ジアミンアレルギーからの気づき。

皆さんは、毛染め、ヘアカラーやっておられるでしょうか。

私はなんせその辺本当に疎くて、ヘアカラーは学生時代に一度きりで、ずっと地毛で通しておりました。ブリーチとヘアマニュキアの違いも知らないくらいなのです。

白髪が出始める年齢って人それぞれだと思いますが、私は1年くらい前から気になり始めました。世は、数年前からグレイヘアなる概念が出現し、白髪染めをやめ、堂々たる美しさを披露する女性たちが雑誌を賑わせていたような気がします。

それもかっこいいな〜と思いつつ、我が事となると話は別なんですよね。いつかはグレイヘアと思いつつ、白髪混じりの中途半端な状態って、清潔感、きちんと感、オシャレ感を出すのは至難の業な気も。

自分の方向性がいまいち定まらないまま、ひとまず染めておくか、と、香草カラーなるものを試すことにいたしました。


香草カラーとは、天然植物成分・毛髪補修成分・酸化染料が融合するパウダータイプのヘアカラー剤。私がお願いしたサロンでは、それなりにこだわって商材を選んでおられ、植物成分こそオーガニックであったものの、染料のジアミンは含まれているものを使用していました。

今年の4月に初めての施術を行い、以降2ヶ月ごとにリタッチ。3回目を終えたころ、数日後に頭皮の1箇所にじゅくじゅくが出現し、それが1ヶ月ほど続きました。後で調べたら、ジアミンアレルギーは遅延型アレルギーなので、すぐにそうとは気づかないケースが多いようで、私もそうでした。何か体調の変化、デトックスかなぐらいに思っていました。笑

4回目で、事は本当に一大事になりました。施術から6時間後に前回より広範囲にじゅくじゅくが出現。事前知識があったため、ジアミンアレルギーを発症した事が確定しました。

翌日にはおでこが腫れ、その翌日には、腫れがどんどん下に降りてきて、顔面が腫れ、1週間で腫れが引いたと思ったら、またぶり返し1週間。何とか人様に会える程度に落ち着くまで2〜3週間を要しました。実際、1ヶ月間、知り合いには誰にも会いませんでした。

その間、頭皮のじゅくじゅくは、場所を変えながら、常に滲出液が溢れ出し、一日中ウェットティッシュが手放せない状態。おそらく、ほぼ頭皮の全面が剥けたと思います(髪は抜けていません。感謝)

その痒みたるや異常な痒さで、掻いてはいけないと分かっていても、夜中にかきむしり目が覚める。洗髪すると痒みが和らぐため、多い時は一日4回も洗髪をし、ドライヤーで乾かすので髪はバリバリに(もはやどうでも良い)

痒みとともに、頭部が浮腫み、首のリンパの腫れによる痛みも深刻でした。首のリンパの腫れが完全に落ち着くまでには1〜2ヶ月かかったと思います。いまだに、耳の内部、外部のじゅくじゅくが後遺症として残っています(痒みも痛みもほぼありませんが)

本当に辛い体験をしましたが、こんな時もこの経験がどんな気づきをもたらそうとしているのか考えています。以前の私ならそのような発想はなかったと思いますが、痒みと痛みの最中はしんどいながら、一刻も早く楽になることを願いながら、きっと大きな気づきを得られるのだと前向きに過ごしておりました。いつかは症状は治るものですしね。

美容と健康に関することは、何かと高額で時間も手間もかかります。一度始めたら、サブスク化して、2ヶ月に一度のサロン通いと家計にカラー代が組み込まれることも必須になります。それをどこかで負担に感じていました。気が進まないことを、誰に強いられるでもなく、選び続けること。それが強制的にできなくなり、しかも早めの方向転換を余儀なくさせてくれたことに感謝しています。

今は、以前より染めることへの執着も白髪への嫌悪感も少なくなり、このままでも良いような気もしますが、近所にヘナカラーの良さそうなサロンを見つけ、そこにお願いするか、自宅でヘナカラーにチャレンジしてみても良いかなと思っています。ヘナカラーは手間もかかりますが、月に一度くらい、自分の髪と体とじっくり向き合うくらいの余裕がないとしたら、それこそ問題では?と思います。

食事も、家事も美容も健康も買い物も・・・自分にとっての適量というものがあって、楽しめる分量か、オーバーフローして自分に義務を課し、ただこなすだけのタスクと化すのかの分かれ目がある気がします。2ヶ月に一度のサロン通いは私にとって過剰でした。ただそれだけな気がします。

みなさまの、病気や不調から、どんな気づきがあるでしょうか。
方向転換のサインである可能性は高そうです。

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