本当の身軽さを手に入れるために必要な「3つの力」

みなさんこんにちは、ミニマリストのKAZです。
普段から365日リュック生活というライフスタイルを送りながら、身軽な暮らしの良さを発信しています。

さて今回は「本当の身軽さ」を得るために必要な3つの力についてお話していきたいと思います。

みなさん「身軽さ」と聞くと、荷物の量で判断しがちじゃないですか?

僕もリュック生活をしながら「身軽っていいですよー」と言っているので、必然と「リュック生活になれば身軽になれるんだ!」と思われがちです。でもそれは半分正解で半分間違いです。人によって「必要」の定義は違いますし、なんでもかんでも手放せば良いわけではありません(リュックにまとめるくらい物が減れば、身軽になりやすいのは間違いありませんが)。
荷物の量というのは必ずしも「身軽さ」を表すわけではないのです。

ここで3人の「荷物が少ない男」の話を例に挙げましょう。

あるところに手ぶらで暮らしている男がいました。その人は一見、究極に身軽な状態であるように見えますし、誰もがそう思います。ですがその人は毎日悪口ばかり吐いていて日頃から恨みを買っている。つまり人間関係がズタボロな状態です。
その人は身軽と言えるでしょうか?いいえ、僕はそうは思いません。たとえ手ぶらだったとしても、きっと恨みを持った人たちは彼のことを邪魔したいと思うだろうし、足を引っ張りたくてしょうがないはずです。それは恨みつらみを抱え込んで、引き摺り下ろしてやりたいと思っているたくさんの人たちを常に引きずっているようなものなのです。それって全然身軽じゃないですよね?

またあるところに四畳半の部屋に最小限の物と共に暮らす人がいました。人はよく「身軽でいいね」と言ってくれます。でもその男は身軽じゃないのです。なぜなら彼は重度の賭博中毒者で、多額の借金を抱えているからです。彼は自ら物を手放したのではなく、すべて物を没収されてこんな状態になっているのです。家族からも縁を切られ、絶望の淵に立たされている…。
この状態も荷物は少ないけど、とても身軽とは言えませんね。

ある人はスーツケースにすべての荷物をまとめました。しかし彼はどこにも羽ばたくことはできないのです。なぜなら彼は何もできないから。1人で料理を作ることも、洗濯することも掃除することも、真面目に働いてお金を稼ぐことも、誰かに頼ることすらできなかったのです。だから彼はいつまでたっても同じ場所をぐるぐるぐるぐると彷徨い歩き、抜け出せずにいたのでした。
これもまた「身軽さ」とは程遠いですよね。

彼らはどうして身軽になれなかったのでしょうか?その理由は、彼らには「3つの力」が欠けていたからなのです。

あなたが本当の身軽さを手に入れたいと考えるならば、「人間力」「金銭力」「移動力」この3つの力を身につけなければならないのです!

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