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台湾 金門島へ行く 2023年3月
台湾各地に点在する老街(ラオジエ)。台湾に行く時は必ず一つは訪れる。
「今まで行ったことのない老街はないか?」
(できたらローカル感のより濃い場所を。。!)
知人にかなりそそられる候補地「金門島」を教えてもらった。
しかし金門島、知識ほぼゼロ。
色々考えると尻込みしそうなのでとりあえずエアチケットを購入し、自分を囲い込むことに。
エアチケットを買う
台北から金門島へ行く手段は飛行機のみ。
安かったので華信航空(マンダリン航空)で購入することに。
日程は一泊二日。
促銷優惠(プロモーション)チケットを手配。
2023/3/10 台北松山10:35 ー 金門11:55 2,188元
2023/3/11 金門16:40 ー 台北松山17:50 1,893元
合計 4,081元
購入時のレートで18,763円
(エアチケット購入1ヶ月後、帰りの便が変更になり2時間後の18:40の便になった。)
※金門島は春に霧が出やすく、その影響で欠航することもあるとのこと。
時間に余裕がない旅程の場合は台風の時期と霧の時期は避けたほうがいいかも。
フライト時間は1時間ほど。小さなパックの飲み物が配られた。中身は麦茶。日本のより香ばしくておいしかった。
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松山空港はこじんまり 街中からすぐアクセスできるのがとても便利
金門島での服装
3月でも日中は半袖で問題なかった。
天気が良かったので場所によっては日差しが強く、暑いと感じた。
朝晩は少しだけ肌寒く、スプリングコートのような上着を着用。
寒がりじゃなければ長袖の羽織があれば大丈夫そう。
金門島は昼夜の気温差が激しいと聞いていたけど、3月だったからかそれほどでもなかった。
日本でいうと5月ぐらいの気候の感じ。
金門島の宿
Booking.comで予約。
ごく普通のホテルや古い住居、ドミトリーの安宿など選択肢は結構ある。
古い住居郡に泊まることも考えたけど、コンビニとかお店が近くにあることと、夜出歩くことを考えると市街地がよさそうなので金城車站(バスセンター)のすぐ近くにある「心琴民宿」に宿泊した。
この宿は前金なしで予約できた。
宿によっては予約後に前金の連絡がくる場合もあり。
心琴民宿(Xinqin B&B - City Area)
金城車站から歩いて数分。
1,530元(約6,860円)※現地で現金にて決済(多分カードつかえない)
チェックインが15時〜18時の3時間のみ。
これが結構ハードル高い。
金門島に昼に到着、金城車站に移動し、そこから観光地巡りバスツアーに参加し、17時頃に宿に到着。
入り口っぽい戸を開けようとしたら鍵がかかってる。おお、、
インターホンを押すとお掃除中の若いお姉さんが出てきてくれたけど、私にどう対応していいかわからない感じですごく慌てている。
老板に電話をかけてもらい、15分ぐらいすると老板らしき女性が現れて無事チェックインできた。
事前に何時に到着するかの打ち合わせが必要だったんだと思う。
なにもしてなかったので焦った。
私がチェックインしたとき、お釣りがないと言っていたので、細かいお金があったほうがいいかも。
チェックアウトは8〜11時まで。
特に何するわけでもなく、鍵を部屋の扉の外に引っ掛けて、表に出るだけ。
金城車站からも徒歩5分ほど、老街の通りもすぐ近くにありコンビニもある。とにかく立地がよく、宿もとてもきれいで快適だった。
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チェックインすると台北MRTのトークンみたいな鍵をもらえる
宿に常駐してる人がいないので、鍵を忘れて出たら多分エライことになる
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冷蔵庫は部屋にはないけど、共用部屋みたいなところにあったかも
給水器もその部屋にあった
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乾いててとにかくキレイ!快適!
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ちょっとだけ隙間があったけど、扉の外に網戸があるので虫は入ってこなそう
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看板は多分これだけなので見落とすかも 事前に場所調べておくのがヨシ
金門空港から中心地「金城」へ 荷物を預ける
チェックインまでに時間があったので、まずは荷物をロッカーに預けるために金門空港から金城車站へバスで移動。所要時間20分弱。
確かに金城車站にロッカーはあるのだけど、鍵がついてなくて、もしかして満杯??
他にロッカーがないか服務員(派手な色のベストを着ている)に尋ねたところ、お金を入れて預けるのではなく、声をかけてパスポートと引き換えに預ける(無料)システムらしい。
預けた荷物の引き取りは多分17時まで(服務員の退勤時間?)。
2日目、宿のチェックアウト後も17時まで預かってもらった。
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金門島での移動手段
金門島(大金門のみ)の面積は130㎢。
台北の中心地(大同区、万華区から信義区、松山区にかけて)のおよそ2倍なので、そこそこ大きい。
観光スポットはあちこちに点在しているので、くまなく回るなら2泊3日ぐらいほしい感じ。
移動手段は路線バス、観光バス、タクシー。
あとは全然見かけなかったけどレンタル自転車、レンタルバイクもあるらしい。注意して見ていなかったからか、レンタル店も見た覚えがない。
最初は自転車で回ることを考えていたけど、金門島は思っていたよりも起伏があり、金門空港から金城に向かう路線バスが坂道を登っているとき、チャリは結構キツイかも、、と思った。
観光スポット周辺でタクシーを拾おうと思っても、場所によってはタクシーはあまり走ってないので(タクシーが、っていうか、人は全くいない、車もあまり通らない、という場所が多い)、自力で行くならタクシーに待っていてもらう、またはバスの運行時間がわかるアプリを使えるようにしておくのがオススメ。
【今回の金門・台北の旅でとても重宝したアプリ]
台灣公車通
金門のバスはアプリのトップ>其他地区から調べられる。
ただしこのアプリだけでは目的地に行くバスがどれかがわからないので、
①google mapで目的地までの経路を調べる(バスの番号がわかる)。
②台灣公車通でバス番号を検索するとバスがどこにいるかがわかる。
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トイレもある
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台湾好行(バスツアー)を利用する
私は1日目の午後、2日目の午前で台湾好行の観光バスツアーを利用した。
台湾好行
・ネットで事前予約可。
私は事前予約はしていないが、路線によっては事前予約がないと運行されないものもあるらしい。
・午前と午後の回がある。
チケット購入場所:金城車站
荷物を預ける際に声をかけた服務員にツアーに行きたい旨伝えて購入。
金城車站の壁に台湾好行のツアー路線が大きく書いてあるので、指差しでOK。
購入したチケット:一日券 400元(約1,780円)
※24時間有効なので1日目午後、2日目午前という使い方ができる。
利用路線
A線:水頭翟山線
B線:古寧頭戦場線
初日のB線のお客さんは7人。
平日だから少ないのかと思っていたら翌日土曜日のA線は3人。
立派なバスなのに、もったいない。
コロナが完全に明ける前だったので、金門島に訪れる観光客自体が少なかったのかもしれない。
ガイドさんの話は完全中国語なので
ほぼ100%聞き取れず。
話が全く聞き取れないことをネガティブに感じなければ、あとは日本人グループで参加するのなら、このツアーはすごく便利。
このツアーで唯一聞き取れたのは
「金城、金城っていうけど、もとは金門城っていう地名です」ってことのみ(「城」は都市、都会、町という意味)
元中国語学習者で、カタコトの中国語は使えるのだが、聞き取りはほぼ出来なくなってしまった。
この時ばかりは勉強をやめたことをつくづく後悔した。
金門島 よかった場所(たくさんあるので一部だけ。。)
金城老街
台湾本島にある老街は、その地区、または一角だけに古い住居が残されている、というところが多いが、金門老街は規模が圧倒的に違う。
現役の古い住居があちこちにあって、歩くだけでも楽しい。
中華の伝統的住居が好きな人は泣いて喜ぶ町だと思う。
レトロでかわいい雰囲気の商店もたくさんあった。
夕方早い時間に終わってしまう店が大半だったが、夜の散歩も楽しい町。
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このシステムは出す側はなかなか大変だと思う
瓊林聚落
伝統的住居の集落。
google mapで航空写真をみると赤い住居が密集しているのがわかる。
集落の中は人気がなく、たまにおばあちゃんが洗濯物を干しているのを見かけるぐらいで、しんとしていた。とても静かなのでおそるおそる路地を巡った。
同じ形の住居なので歩いているとすぐに迷子になる。
(旅先であえて迷子になるのが好きな人におすすめ)
今回の旅で一番感動したスポットがここだった。
金城車站からバスで20、30分。
経路が良くなかったのかバス停から集落まで15分ぐらい歩いた。
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金城民防坑道
金城車站の建物2階に集合し、ガイドツアーで参加(台湾好行B線のツアーにも含まれている)。
この金城坑道の他にも坑道があるそうだ。金城坑道は一番長い。
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ガイドさんの説明を聞いてから坑道探検へ。階段を降り坑道へ入る。
そこからはひたすら小走りで移動。
ポイントごとにセンサーで照明がつくようになってるみたいだけど、普通に歩く速さでは次のポイントに辿り着く前に照明が消えてしまうから小走りしているよう。
照明がついている間は小走りしていられるのに、照明が消えた途端にスピードが落ちる。足元に障害物もないし溝もないのに真っ暗になると急に歩けなくなるもんだなぁと思いながら必死に進んだ。
(参加者の半数が年配の方だったので、こんなに長く小走りしてて大丈夫かと心配になった。)
2番目に長い瓊林坑道は瓊林聚落にあり、ここも見学可能。
明遺老街
台湾好行A線で訪れた。規模は小さく短い時間で観光。
人気もなくちょっと寂しい雰囲気だったが、一人で訪れてボーッと歩くのもいいなと思った。
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水頭聚落
ここも台湾好行A線で訪れた。ここは規模が大きくかなり見どころがある。
一人でじっくりみたいならツアーじゃないほうがいいかも。
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良金市場(牛肉麺)
邱良功母節孝坊のすぐ近くにあるのでツアー観光客が妙に多い一帯。
お店も混んでいるかと思ったけど、時間をずらしたからかそれほどでもなかった。
1階がお土産物屋、2階で食事ができる。
店員さんが渡してくれるメニューに赤ペンで注文したいものをチェックしてオーダー。
現沖溫體牛肉麵(味は3種類)。
麺の上にお肉が乗っていて、店員さんがスープを注いでくれる。
麺と小菜3品、アイスのセットで368元。贅沢。
肉とアイスが美味しかったので、滞在中2回食べに行った。
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調味料が置いてあるので自分で取る
唐辛子の調味料を加えて食べた
濃い味が好きなのでちょっと物足りない(塩入れたい)
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こちらも唐辛子の調味料をプラス
やっぱり塩気が足りない(台湾の食べ物はだいたい薄味に感じる)
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このアイスがめちゃくちゃ美味しかった
アイスのカップはめちゃくちゃ小さい、お椀いっぱい食べたい
あると便利でうれしい
コインランドリー SeSA洗衣吧金門金城店
いつも服を多く持ってかないので旅先で1度は洗濯をする。
自分で手洗いして干すと季節によってはなかなか乾かず、生乾きのままパッキング、ということもあるのでコインランドリーは必須。
ここのお店は夜の散歩ついでに利用した。両替機あり、洗剤も売ってる。
金門老街の一帯にあるので便利。
洗濯機も乾燥機も5,6台あった気がする。
余裕があれば小金門にも、なんて思っていたけど、大金門だけで見どころがかなりあって、金門島の東側エリアだけを回った旅だった。
金門島に行く前はなんとなく一度行けたらいいぐらいに考えていたけど、一度ではもったいない場所だと思う。私はあちこち行くよりも、好きな場所、ハマった場所に何度も行くタイプなので金門島は必ずまた行くだろうと思う。
次回は対岸の中国厦門から金門へ渡るルートも試してみたい。
金門島は思ったよりも旅行のしやすい場所で色々快適だった。
本当に行ってよかった。
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