Billie Eilishの楽曲"Therefore I Am"のDTMドラムキットをプロデューサーの兄Finneasが解説
こんにちは。新曲制作が最終段階のMinimal Orderです。
はじめに
今回は、以下のマガジンの企画で、Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)の楽曲"Therefore I Am"をピックアップ。
同楽曲の共同プロデューサーFinneas O'Connell(フィニアス)による制作プロセスの解説動画を抄訳してご紹介します。特にドラムのサンプリングに焦点が当てられた解説となっています。
題材の曲: Billie Eilish - "Therefore I Am"
まずは今回の題材、"Therefore I Am"のMVをどうぞ。
楽曲制作の解説動画
今回の解説動画は、ミキシングにフォーカスが当てられたMix with the Mastersというサービスが提供するYouTubeチャンネルの企画です。
フルバージョンは同サービスの本家サイトにて有償公開。
今回は、約7分の抜粋バージョンから、気になったところをピックして抄訳しました。
気になったところをいくつかピックアップ
なんというミニマリズムの匠よ
編集画面を見て驚いたのですが、ドラム/パーカッションの音に9トラック(9行分)しか使っていないですね。
つい、おかずの音とかでモリモリになって気づいたらすぐ10トラックを超えてしまうのですが、スリムに抑えられていて感動しました。
愛用しているサンプラーについて
最近はLogicについてくるDrum Machine Designerを使っているが、
同楽曲制作当時は、Batteryを愛用。
気に入ったユニークな音(たとえばジッパーのような音)をBattery上の音のpadに配置していったそう。
飛び道具パニングエフェクトPanMan
変な名前ですが(失礼)、リズミックに左右に音を振るプラグインとしてSoundtoysのPanManを採用しています。(3:03頃)
ドラム/パーカッションは関係で捉える
ドラムを単独で捉えず、ベースラインなどとの共存関係の中で聴く/設計することが大事と述べます。これはDTMを進める上で、チャレンジングな箇所と感じますが、同時に面白く、醍醐味でもありますね。
さいごに
音をどういじくり倒すか以上に、そもそも「ちゃんとユニークで面白い音を見つけてくること」を大切にしているなぁ、と感じる解説でした。
今後も、様々なアーティストの制作解説動画を抄訳・共有していきますので、ご興味のある方は是非以下のマガジンをフォローしてみてください。