『才能が9割』の本のはなし
北端康良さんの著書 『才能が9割』(2014年発行)に書かれていました。
何があるのか、何がないのか
なのですが…
松下幸之助さんは、このように語っています。
「やっぱり若い時の苦労は、買ってでもせにゃあきまへんなぁ」
わたしがずっと、男性(特に若い男性)に学んでいる意味がここにあります。
女性の友人たちは、自分の経験を語ることが得意です。わたしも、様々な人の経験を聞いて参考にしてきました。その経験の中には「何はあるのか、ないのか」は、自分で考えなければなりませんでした。このスキルを身につけるにはその人に合った教育が必要で、いきなり話されてもハードルが高い人もいます。
時間を経て、ビジネス書や自己啓発書となって世の中に溢れてきました。その情報も最初は緩やかな流れだったのですが、激流の中にいるように感じるようになりました。この激流の中で、多くの人達が家庭を築くことさえも困難さが増してきました。
社会が今、どのような流れにあり、これから何が必要なのか。
これらを家庭の中に持ってかえってくる役目を担っていたのは、「父性」だったのではないでしょうか。その「父性」が不在になった時、自らが社会に出て情報を仕入れてこなくてはならなくなりました。
社会へ自ら情報を得に出かけていった人
誰かが持ち帰った情報を得る人
この過程で、情報は変わってしまいます。より元の情報を得られるところにいる人と、また聞きの人では、格差はどんどん広がっていくでしょう。
勉強していくと、人づてで聞く情報は、真ん中にある大切な情報がどんどん抜けていくことに気づきます。最初の情報と最後の情報との隔たりを、どのようにして埋めていくのか、これが『才能が9割』に書かれていることです。
良きアドバイスをくれる「父性」に出合うと、自分の生きる道が見えてきます。