【カンボジア】3日間のボランタス視察。
備忘録程度に。
◇1日目
現地のNGO団体と合流、オフィスで打ち合わせ。
その後昼食。
昼食後、保健ボランティアと面会。
・女性の出産
・子供の栄養の教育
・暴力に関連する問題の解決(DV等)
今回関わっているNGO団体は州の保健ボランティアと連携して上記の問題に取り組んでいる。
ゴールは保健ボランティアが自立して自分たちで予算を得て活動していくこと。
保健ボランティアは15USD/月程度の報酬であり、
モチベートは各ボランティアの人を助けたい、という動機に由来している。
DVは3村で月5件程度。表沙汰になっているだけでこの件数なので割と多いと感じた。
面会後は村の薬店へ。
私達が見学している間もひっきりなしに村の人が訪れていた。
・処方箋を持ってくる人はわずか
・大半は薬剤師に症状を訴えて、それに合わせて薬剤師が薬を処方する
・エアコンがつけられないので温度管理などは難しく、たまに床に水を撒いたりと対応している
日本でいうところの零売が近いように思う。
薬剤師の職能は活かせているが、品質管理に課題。
多分カンボジアには日本で言うところの施設基準のようなレギュレーションはないとのこと。
薬店訪問後は夕食。
◇2日目
乳幼児健診・離乳食教室訪問。
・蝿がたくさんいて衛生的ではない環境
・割と月齢の大きい子供が多かった
・母親たちは離乳食教室を受けてはくれるがなかなか自宅での実践に結びつかない
・父親の参加がほぼないため、今後は参加率を高めていくのが課題
訪問後昼食、小学校へ。
・内装が綺麗
・1-2年の学年の子達に歯科衛生の啓発
・高学年になると労働力になる為不登校になる生徒も
◇3日目
週の保健局へ。
※保健局はクリニック的な位置付け
・1日3-40名程度が来院
・脂質異常症にはあまりアプローチしていない
・外傷患者が来ていて処置をしていた
・薬品庫は温度管理もできている
3日間のボランタス視察はこんな感じ!
私は、物的な支援よりも知識や経験を共有する、
知識を身につけることが一番自分を守ると思っているので
今回の取り組みはとても共感できました。
衛生的な課題については1団体で対処するのは難しいな、という所感。
すごく貴重な経験ができたし、私は自分で思っているよりも
医療が好きなんだな、と再認識しました。