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「Looopでんき」から「auでんき」に乗り換えるべき理由【燃料費調整単価】
こんにちは。子育てミニマリストのメメです。
今回は、節約が趣味の私が「Looopでんき」から「auでんき」に乗り換えた理由に関してまとめていきたいと思います。
1.「auでんき」に乗り換えた理由
結論から先に述べると、
燃料調整単価の算出方法変わり、電気代の値動きが不明確になるから。
です。
現在、ウクライナ情勢等を受け、天然ガスや石油等の燃料費が高騰しています。
それに伴い、各電力会社は電気料金の値上げを発表しています。
「楽天でんき」は単位kWh当たり1.2~4.2円(4.4~14.0%)の値上げ
![](https://assets.st-note.com/img/1661693191956-2JSGaEq3zw.png?width=1200)
「Looopでんき」は単位kWh当たり1.5~4.2円(5.6~19.7%)の値上げ
![](https://assets.st-note.com/img/1661693205922-RRVD8otLDR.png?width=1200)
を発表しています。
しかし、もともと大手の電力会社よりも基本料金や従量料金単価を安く設定しているため、これだけみるとまだLooopでんきのような新電力会社の方が電気代は安く済む場合も多いです。
2.電気料金の算出方法
そもそも電気料金は以下のように算出されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661695296341-IfVzNLZwCW.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661693761270-q8IZEPoqqY.png?width=1200)
電気料料金単価(従量料金単価)だけでなく、「燃料費調整単価」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」が加わってきます。
「再エネ賦課金」は経済産業省が定める、固定価格買取制度によって「全国一律の単価」が設定されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661694080591-BAR3YmiTBH.jpg?width=1200)
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。
2022年度は1kWh当たり3.45円が徴収されています。(300kWh使用時、1,035円)
![](https://assets.st-note.com/img/1661694447351-DT4qIB5dN0.png?width=1200)
再エネ賦課金はどの電力会社でも変わらないため、減らすためには、利用電力量を減らすか、自家発電等を用いるしか方法はありません。
つまり、電気代の隠れコストとして特に注目すべきは、「燃料費調整単価」になります。
燃料費調整制度とは、火力発電に用いる燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の価格変動を、毎月の電気料金に反映させる仕組みのことです。この制度は多くの電気事業者が導入しています。
燃料費調整制度では、燃料費の変動にあわせて変動する「燃料費調整額」が電気料金に反映されます。ある3カ月間の平均額を基準価格と比較して、それより高ければ電気料金が上がり、低ければ下がる仕組みです。
燃料費調整単価の詳しい計算方法は以下のサイトを参照してください。
石油、石炭、天然ガスなど化石燃料価格に連動する燃料費調整制度の場合は大手電力会社と大きく変わることはないと言われています。
しかし、昨今の情勢を受け、新電力会社では「追加調整」や「電源調達調整費」を導入したり、「日本卸電力取引所(JEPX)に連動して算出」する等実質的な値上げで対応しています。
今まで私が使っていたLooopでんきは2022年9月1日から日本卸電力取引所(JEPX)に連動した燃料費調整単価に変更になりました。
具体的なインパクトは、公式サイトに記載されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661696053797-BiMGnAgwQ2.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1661696113919-9ten3CzWe6.png?width=1200)
地域によっては安くなる場合もありますが、燃料費調整単価の算定方法が変更されたことによって、2,000円以上も高くなる地域もあります。
私の住んでいる地域での、燃料費調整額の比較(auでんきとLooopでんき)を以下に示します。
![](https://assets.st-note.com/img/1661696403988-SYUJavvEb5.png)
このように数値で比較すると、Looopでんきは燃料費調整額のばらつき(標準偏差)が大きいことがわかります。
イメージ的には株式と債券くらいのリスク(価格の上下)の差があると思います。
3.料金シミュレーション
私の住んでいる地域で料金シミュレーションをしてみます。
燃料費調整単価は2022年4月~8月の平均値を用いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661698105844-wYxRPzDTaH.png?width=1200)
平均値を用いた場合は、20kWh〜400kWhの平均電気代はLooopでんきの方が安いという結果になりましたが、我が家の電気使用量帯である200〜360kWhではauでんき(ポイント還元加味)の方が安い結果になりました。
今度は、燃料費調整単価は2022年8月の値を用いてシミュレーションします。
![](https://assets.st-note.com/img/1661698040432-xkBQPfjdLL.png?width=1200)
2022年8月の燃料調整単価は2倍ほどの差があったため、電気代については明確な差が確認できました。
グラフにすると以下のようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1661698358979-VMV4DYhm6v.png?width=1200)
燃料調整単価によって特に使用量が多ければ多いほど明確な差が生まれました。(当然ですが。。。)
4.まとめ
今回は、電力会社を選ぶ際は燃料調整単価の算出方法についても検討しましょうという話でした。
実は、私がauでんきを選んだ理由は単純に、「au経済圏に興味があったから」です。
auは非常にキャンペーンの仕組みが複雑なので理解するのに時間がかかりますが、魅力的なキャンペーンも多数行われています。
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