MUJI LABO2024AWを見てきました。 ※買わず
昨日、10月11日に今季からリニューアルしたMUJI LABOを見てきました。
情報が出た時から気になっていて、いくつかは買おうかな?という物もあり。
結果的に買わなかったのですが、今後も注目していきたいなと思えるコレクションでした。
まず買おうかなと思っていた「カシミヤ混タックパンツ」。
これはやはり起毛感が強く、冬の季節感が強く感じられました。
今からはぴったりですが、3月ぐらいになると気分が変わってきそうかなと。
ちょっと貧乏性ですが、12,900円という価格だと4ヶ月、5ヶ月間ぐらい着用できるものが欲しい(笑)
とはいえ試着してみると、軽さと柔らかさがあり気持ちいい素材でした。
贅沢さを感じられ、テーマになっている「クワイエットラグジュアリー」を象徴するようなアイテムかと思います。
春夏にこの「カシミヤ混」でサラッとした生地が出たら、有力な候補になりそうな予感。
あとは「ウール混レギュラーカラーシャツ」
こちらはやっぱりもう一歩「ウールっぽさ」が欲しいかなという印象。
7,990円で混紡率が「ポリエステル62%,ウール33%,ポリウレタン5%」というこのシャツは、なんとも絶妙なポジションです。
他社製品と比較すると6,000円ぐらいでポリエステル・レーヨンの”ウールライク”シャツがあるし、10,000円ぐらいでウール50%・ポリ50%のもうちょっと贅沢なシャツも出てくる。
「もっと安いウールライクでもよいか」と「もうちょっとお金だしてもうちょい高級感のあるもの買うか」という判断に挟まれて難しい。
意外と競合が充実していいて、カラーとデザインに優位性を感じなければ、手に取る理由は少なくなりますね。
対して、購入こそしなかったものの良いなと思ったのは
「紳士 ポプリンレギュラーカラーシャツ」と
「紳士 起毛ツイルレギュラーカラーシャツ」でした。
どちらも5,990円。
この価格帯で明確にユニクロと差別化されており、かつユニクロに匹敵する(あるいはそれ以上の)品質のシャツって、なかなか見つからない印象があります。
「ポプリン」はユニクロでは定番でやってないですし、「起毛ツイル」は毛足を短く刈り込んだ上品なネルシャツのようで、個性と優位性があるように思いました。
試着してきましたが、シルエットはどちらもおそらくいっしょで、縦長で肩はぴったりめ、身幅はちょいゆるといった感じ。
襟がなかなか特徴的に感じました。
気持ち台襟が高く、襟自体も大きめで、そして芯が入ったような硬さもあった。
ビジネスシーンでも使えるようなキリッとした印象のシャツです。
ボタンホールの縫製も、無印の既存ラインよりキレイでした。
製品としての絶対的なクオリティも高く、市場を見渡しても相対的な評価は悪くなく、デザインさえ気に言えれば買って損なしかなと個人的には感じました。
わたしは予定していた商品ではなかったので見送りましたが、有力な商品群だと感じたので、今後も買い物のレパートリーに加えておきたいなと思います。
その他の商品はけっこう価格が高くて、現状の私の選択肢には入らなかったです。
とは言え、素材と縫製のクオリティから鑑みて、全体的にはお買い得なコレクションなのだと思います。
普段からドメスティックブランドやセレクトショップオリジナルを買っていて、審美眼が磨かれている人が見れば、じぶんに合った商品を見つけられるのではないでしょうか。
MUJI LABOぐらいの中価格帯って、個性豊かで楽しいジャンルですよね。
だからこそあーだこーだ考える楽しみがある。
その意味では、ちょっとお店を覗いてみるだけでも楽しいと思います。
機会があったら代官山のMUJI LABO専門店舗も行ってみたいなと思います。