらと日々勉強中です。
(高橋)もっと仕事をする上で自分のできる幅を広げていきたいと奮起されているんですね。
編集後記
石橋さん、この度は伝達屋のインタビューをご依頼いただきまして誠にありがとうございました。石橋さんのお話を最初から最後まで聞きながら私が強く感じたことは、人が一生の中で経験したことの中で無駄なことなんて1つもないんだなぁということです。そしてそれらの経験によって積み上げたものを、他者との関わりの中で思う存分発揮していく、発揮していけるその環境に飛び込めるということは本当に素晴らしいことだとも思いました。サッカーのクラブチーム設立の話からは子どもたちへ「方法」よりも「考え方」を教えることの大切さを知りました。大手外資系勤務の経験からは、本当に人間味溢れる石橋さんの優しさや温かさがお客様への信頼に繋がっていることを実感しました。現在行われているコンサルや制作のお話を通してもお客様のベストに常に寄り添っていきたいという熱い姿勢が伝わってきて、心から応援したいと思いました。このような取材の機会をいただけて本当にありがとうございました。これからのますますのご活躍と事業のご発展をお祈りしております。
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Consulting&Creative Fukuoka 石橋健太さん
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