死ぬのが怖くて仕方がない人へ
死ぬのが怖い
僕は、死ぬのが怖い。
死ぬ時は、どんな苦しみが待っているのか?
死んだら、自分の意識はどこにいくのか?
真っ暗な世界でさまようことになるのか?
こんなことを考え出すと、夜も眠れないくらいの恐怖に襲われる。だからあまり考えないようにしている。しかし人間は、生まれてきた以上は必ず死が待っている。
どれだけ考えないようにしても、いつかは向き合わないといけないことなのだ。
そんな僕だったが、「死ぬのは怖くないかも」と思わせてくれる出来事があった。
「ジョーカー」との出会い
僕はマンガを読むことが結構好きだ。とはいっても、買ってまで読もうとは思わない。だから。無料のマンガアプリでちまちまと読んでいる。メインで使っているアプリはLINEマンガだ。その中で、僕の考えを大きく変える、一つのマンガに出会った。
そのマンガのタイトルは、「ジョーカー」である。
タイトルからは何のマンガか分からないが、これはよくあるケンカマンガである。広島から上京した主人公が、東京を制覇していく物語だ。その中で、主人公のライバルとして「鉄心」という人物が現れる。
鉄心は、余命半年の病気を抱えながら、東京制覇を目指していた。物語の後半で、主人公と「鉄心」はぶつかり、バトルを始める。その途中で、鉄心の子供時代の回想シーンがある。
そこで、鉄心のおじいちゃんが、鉄心に言った言葉が、僕の心に深く刺さった。
俺が思うに人生ってのは多分、自分の命より価値のあるモンを探す旅だ…!!
死ぬのが怖ェか?だったらまだ死んじゃ駄目だ。死ぬのが怖ェうちはな…。
死ぬのが怖ェのはな、お前の中で命の価値が一番大事だからだ。
俺も昔はそうだった。死ぬのが怖くてたまらなかった。
…でもな、ばあさんと出会い結婚したとき、俺は少し死ぬのが怖くなくなったんだ。
俺の中で一番大事なモンが、ばあさんになったからだ。
やがてガキが生まれた。2人目、3人目と産まれる度に、どんどん自分の命の価値は下がっていった。
そして孫が生まれた時、俺は死ぬことがまったく怖くなくなったんだ。
俺が思うに人生ってのは多分、自分の命より価値のあるモンを探す旅だ…!!
だから人間に死ぬのが怖ェうちは、まだまだだ。
お前ら必死で生きてよォ…もしいつか死ぬ時は、笑って死ねよ…!!!
今後の生きる方針
僕は結婚願望があまりない。いつかはしたいと思っているが、まだ早いかなという感じだ。僕が一人でいる時間が好きなので、誰かと一緒に住むのには向いていないかもしれない。そう考えると、結婚したくてもできないかもな、と思うときもある。
しかし、鉄心のじいちゃんの話を聞いてからは、考えが変わった。なんとしてでも結婚して、子供を授かって、孫の顔も見たい。そう思うようになった。
結婚する理由がこれだと、あまりよくないかもしれない。結婚するなら、心から結婚したいと思える人と結婚した方がいい。
そのために、いや、そのためというわけではないが、今日もたくさんの出会いを求めて、生きていきたい。