第9回幻想パワプロ指名講評

早いもので第9回を迎え、益々人気が拡大している幻想パワプロに今回も参加させていただきました。最近は参加者も多いためG1G2の二部リーグ制を取っています。今回私はリーグ分けを決めるプレーオフからの参加となりましたが、プレーオフを無事勝ち抜き陰湿クソジジイひしめくG1の魔窟の中で戦うこととなりました。そもそも幻想パワプロって何?という方もいらっしゃると思いますが、ルールについては以下の記事に詳しく載っていますのでご覧ください。

指名選手は各チーム先発投手5人+中継ぎ・抑え投手4人+野手9人+プラスワン枠の計19人になります。それに加えてG1のみ「全12球団から最低1人以上指名しなければならない」というルールがあり、毎回波乱を巻き起こす要因ともなっています。

指名方針

「エースと中軸を中心にバランスよく穴のないチームを作る」
何か言っているようで何も言っていない方針なのだが、実際大きな強みがあっても致命的な弱点を抱えているチームは上位に食い込めないというのがこれまでの幻想パワプロの通例である。長所のある人よりも短所のない人が出世しやすいのと同じである。幻想パワプロは社会の縮図なのだ。
以降は個別の選手指名について講評していく。

1位 ×サンタナ→マクブルーム 広島 内野手

G2の2巡目指名までで長距離砲がごっそり消えてしまった。明らかに抑える先発である青柳と迷ったが、長距離砲を確保しないと打力で大きなハンデを負ってしまうと考え、残った選手の中で最も打力が期待できるサンタナを指名した。外野手かつ外国人枠ということでワンチャン単独狙えるのではと、当時の私は楽観的だった。しかし、その楽観は指名直前のtwitterでのキノカノさん(ちなヤク)とのやり取りで脆くも崩れ去る。「私と被らないほうでお願いします!」と言われた瞬間、被ることを確信した。案の定サンタナはキノカノさんと被り、更にささみさんも指名したため3人によるくじ引きが行われ、見事白くじを引き当てる素晴らしい結果に。
はああああ。。。。
ささみさんは後でこっそりいくら積んだか教えてください。次回大会の参考にします。
外れ1位については、ウォーカー、サトテル、マクブルームの3択だったがチャンスC持ちのマクブルームを選択。以前チャンスE持ちを自軍の4番に据えた大会で沈んだ過去があるのでその反省を活かす選択とした。

迷った指名…ウォーカー、サトテル
次指名候補…サトテル、千賀

2位指名 宮崎敏郎 横浜DeNA 内野手

サトテルと千賀は的確に消された。This is G1.
普段なら吉川に行くところだが、今回ここまでの指名が異常に長距離砲に偏っているため、ここで吉川を獲ったとしても順当にセカンドドミノが起きずに守備面で大きなプラスを出せる吉川を獲るアドがなくなってしまうことを懸念した。ということで全体指名の流れに乗っかって打力を確保できる宮崎を確保しに行くことに。ポジション被りは気にしたら負け。元より1巡目指名で大きなハンデを背負っているのだからこれくらい攻めた指名をしないと勝てないと判断した。指名した瞬間Discordに生息しているおじいちゃんたちからの罵詈雑言が聞こえてきたので明らかな不正解ではないだろう。正解にできるかはこれからの指名次第。ひとまず1番と4番は確保できた。

迷った指名…吉川
次指名候補…加藤、阿部、牧原

3位指名 加藤貴之 北海道日本ハム 投手

加藤が残ってくれたので迷わず指名。負け運持ちだがコントロールS94は唯一無二。プレーオフ前の検証でも抜群に抑えてくれたのでエースとして活躍してくれるでしょう。

迷った指名…なし
次指名候補…長岡

4位指名 秋山拓巳 阪神 投手

長岡を直前で寝取られた。これが老人リーグか。他に野手で欲しい選手は茂木、ソトがいたが茂木は指名の幅が広がるもののサードとしては打力が足りず、ショートとしては守備力が足りずとどっちつかず。ワンチャン次まで残る可能性にかけて見送り。ソトは枠の都合上ここで獲ると後の指名が破綻しそうなので回避。先発をもう一人獲りに行くことに決定。
小川と秋山で迷ったが球団枠的に阪神のほうが厳しそうなのと、コントロール88の誘惑に勝てずに秋山を選択。これで先発2枠をコントロールA以上で固めることができ、コントロールが性癖の筆者にとってはたまらない展開に。

迷った指名…小川
次指名候補…茂木

5位指名 T-岡田 オリックス 外野手

当然のように茂木は獲られた。木も茂みもなくなり、枯れ野原だけがそこには広がっていた。T-岡田が残っている野手の中で比較的打ちそうだったので獲得。ポランコもいたが外国人枠を残しておきたかった。
また、ここまでG1の先発が軒並み対左E、F持ちだったので以降の野手指名は左打者を厚めに獲ることを意識した。

迷った指名…ポランコ
次指名候補…ライマル、栗林、平良

6位指名 平良海馬 埼玉西武 投手

エース格2人は能力的には申し分ないがスタミナがやや低めなので、中継ぎの層をある程度厚くすることが必須と考え、中継ぎぶん回し枠を確保しにいくことした。
候補はライマル、栗林、平良の3人だが、評価としては以下の通り。
抑える巡:ライマル=平良≧栗林
スタミナ:栗林>ライマル>平良
優先球団:平良>ライマル>栗林
外国人枠消費:平良=栗林>ライマル
ここが球団縛りの恐ろしいところである。欲しい選手は栗林かライマルなのだが、7巡目指名候補に周平、8巡目指名候補に京田がいたことと、残りのポジション的に西武枠を空けておくと後々苦しむ未来が見えたのでスタミナに難があり抑えるもののぶん回し枠としては物足りない平良をやむなく選択。

迷った指名…ライマル、栗林
次指名候補…安田、周平

7位指名 若月健矢 オリックス 捕手

安田も周平も消えた。残ったサードは松屋の味噌汁くらい薄いので一旦別ポジションを考えることにした。京田を繰り上げで指名することも考えたがG2でいい感じに捕手が消えていることに注目した。捕手は上位勢と下位勢で大きく差がつくポジションなので、ここで上位勢の捕手を獲得できればアドが取れると判断し、残っている捕手の中で最も能力の高い若月を選択。嫁の忠告を聞かずに骨折したヤブ医者一人で江ノ島水族館を訪問する異常独身男性も狙っていたようなので結果的に正解の指名となった。

迷った指名…京田
次指名候補…京田

8位指名 京田陽太 中日 内野手

無事残ってくれた。特に迷うことなく指名。戦う顔で幣軍を優勝に導いてくれ。
ここ2巡で薄いポジションを2つ続けて埋められたのは大きい。

迷った指名…なし
次指名候補…瀧中、田口、和田

9位指名 和田毅 福岡ソフトバンク 投手

当然のように田口はG2で消され、一番欲しかった瀧中も2つ前で消えた。サイキッカーに心を読まれていたかもしれない。G2で指名されなければチーム事情や球団枠の都合上自分のところまで回ってくると踏んでいたが、球団枠重複で指名されるのは想定外だった。球団枠的には獲り逃しても余裕のあるソフバンだったが残っている先発の中で頭一つ抜けていた和田を指名した。

迷った指名…なし
次指名候補…マーティン、大勢

10位指名 マーティン 千葉ロッテ 外野手

大勢を消されたので特に迷うことなくマーティンへ。ミートは不安だがパワーは十分なのでそれなりに打点はたたき出してくれるでしょう。

迷った指名…なし
次指名候補…サイスニード

11位指名 サイスニード 東京ヤクルト 投手

気づいたらヤクルト枠がほとんど消えていた。外国人枠を消費するデメリットはあるものの4番手先発としては能力は高いほうだろう。ここを逃すとヤクルト枠で困窮することが目に見えていたので特に迷うことはなかった。

迷った指名…なし
次指名候補…高梨、デラロサ

12位指名 高梨雄平 読売 投手

読売枠。ややオーバーピックだがやむをえない。これ以上待って獲られたときのダメージのほうが大きい。能力的にはデラロサもありだったがまだ外国人枠を残しておきたかった。

迷った指名…デラロサ
次指名候補…唐川

13位指名 唐川侑己 千葉ロッテ 投手

中継ぎ3枠目の勝ち運持ち。エースの加藤が負け運持ちなので勝ち運持ちの唐川を獲得してバランスを取ることとした。世の中バランスが大事。リコリコの松岡くんも言ってた。

リコリコの松岡くん

迷った指名…なし
次指名候補…山崎、周東

14位指名 山崎剛 東北楽天 内野手

非常に苦しい指名。サード、センターの両方を守れて足もある周東が欲しかったが、ポジションと球団枠を同時に埋められるので山崎を指名。正直次まで残ると思ったが万が一獲られると膝から崩れ落ちて全崩音を奏でる羽目になってしまうところだったので守りに走った。全崩音は人が奏でるのを聴くから美しいのである。自らが音源となることは絶対に避けなければならない。
12球団指名を一番に終えたので以降の指名に制限がなくなった。後は一番欲しい選手を順に指名していくのみである。

迷った指名…周東
次指名候補…エチェバリア、三浦

15位指名 三浦銀二 横浜DeNA 投手

残っている先発の中で一番抑えると判断。5番手先発なら上々でしょう。

迷った指名…なし
次指名候補…野間、アルカンタラ、ヌニエス、堂林、愛斗

16位指名 アルカンタラ 北海道日本ハム 投手

指名候補5人のうち4人が残ってくれた。空いているサード、センターのうちサードのほうが確保優先度は高いと判断。アルカンタラ、ヌニエス、堂林の3択だが好みの問題でしょう。ここまで指名した野手が左に弱めだったのでバランスを取って対左Cのアルカンタラを選択。世の中バランスが大事。リコr(略

迷った指名…ヌニエス、堂林
次指名候補…堂林、愛斗

17位指名 愛斗 埼玉西武 外野手

愛斗が残ってくれたので指名。最悪センターマーティンまで考えていたので無事センターを確保できたことで安堵。

迷った指名…なし
次指名候補…津森、祖父江、森

18位指名 祖父江大輔 中日 投手

残っている救援投手の中では津森が最も抑えると判断し、一旦平良を抑えに回してプラスワンで抑えを確保する明朗快活な作戦を考えていたが無事失敗。一級クソコラ建築士が見逃してくれなかった。仕方ないので次点で抑えると考えた祖父江と森の二択から選択することに。
ここで私が祖父江を獲って、次のさまびとさんが福を獲ってくれれば中日の中継ぎを空けているキノカノさんから全崩音が流れると判断し、面白さ重視で祖父江を選択。
届けこの想い…!!!
なお届かなかった模様。

迷った指名…森
次指名候補…森、海田

19位指名 海田智行 オリックス 投手

森は獲られたので愛人枠の海田を指名。今期で引退したので幻想パワプロでも最後の登場となる。
引退試合の花道は用意した。思う存分投げてくれ。思う存分投げられる起用法にはしないけど。

総評

大会全体のレベルが向上しており、全体的に苦しい指名となったが、投手についてはある程度の質は確保できただろう。
問題は野手。宮崎以外出塁型の打者がいないことがどれだけ響くか。前回同様上振れ下振れの激しい結果となりそうである。
希望があるとすればオープン戦でリーグ2位になれたことと、粗品指名を回避していることだろうか。後は本番の運任せ。
対戦よろしくお願いします!!!

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