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カンタベリーでの休日

イースターの連休を利用して、カンタベリーに行ってきました。

カンタベリーはロンドンから電車で1時間ほどで行けます。なので、ロンドンからの日帰り観光客が多いですが、時間が許すなら宿泊するのもいいと思います。

小さい町なのですぐ見てまわれますから、べつに宿泊することもないんですが、昔ながらの古い民家やパブを利用した宿がけっこうあるので、中世の雰囲気が味わえるかもしれません。

カンタベリーの川では、「パンティング (Punting) 」 (冒頭の画像)もやっています。

でも、見どころはやはり、ユネスコの世界遺産にもなっているカンタベリー大聖堂です。現在、外壁を修復中ですが内部は全部見れます。

入場料として12ポンド(2017年現在)が必要で、それを「高い!」と文句を言っている人がたまにいますが、それだけ貴重な歴史的建築物なわけです。

さらに、カンタベリー大聖堂は、維持管理費に1日当たり約£18,000かかっています。それを思えば、£12くらい、寄付だと思っていさぎよく払いましょう。なんでもタダだと思ったら大間違いです。

実際、カンタベリー大聖堂は、神学、歴史、建築、美術など他分野における研究で重要な役割を果たしています。

文化遺産は、個人個人が守る努力をするべきです。

イギリスの「庭園」、ケント州の中心地

カンタベリーが位置するケントという場所は、イギリスの庭園ともよばれ、カンタベリー周辺にも、散策にうってつけの田園地帯が沢山あります。

関係ないですが、私が現在住んでいる場所は、イギリスでも屈指の大都市なわけですよ。ロンドンじゃないですが。

そういう場所から訪れると、カンタベリーは、なんか現実ばなれしてるというか、ほぼ別世界です。もちろん、いい意味で、ですが。

私の住む街と比べると、何世紀か(「何十年」とかのレベルではなく)昔にさかのぼったかのように感じます。

カンタベリーは、イギリス国内でもかなり特殊な場所なので、カンタベリーだけ観てイギリスを語るとかなり的外れなことになります。

昼間のカンタベリーは、観光客や遠足で来ている子供たちでごった返していますが、朝早く、もしくは、日が暮れてから石畳を歩いていると、今が21世紀であることを忘れてしまいそうです。

昔ながらのイギリスっぽい雰囲気を味わいたい人には、おすすめです。