ミニ四駆 抵抗抜きは電流値を確認①

背景:抵抗抜きについて調査しても確かに効果がある、と客観的に納得できない。
目的:「抵抗抜きして音が良くなった。」という主観を書く人が少なくなること。
「この抵抗抜きをしたら無負荷(モーター)電流値と比べて○○%しか上がっておらず、抵抗抜き前の××%と比べたら△△ポイント改善した。そのため、この抵抗抜きは成功である。」みたいな書き方をしてくれるイケおじが少しでも増えること。

前提条件①:ギア比が大きいと差が見えにくくなる可能性がある。

補助線を引いた:3.5:1では理論値との差異が多いとあるため、電流値の差異も大きい可能性がある。5:1では理論値と差異が少ないとあるため、電流値の差異が少ない可能性がある。



前提条件②:モータートルクが大きいと差が見えにくくなる可能性がある。

補助線を引いた:レブチューン搭載で抵抗抜き前後の電流値に差異がある。トルクチューン搭載で抵抗抜き前後の電流値の差異はない。

上記、前提条件を踏まえギア比は3.5:1、モータはスピード重視のモーターで確認することとする。また、推奨する。

お疲れ様です。前書きはここまでです。
これから本論に入っていきますが、こうやって記事を書くのも正直手間なので、ゆっくり待っていてもらえますでしょうか。

因みに、最近そろそろ片軸もやろうかなーって思って、抵抗抜きでも考えるかーと思い、相変わらず主観的な抵抗抜きのことしか検索で引っ掛からないなー、てのとデータ取りがてら記事にもしようかなと。
私、MSの次にFM-Aが好きになれそうな気がするんじゃぁ。

【データシート】
シャーシ:FM-A
ギア比:3.5:1
モーター:スプリントダッシュ
プロペラシャフト:1.4mm中空プロペラシャフト(↓の同梱物を使用した。)


【実験1】
無負荷(モーターのみ)、カウンターまで、スパーまで、ペラシャまで、オール(マシン本来の状態)。の5計測を行う。

【結果】※かなり恣意的な印象。
・電流値グラフ
以下は、無負荷を絶対値、それ以降を差分値で表記したもので、オールでは1.1Aとなっています。

絶対値のみで記載すると、無負荷で0.86A、カウンターで0.87A、スパーまでで0.88A、ペラシャまでで1A、オールで1.1Aということになります。
各々どういう状態かは以下のイラストで把握できることと思います。

■無負荷


■カウンターまで


■スパーまで


■ペラシャまで


■オール

以上のことから、プロペラシャフトがもっとも抵抗に及ぼす寄与度が高く、0.12Aの電流上昇が発生しました。
これは、カウンター、スパーのおおよそ10倍の上昇があったということになる。

この結果からすれば当然、プロペラシャフト周りの抵抗抜きから始めるのが妥当と感じられます。

また、今回無負荷からオールへの変化で27.91%の電流上昇ということになりました。
目標としてはこれを10%アップまでに抑え込むことを目標としたいと考えます。
今回の無負荷結果からすると0.86Aの10%アップは大体0.95Aということになります。


実験配置図とオールの電流値




抵抗抜きパターン?選べないなぁ。
①カウンターにボールベア、4輪?
②前輪スパーギア位置調整、2輪
②+③前輪クラウン位置調整、4輪?
②+③+④後輪クラウン位置調整、4輪



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