大家がつけるべき火災保険の内容
火災保険はかならず入るべきであるが、
何でもかんでも内容を盛り込みすぎると費用がかさむ。
必要性ついて記す。
1.火災・落雷・爆裂
必要度:高
火災は放火や火の不始末など人為的に起こりうる災害で
かつ被害も甚大なので必要不可欠であり
どんな場合でも加入をするべきである。
特に木造の場合は全焼のリスクもあるので
限度額も高く設定した方がいい。
一方でRCの物件の場合は全焼するリスクは
非常に低いので保険の限度額は最小限で良い。
2.風・雹・雪災
必要度:底
あまり必要ないので
免責額を最大限にしてできる限り
保険料を下げるのが良い。
ただし台風が頻繁に到来する地帯や豪雪地帯
であれば免責なしでも良いだろう。
3.水災
必要度:中
必要性の判断はハザードマップを確認して行う。
〇〇市 ハザードマップ
とGoogle検索すればすぐに参照できる。
リスクが高いエリアではつければ良いし、
低いエリアであれば無しで良い。
4.水濡れ・破壊行為
必要度:低
水漏れに関しては入居者の火災保険で対応できる場合が多いので
正直必要ない。
破壊行為も治安の良い現代日本では起こりにくいし
監視カメラをつけておけば抑止になる。
5.盗難
必要度:低
こちらも入居者の火災保険で対応できるので
大家が入る必要はない。
6.破損・汚損
必要度:底
5と同じ理由で不要。
7.施設賠償特約
必要度:高
建物の不具合で入居者に被害を与えてしまった場合に
使える保険である。
特に築古の場合はリスクが高いので必ずつけるべし。
少なくとも1億以上は設定すること。
人が亡くなった場合は賠償金として1億クラスは
発生しうる。
8.地震保険
必要度:高
地震大国の日本では入っておいた方が良い。
地震火災は地震保険でしか対応はできない。
まとめ
ということで必須級は
火災・地震・施設賠償である。
他の内容は構造、立地、築年数等を考慮して
盛り込むこと。
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