音は横波ではなく縦波で、発生源から見たら前後に動く波 #ゆる音楽学日記
こんにちは、音楽作って配信しています。Minimal Orderです。
初回は音のカタチについて
今年から、音と音楽について勉強を進めた結果を綴っていくマガジンを始めることにしました。
初回となる今回は、音を理解するための一丁目一番地として「音のカタチ」について調べてみました。
出典はウェブ調査や書籍がメインですが、昨年受講してみたCourseraの授業も積極的に参考にしていきます。
2つの波のカタチ
「音」あるいは「音波」と聞いて、皆さんはどのような絵を想起されるでしょうか。おそらく多くの方が、うねうねとしたS字の波を思い描かれるかと思います。
横波
こちらは横波と呼ばれる波です。(上下にうねうねしているのにヨコ波なのは紛らわしい呼称ですね)
そして。
もう一方の波は「縦波」と呼ばれます。
縦波
図で書くとちょっと取っつきにくいですが、スリンキーというおもちゃで例えるとわかりやすいかもしれません。
この、音が伝わる媒質(空気とか物質の粒子)が、"密"に集まったり、逆に間隔が広く"疎"になったりを繰り返すのが縦波の姿です。
(故に、縦波は疎密波とも呼ばれます)
音波は縦波
音(音波)は、この2種類の波の中でも後者の「縦波」です。
タテとヨコだと呼称が紛らわしく忘れてしまいそうなので、
要は、音の発生源からみて前後に動く波と捉えると覚えやすそうです。
音波の実写でダメ押しの補足!
ここまで、図を交えて「音波は縦波」であるというお話をしてきました。とはいえ、「実際にどう動いているのか」というイメージをより具体的に持ちたいですよね。
YouTube上を散策してみたところ、カトウ光研という光学機器メーカーさんが中心となって撮影した音波の実写動画を見つけたので、補足として掲示しておきます。
「でも音を横波で表すことあるじゃないですか?」
そうなんです。実情は縦波でありながらも、音を横波で表すこと多いですよね。あれは、縦横を変換しているんです。
どのような考え方で変換しているかについては、朋優学院さんが公開しているこちらの動画がわかりやすかったです。
おわりに
ゆる音楽学日記。初回の今回は「音は縦波である」ことについていくつかの絵や動画を交えてご紹介しました。
ちなみに他の波と併記して整理するとこのようになります。
音がどんなカタチかなんて、そういえば前提すぎて意識することが少なかったので、とても良い機会でした。
出典
*音に関する物理面でのお話は、↑こちらの講義の序盤に詳しいです