「ヤツ」は毎月やってくる
「ヤツ」は女性にのみやってきて、ほとんどの人は月に一度。
そう、「ヤツ」とは「月経」のことである。
人により、周期も血の量も、それによる身体や精神面の影響も違う。
普通の生理なんてどこにもない。
私の生理が始まったのは、小学校5年生の時だった。
お母さんに伝えると「お赤飯炊こうね!」って言ってくれたのは覚えている。
小学生や中学生のとき、トイレでナプキンを変えるのはとても抵抗があった。高校に上がった時くらいから、気にしなくなった気がしている。
女の子であれば、誰しも経験する変化なのにどうしてこんなにも難しいのだろう。今の、小学生や中学生はどうなんだろうか。
始まった当初は、たいして生理痛もなく、あまり気にせず過ごしていた。
生理痛を感じるようになったのは、中学生のときから。
部活中に、お腹がキリキリしてきた。(経験者はわかる)
これくらいの時から、いわゆる2日目くらいから鎮痛剤が手放せなくなった。だいたい薬が切れるタイミングもわかるほど。
幸いにも、量は少なかったから少し楽だったのかな。
生理周期は、始まったころは不安定だし
とてもメンタルが影響すると言われてるけど、ほんとに実感した。
大学生になるまで、半年に1月は生理が飛ぶし、
大学受験の時期は半年くらい生理がこなかった。
別に気にはしてなかったけど、センター試験が終わった日に始まって
感動してお母さんに「生理来た!」って叫んだよね(笑)
そして、22歳のころからピルを飲み始めた。
理由は、ピルのメリットのほとんど。
生理痛の軽減、PMSの軽減、生理周期を整える、ニキビの減少等々。
私は、生理前になるとすごくニキビが増える人で、PMSがひどかった。
よく泣いてた。特に理由なんてない。泣けてくるのだ。
私の場合、ピルの副作用はひどかった。
つわり、を経験したことはないけど、こういうことかってなった。
ピルを飲んで、身体に妊娠していると勘違いさせるものだから。
詳細は、ググって下さい。
どれくらいひどかったかというと、電車では立ってられないし、
駅のホームとかで横になるくらい。
友達と楽しくご飯に行っても、家に帰ってから全部吐いてた。
この時、ストレスもひどかったからとは思うけど。
だいたいは、酔い止め飲んで誤魔化してた。
きつかったけど、メリットもあったので続けた。
慣れてからは、生理は28日周期で必ず来るし、
生理痛は軽くなるし(ちょっと腰が痛いくらいとか)
量は減るし、PMSも軽くなったので、生理による生活への影響が減った。
ただ、ピルを切らしてしまったとき、悲劇は起こった。
そう、仕事が大変でストレスをためていた時である。
ピルをもらいに行く余裕さえなかったのだ。
そのとき、PMSが絶望的にひどかったのだ。
仕事はできるけど、人とは話せない状況。
ちなみに、今はちょうどもらってた分もなくなり
体調もだいぶいいのでやめてみている。
これを機に、やめれたらいいなぁと。
このままPMSがひどくならなければ、やめようと。
なんで、こんな事を書いているのかというと
「生理は病気じゃないでしょ」って思う人がいるからである。
生理確かに病気ではない。でも身体の変化なのである。
軽い人もいれば重い人もいる。
生理のために、調子がよくないことも少なくない。
そういう時は、寄り添ってほしいと思う。
人によって症状は違うので、その辛さはその人にしかわからないのである。
いつもの生理は、千差万別なのである。
そして、あまりにひどい場合は「ピル」というのも選択肢に入れてみてほしい。私は、「ピル」のおかげで救われた。
周期が整うおかげで、振り回されることが減り
なんかイライラしても、生理前だからしょうがないと割り切れるようになった。辛い場合は、産婦人科に行くのもいいと思う。
子宮内膜症のために、生理痛が重い人もいるのだ。
理由がわかるだけでも、少し安心できるはずだ。
生理は自分の身体のバラメータでもある。
ストレスがたまっているときや、身体的に疲れているときは
周期がずれたり、いつもよりPMSや生理痛がひどかったり。
このタイミングで、「あ、疲れてるのか。ストレスたまっているのか」
と気づかせてくれる。