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住宅宿泊管理業者の資格を自分で取得するのは大変

DIY精神で民泊運営をされている皆様、こんにちは。私は、月額5,500円で住宅宿泊管理業者と契約できるサービス「民泊管理 mini」を運営している小山田と申します。

民泊管理 mini (月々5,500円〜、宿泊管理業者と契約可能)

不在型の民泊を運営しようとした時にネックになるのが、「住宅宿泊管理業者に委託する必要がある」という点です。

一般的な住宅宿泊管理業者は、様々なサービスを提供していますが、その分料金が高額です。

実際、自分で管理できる部分も多いのに、不在型という理由だけで業者に委託しなければならないのが悩みの種でした。

そんな時、偶然見つけたのが「住宅宿泊管理業者講習」でした。この講習を受講すれば、誰でも業者になるための申請が可能だというものです。

(もちろん、講習を受けるだけで業者になれるわけではありません。)

ラッキーと思って講習を受けましたが、申し込みから業者登録申請、認定されるまでの一連のプロセスがとても大変でした。

今回は、その体験談をお話しします。

なお、お金も時間もそれなりにかかるため、ある程度の覚悟が必要です。管理業者としてビジネスをするのでなければ、あまりおすすめはしません。


不在型の法的要件と現状


不在型の民泊を運営するためには、法律上、住宅宿泊管理業者に管理を委託しなければなりません。

私の自宅は運営する民泊から車で約1時間の距離にあります。まさに不在型です。

住宅宿泊管理業者に委託する必要がありますが、多くの業者は様々な代行サービスを提供しているため、そのコストが非常に高いのが現状です。

「これじゃあ、利益が出ないじゃないか」と思うほど高額なのです。

自分で管理し、必要な人材だけを自分で集めたいと思っても、法的な壁にぶつかってしまいました。

そんな時にリサーチして見つけたのが、「住宅宿泊管理業登録実務講習」でした。

住宅宿泊管理業登録実務講習とは


最近、民泊オーナー向けに始まったのが「住宅宿泊管理業登録実務講習」です。

この講習を受講すれば、特定の資格や2年以上の実務経験がなくても、住宅宿泊管理業者としての登録申請が可能になりました。

しかし、受講費用が4万円以上かかります。

また、講習は非常に人気が高く、予約がすぐに満席になってしまいます。

さらに、講習は日本全国で行われているわけではなく、特定の地域(現時点では東京・大阪・神戸)でしか受講できない場合が多いです。

私たちは地方に住んでいるため、講習会場に到着するまでにかなりの時間がかかりました。交通費や滞在費もそれなりにかかり、かなりコストが高くつきました。

実務講習の受講〜管理業者資格がおりるまで

ここからは、住宅宿泊管理業登録実務講習の受講から、管理業者資格がおりるまでの話です。

講習の受講費が40,000円+交通費・宿泊費、住宅宿泊管理業登録の費用が90,000円など、かなりの出費。

また、なんだかんだで2ヶ月くらいかかり、色々と大変でした。

住宅宿泊管理業登録実務講習


大人気の講習には、なんとか応募枠に滑り込みで申し込みできました。

膨大な数の文章が書かれた事前学習用のテキストが送られてきて、あらかじめ読んでおいてくださいとのこと。

田舎から都会へ時間をかけて前日に到着し、当日は朝9時から夕方18時までみっちり講習でした。

講師はとても分かりやすく説明してくれましたし、他の参加者たちと交流・情報交換できたのは良かったです。

ただ、とにかく長くて長くて、途中で気を失いそうになりました(笑)

講習の終わりにテストを受けて、合格すれば修了証をもらえます。不合格の場合は追試です。

幸いにも一発合格で終了し、長い講習が終了しました。

地方整備局への業者登録申請


住宅宿泊管理業者になるには、講習を受けただけでは登録できません。

あくまでも申請するための要件の1つであり、講習を受講したからといって必ず業者になれるわけではないのです。

受講後は地方整備局へ申請しなければならず、要件を満たしていなかったり、業者としてふさわしくないと判断されたりした場合は、登録許可が下りません。

地方整備局へ申請するには、多くの書類を記入して郵送で送る必要があります。

さらに、破産履歴がないことを証明する書類や所得証明の取得もしなければなりません。

本当にこれで住宅宿泊管理業者になれるのか、確信がないまま提出すべきものをすべて送り、あとは結果を待つのみでした。

登録許可がおりるまではおよそ1ヶ月


書類を提出して数日後、地方整備局から電話があり、多くの質問を受けました。

・本人確認はどうするのか
・ゲストとはどのように連絡をとるのか
・玄関の鍵はどうするのか
・どのようなIoT機器を使用するのか

といった内容をこと細かに聞かれましたが、担当者もあまり詳しくなかったようで、話が噛み合わない部分が多く困惑。

結局、追加で提出しなければならない書類が増え、なかなかスムーズには進みませんでした。

そこから1週間、2週間と待ち、最終的に住宅宿泊管理業者として登録されたのは約1ヶ月後でした。

格安で住宅宿泊管理業者と契約できるサービスを作った

民泊管理 mini 

ここまで読んでいただいて分かるように、住宅宿泊管理業者になるためには、時間もお金もかなりかかります。

不在型の民泊を運営したいオーナーさんの中で、そこまでの手間をかけたい方がどれくらいいるでしょうか?

正直なところ、なかなか面倒ですし、ご自身の民泊ビジネスに注力していただく方が良いかもしれません。

だからこそ、「とにかく格安で住宅宿泊管理業者と契約をしたい!」という方のために、私たちは月額5,500円から利用できる民泊管理サービス「mini」を作りました。

民泊管理 mini はこちらから

不在型で民泊を運営したい、または運営しているオーナー様で、住宅宿泊管理業者と契約をしたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください!

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