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サム・アルトマンが推進するデジタル通貨"world"を始めるリスクとメリット

こんにちは、こんばんは、Minimal Order(ミニマル・オーダー)です。日頃はAbleton LiveやXLN Audio Life、そしてMoog DFAMなどを用いて音楽を制作しています。仕上がった音源は、SpotifyやApple Musicなどに公開しています。

はじめに

本日は、いつもとちょっと異なるテーマ。デジタル通貨について。
特に、いつもその動向が気になってしまうOpenAIのキーパーソン、サム・アルトマン主宰のデジタル通貨「world」をご紹介。

なぜかというと、私自身が実際に使い始めてみたので!このサービスが何を提供し、どのようなリスクとメリットがあるのかをまとめてみました。

*こちらは招待リンク: 

Worldとは?

World(旧称World Coin)公式サイトによると、World Coinは全ての人に公平なデジタル通貨を提供することを目指したサービス。「虹彩認証」という目のパターンを使った生体認証技術を利用して、個人を識別し、公平な通貨の分配を実現しています。

実は私自身もこのサービスを利用しています。専用アプリをダウンロードして、虹彩認証ができる場所を探して、予約通りの時間に行くことさえできれば、簡単に始めることができます。最近では、毎月約1,500円相当のデジタル通貨を受け取っています。

私見ですが、メリットとリスクを簡単にまとめてみました:

メリット

  1. 慣れれば使うのは簡単

    • シンプルなアプリ設計:Worldのアプリは機能が絞られており、シンプルで使いやすい設計になっています。(実際、通貨の受取以外はほとんど放っておいており、特に複雑なことはしません)

    • 軽量なアプリサイズ:アプリのサイズは約18MBと小さく、古いスマートフォンでもスムーズに動作します。

  2. 公平な通貨分配

    • ユニークな個人識別:虹彩認証により、一人一つのアカウントで公平に通貨が分配されます。多重アカウントの作成が防止され、公平性が保たれます。

    • 毎月の助成金:適格な国のユーザーは、毎月worldから助成金を受け取ることができます。私の場合、毎月約1,500円を受け取っており、ちょっとしたお小遣いになります。

  3. プライバシーの保護

    • 個人情報不要:名前やメールアドレスなどの個人情報を提供せずにサービスを利用できます。(余計なデータは提供しない。虹彩データだけ提供しているってのがミソですね)

    • 自己管理型データ:ユーザー自身でデータを管理でき、必要に応じて削除することも可能です。データの所有権はユーザーにあります。

  4. 国境を越えた送金

    • 手数料無料で即時送金:電話の連絡先や暗号アドレスを使って、世界中の友人や家族に無料で即座に送金できます。

    • 多様な入出金方法:銀行口座やローカルな支払い方法、近くの代理店を通じて簡単にお金の出し入れができます。

  5. 技術的なすごさ

    • Ethereumとの連携:WorldはEthereumの技術を活用しており、信頼性と透明性の高い取引が可能です。

    • オープンソースへの取り組み:複数要素がオープンソース化されており、今後も機能拡張しそう

リスク

  1. プライバシーへの懸念

    • 生体情報の取り扱い:提供データは少ないものの、虹彩データを提供するため、その漏洩や不正利用のリスクがあります。会社側はプライバシー保護を強調していますが、完全・完璧に未来永劫安全であるとは断言できません。

  2. 規制の不確実性

    • 各国の法規制:暗号通貨に関する法律や規制は国によって異なり、将来的にサービスが制限される可能性があります。特に、生体認証データの取り扱いに関する規制には注意が必要です。

  3. 技術的なリスク

    • セキュリティの脆弱性:新しい技術であるため、未知のセキュリティホールが発見される可能性があります。技術の進歩とともにリスクも存在します。

  4. 市場の不安定性

    • 価値の変動:暗号通貨市場は価格変動が激しく、資産価値が大きく増減するリスクがあります。投資として利用する場合は注意が必要です。

  5. サービスの持続性

    • プロジェクトの信頼性:新興のサービスであるため、長期的に運営が継続されるかは不確実。サービスが突然終了するリスクも考慮する必要があります。

実際に使ってみた感想

私がWorld Coinを使い始めたのは数ヶ月前です。虹彩認証は初めての体験で少し緊張しましたが、手順がわかりやすく案内されていたので簡単でした。

毎月約1500円相当のデジタル通貨が受け取れるのは、ちょっとした楽しみになっています。この通貨はアプリ内で簡単に管理でき、まだ実践はしていませんが、友人に送金したり、他のサービスで利用したりできるそう。

紹介リンクはこちら

まとめ

Worldは、全ての人が簡単にデジタル通貨を利用できるよう設計されたサービスです。実際に利用してみて、その手軽さと魅力を感じています。しかし、生体情報の取り扱いや規制の不確実性など、無視できないリスクも存在します。

暗号通貨に詳しくない方でも始めやすい反面、リスクを理解し、自分にとって適切かどうかを慎重に判断することが重要です。最新の情報や詳細は、公式サイトで確認することをおすすめします。

出典

Sam Altman's eye-scanning Worldcoin banned in Spain/Reuters
https://www.reuters.com/markets/currencies/spain-blocks-sam-altmans-eyeball-scanning-venture-worldcoin-ft-reports-2024-03-06/



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