ダンテ『神曲』天国編第三十三歌より


みずからの発意にて、請いに先立つこと、げにしばしば。

おん身には慈悲あり、おん身には哀憫あり、おん身には大度あり、
凡そ被造物に存する善にして、おん身に見出されぬもの、一つとして有る無し。


私は想いおこす、このためにこそ、私はいよいよ肝を太うしてこれに耐え、ついに私の凝視を、かの限り無き善と合一させたことを。


その愛は動かす、太陽とほかのかの星々を。


≪神曲・天国編より≫


Hauser の音楽で