子育て中の看護師が転職前に知っておくべき勤務形態の種類
お子さんを育てながら日々看護師として働いている皆さん、本当にお疲れ様です。今子育てと両立し仕事を続けていくうえで悩みはありますか?
「子供の体調不良で連絡を入れるのがしんどい」「周りの同期に置いて行かれてるきがする」「給料が下がったどうしよう」「有給が足りない・・・」「残業ばかりで子供が小さいのにもっと一緒にいたい」
私は、まだまだ他にも沢山の悩みを抱えながら、今まで仕事を続けてきました。
子供が居ながら仕事を続けるためには、自分だけではなく家族全体を視野に入れ、時間・お金・家事・家族関係など色々な事を考える必要があります。転職を考える事もあるかもしれませんが、今の職場で勤務形態を変えることで働きやすさが変わることもあります。
私は総合病院で約10年看護師として働いている6歳と2歳の子を育てるママです。2人とも育休1年で復帰をしています。夜専はしたことがないですが、それ以外の働き方は一通り経験をしています。
そこで、様々な勤務形態の違いを実際に経験している私が、勤務形態の違いついて実体験をもとにお伝えします。
この記事を読んでもらうことで、家庭と仕事のバランスを整えるために最善の選択をする参考になります。
この記事は子育てと看護師の両立を試行錯誤しながら働き方を変えてきた経験から、看護師の勤務形態の違いについて記事をわかりやすく、まとめています。
今、子育てとの両立に悩み転職や働きかたの変更を考えている看護師は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
H2:看護師の勤務形態の種類
H3:① フルタイム
H3:② ワークシェア
H3:③ 時短
H3:④ パート
H3:⑤ 夜勤
専従
H2:子育て中の看護師が人生のバランスを整えるために今できること
看護師の勤務形態の種類
まず結論から話していきます。
子育て看護師の勤務形態の主な働き方は下記の5つです。
フルタイム勤務
ワークシェア
時短勤務
パート
夜勤専従
上記の看護師の勤務形態には、メリット・デメリットがあります。
また、この子育て期間の働き方については自分がどうしたいのか・周りの協力をどのくらい得られるかで働き方の選択はかわってくるでしょう。
それでは、それぞれの看護師の勤務形態の特徴について解説していきます。
①フルタイム
フルタイムとは、ここでは常勤で産前と同等の働き方をする事とします。
勤務形態5つの中で仕事におけるウェイトが大きいです。
最大のメリットは産前と同等の給料がいただける事と、業務内容と時間が変わらないため大体の退勤時間がイメージできる事だと思います。また、途中で同僚に仕事を引き継ぎする必要がない事、委員会や係活動に参加できる事やキャリアアップもしやすいことが挙げられます。
デメリットは自分が子供と過ごせる時間が少なくなりやすいことだと思います。また、フルタイムの勤務後に子供のお迎えに行かなければならないことを考えると残業も思うようにできないので、時間で仕事を終わらせる必要があります。
私は産後復帰してからはフルタイムでの働き方はしていませんが、パートナーに保育園の送迎をしてもらえる場合や実家が近く協力してもらえる環境がある場合はフルタイムでの働き方も視野に入れられるかもしれません。
〈手取り約25~30万〉
②ワークシェア
ワークシェアとは、勤労者同士で雇用を分け合う方法です。
私が勤めている病院では夜勤+時短勤務か、フルタイム夜勤なし出勤日数週4などの選択ができました。
1人目出産時はこの形態での仕事復帰をしました。
メリットは時短+夜勤(月2回)だったので、夜勤明け・休みがあったことで、子供の体調不良による休みで有給を使い切る事がなかったことです。他にはリーダー業務を日勤で行わなくなったことは精神的にゆとりができました。
デメリットは夜勤をしていた事で夜、子供が泣いていた事です。夜勤を辞めてから聞いた事ですが寂しい思いをさせてしまったなと後悔していることの一つです。また、時短勤務ではありましたが、係・委員会業務をこなしたり、新人や学生指導をするなど自分の業務+フォローも必要で結構外食も多く余裕がなかったと思います。
〈手取り約20万前後〉
③時短勤務
時短勤務とは、ここでは夜勤なしの短時間勤務とします。
時短勤務は指定の出勤日数で短時間での勤務です。私が勤務する病院では8:30~17:00が日勤の時間帯ですがその時間内で1時間30分の短縮が可能になっています。また、今までは満3歳までが対象でしたが、世の中の流れで今年から就学前まで延長となりました。
メリットは夜勤がない事です。私としては、以前子供が寂しがっていた事を振り返ると、夜勤をせず、夜も一緒に過ごせることは自分のなかでは大きかったと思います。また、夜勤ではリーダーになる事も多くプレッシャーになっていたこともあったので、気持ちが穏やかに過ごせていたと思います。
デメリットは、土日祝日を休みにしていたため、指定の出勤日数が平日以上にある場合有給がそこで消化されてしまう事です。そのため、子供の看病等で有給が無くなってしまうこと可能性は高いです。(ちなみに私は有給や年休等使い切ってしまいました。)
〈手取り18万くらい〉
④パート
パートが他の働き方と大きく違う点がは正社員ではなくなる点です。
勤務地によると思いますが、私の勤務地では欠勤は出来ないと、事務にも確認をとり(有給等つかいきってしまい)急遽パートに変更することにしました。
メリットは自分で働く時間や日数を決められること、有給を使い切ってしまっても最悪欠勤できることが出来るので家族の状態に合わせて働きかたを柔軟に変えられます。
デメリットは賞与がないところが多く、給料も安定せず働いた分の額となる点です。出世も正社員の方がしやすいと思います。
減給分は副業がネットでも出来る世の中なので模索しつつ、現在は自分のやりたい事に時間もさけるようになったことで満足度は上がっているし、生活力を上げコストを抑える事で減給分をカバーできるように調整中です。
⑤夜勤専従
夜勤のみの勤務です。
経験はないのですが、夜勤専従で働くママさんを数名知っていますが給料は10万程上がったとのことでした。夜勤明け・休み・夜勤入りと日中に家に居る事がおおくなり、小学生以上のお子さんを育てているママさんが多い印象です。
子育て中の看護師が人生のバランスを整えるために今できること
今、悩んでいる事の参考になる事はありましたか?
色々悩み、転職を考えることはありますが、タイミングとして転職をするよりも今いる職場で働き方を変えることを選択する方が良い時もあります。
今回は、転職する前に勤務形態を見直せるように実体験をベースに記事を書きましたが、部署異動も働きやすくなる手段の1つでした。
悩みや不安は未来の予測が立たないときにくることが多いです。
イメージできていない事がイメージ出来る事で、
行動できることもあります。
「自分がどうしたいのか」「どうしたら大事な時を有意義に過ごせるか」
自分の気持ちと向き合い、大切にしてください。
悩み出した答えが未来に繋がっていくと信じています。
まだまだ、女性が多い看護職。子育てしながら仕事をした人にしか気持ちはできないと思います。
いつか私は、この経験が役に立つと信じています。
お互いに家族も自分も大切にしていきましょう♡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。