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【捨てる重み】を知る

みなさんこんにちは、ミニマリストのKAZです。
普段からリュックひとつで世界中を旅したり、 身軽な暮らしの魅力について発信したりしています。
さて今回は「【捨てる重み】を知る」と言うテーマでお話ししていきたいと思います。

突然ですが、みなさんはお買い物をする時に何を考えているでしょうか?
「この服でデートしたら喜んでもらえそう」
「この家具を買ったらきっと生活が楽になるだろうなぁ」
「この調理器具を使ったら毎日自炊が捗りそう」
きっとそんな風に未来の明るい自分を想像してお買い物をしますよね。その時って本当にワクワクするしテンションが上がります。

ですがその際、あなたは「捨てる時」のことまで考えているでしょうか?

実は「捨てる」って僕達が考えている以上に大変で、厄介で、超絶しんどいことなんです。つまり【重たい】こと。この重みを知っているかどうかで今後の買い物人生は大きく変わってきます。

なので今回はその「捨てる重み」をみなさんに知ってもらいたいと思っています。

僕はミニマリストを目指し始めてから、これまでたくさんの物を手放してきました。
おそらく2000個は捨てて来たはずです(現在の持ち物は60個くらいです)。それらを手放していく過程で、捨てる痛みや重みを知ることができました。

その1番のきっかけは「引っ越し」です。
僕は大学卒業後、世界一周の船の旅出かけ、色んな文化や人に触れることで考え方が大きく変わりました。

「大事なのは物じゃない!」そこからミニマリストに目覚めました。

世界一周から無事に帰ってきた僕は「物を手放したい!自由になりたい!」という衝動に駆られ、すぐにそれまで借りていた家を解約することにしました。(世界一周中の約3ヶ月間、家は契約したままでした。東京、家賃5万5千円……。)

ですが家の中にはこれまでの4年間の一人暮らしで培ったたくさんの家具家電や小物たち…それはもうたくさんの物に溢れています。僕はその物の多さに眩暈がしそうになりました。(今まではそれが当たり前だったのに…不思議なものです。)
しかし「どうしても自由になりたいんだ!」という熱い思いを胸に早速片付けを始めました。

大量にあった服はリサイクルショップへ。本はブックオフに持ち込んだり、段ボールに入れて回収してもらったり。そして家具家電は「買取屋」に連絡をして査定してもらうことにしました。
とにかく「売れるものは全て売ろう!」と思っていたわけです。

僕はそれらを売りに出すとき、「いくらになるかなぁ〜?」とウキウキしていました。

「あれだけの量だから、きっとまとまったお金になるに違いない。何せ僕は物を大切に扱って来たし、傷物はほとんどない。それにどれも4年ほどしか使っていないんだから、きっと売れるぞ〜!」そう思っていました。

しかし僕はその査定結果に唖然としました。
売れるどころか…ほとんどマイナスじゃあないですか!!

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