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Disclosureが16分動画で解説!大ヒット曲"Latch"はLogicでどのように制作されたか

こんにちは。今年も各所で音楽を配信します。Minimal Orderです。2022年もよろしくお願い致します。

はじめに

今回は、マガジン「一流アーティストから盗む!音楽制作ソフト操作術」の企画の一環としてUKのプロデューサーデュオDisclosureをピックアップ。超超超大ヒット曲Latchの制作秘話をご紹介。

まずは、今回の題材となっている楽曲Latchをどうぞ。

いやぁ、いつ聴いても色褪せない名曲です!

制作の解説動画

2021年12月31日にDisclosureが直々に公開したのが"How We Made Latch(私たちはLatchをどのように生み出したか)"です。
今回は、こちらの動画で触れられている内容をかいつまんで邦訳・ご紹介してみたいと思います。

ちなみに1時間以上のフル尺はこちらのリンクから。

気になったところをいくつかピックアップ

Sam Smithとは曲を作った日に会った(0:25

・ヒットを作ろうと思ったわけではなく、結果としてヒットになった
・みんなはアナログ的な良さや、ミキシングの素晴らしさなどを褒めてくれたけど、僕はこう思ってた「全部Logicなんだよなぁ・・・」
・ヒット曲に派手なギアは必要ないと証明できた

How We Made Latch /Disclosure(ガイ・ローレンス)

ドラムキットは音の低い順に整理(2:07

ドラムキットのMIDIは下から順に:キック、スネア、ハイハット、ハイハット、その他パーカッションと、音程の低い順に並べている

同上

これは制作時の頭の整理に役立つTIPSでした。上下逆でも成立しますね。
しっくり来る方で明日からでもやってみようかしら。

ノイズのビルドアップにはmonotronが活躍(2:53

楽曲がハイライトに向かって高まっていくビルドアップの数カ所。
ここでは、KORGのかわいいシンセサイザーmonotronが使われているそうです。

路上のノイズでBurialのような情景を(3:15

・楽曲Latch全体の根底に、夜の都市でのフィールドレコーディングが使われている
・Burialからは強い影響を受けている。Vinylのノイズも混ぜた

同上

やっぱりBurialから影響受けますよね~。わかります

DRUM BUS(グループ化)はよく知らなかったから使っていない!(3:49

・DRUM BUSに関しては、Limiterを施しただけ
・あとはスネアやハイハットなどに個別に、必要に応じたエフェクトをかけている

同上

誰一人として当てたことのないLatchのコード進行を公開だ!(4:29

ES Pというシンセを使用
・(具体的なコード進行は4:43あたりをチェック)
・Junoで弾いてビブラートを効かせたものも重ねている
・コード進行は弾いたわけではなくて、ひたすらループしてしっくりするコードを"描いた"
・Fマイナーなのだが、常に何かしらの楽器がルート音を避けているのが面白い(Jacob Collier談)
・キック音は「F」。これで土台としては充分かなと思った

同上

イントロのボーカルサンプルは「Another」と歌っている(9:38

・ボーカルサンプルは「Never」と聞こえるんだけど実際には「Another」と歌っていて、Zed BiasとJenna Gの楽曲"Fairplay"のアカペラバージョンからサンプリングしている
・ボーカルにエフェクトを施すにあたってはEffectrixというエフェクターを用いた

同上

Sam Smithのボーカルについて(11:52

・Samのウィスパーボイスも重ねている。作品に空間の広がりが出て良いから。マライア・キャリーやメアリー・J・ブライジもこの技を用いている
・サビでは6重のSam Smithを重ねている。高音から入るのだが、あの高さの音をあの正確さで歌うのは本当にすごすぎる(オートチューンなんてまで選択肢として未熟だった頃だ)

さいごに

どうやら相当な数のプラグインがLogic Proに最初から付属しているものでした。Logic Pro使ったことがないのですが、創作環境をたまに変えてみるってのも良さそうだなぁ。なんてことを思うに至った楽しい解説動画でした。

登場したソフトや主なプラグイン

その他出典

1時間45分にも及ぶフルバージョンはこちら↓


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