大家は管理会社を使うべきか否か
大家業をする場合管理会社を使うか否か迷うだろう。
実際のところはケースバイケースであるが
今回は使うべきケース、使わなくてもいいケースについて記す。
【使うべきケース】
1.遠隔地
自宅から遠隔地に物件がある場合は管理会社を使うべきである。
問題が起こった時に遠隔地だと
自分で対応するにもどうしても時間がかかってしまい
迅速に対応を取ることができない。
問題の対応に時間がかかれば入居者の満足度の低下に繋がり、
最終的には退去となってしまう。
2.築古
築古物件の場合何かと不具合が多かったりして
入居者からの問い合わせも増える傾向がある。
一次対応が面倒なので管理会社に入ってもらうと
楽である。
3.低家賃
低家賃だと一般的に入居者の属性が低いことが多く、
クレーム等の対応が煩わしい。
また管理会社の報酬は一般的には
建物全体の総家賃の5%程度が相場であるので
低家賃であれば報酬も少なくて済む。
4.大家初心者
管理会社がついていてくれると何かと心強い。
問題があった時の対応方法、退去立会いのやり方、
地元のリフォーム業者などに精通している。
数年程度、管理会社に任せながら横で見てやり方を学び、
ある程度できるようになったら自主管理に切り替えるのも
良いだろう。
【使わなくてもいいケース】
1.近隣
自宅から近く、すぐに駆けつけることができるのであれば
移動コストも低いので管理会社をつけなくてもいいだろう。
2.新築
新築の場合はまず総じて家賃が高い分入居者の質が良い。
また設備に関しても不具合が基本的には無い。
そのためクレームも少なく、手間がかからない。
また、新築物件は希少なので客づけも容易で
わざわざ管理を任せなくても仲介会社が客付をしてくれる。
3.大家業に割く時間がある。
自主管理の場合は自分で家賃の入金確認をしたり、家賃の督促をしたり
客付の依頼で各仲介会社へ営業回りしたり、金融機関に訪問したりと
多少なりとも時間が必要となる。
その時間を割くことができるのであれば別に自主管理でも問題はない。
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