[GBA:22] メイドインワリオと私。
GBA新規IPのうち、特に高い支持を得たのが「メイドインワリオ」ではないだろうか。
定番タイトルとして今も新作がリリースされている。
私は最近までワリオに興味がなく、「メイドインワリオ」も未プレイだった。
自称任天堂ファンボーイとして、まずは第1作からやってみよう。
という訳で、今回は「メイドインワリオ」の感想を綴る。
「ワリオランドアドバンス」と合わせて、私のワリオリテラシーも向上したに違いない。
メイドインワリオとは
2003年3月21日発売。
ジャンルは「瞬間アクション」。
「メイドインワリオ」は約5秒のゲームを連続クリアしていくミニゲーム集だ。
「コインを取る」「ボールを打ち返す」「タイミングよくジャンプする」などのシンプルなアクションを連続でこなしていく。
「よけろ!」とか「くぐれ!」という指示を瞬時に理解し、5秒以内に達成する必要がある。
なかなかの瞬発力が必要で、脳の疲れたおじゲーマーの私はかなり苦戦した。
「げきむず」は諦めそうになったよ・・・
瞬発力が本当にない。「星のカービィSDX」の「刹那の見切り」も弱い。
カオスな世界観
「メイドインワリオ」の世界観は独特だ。
大量に押し寄せるプチゲームの中には
「鼻の穴に指を入れる」
「飛び上がるトーストをキャッチする」
「カメレオンの舌を伸ばして飛んでいる虫を食べる」
といった謎のシチュエーションが多数存在している。
グラフィックも気の抜けた落書きレベルから写実的なものまで幅広い。
また、キャラクターデザインもマリオシリーズとは大きく異なる。
女性キャラはマリオシリーズよりも現代的で可愛らしい。
反面、男性キャラはどう見てもブルドッグなタクシードライバーやカラフルなアフロなど個性派揃いだ。
いずれにせよ、ポップかつカートゥーンテイスト強めなキャラクターばかり。
演出もシュール。
ゲーム開始冒頭、ワリオがラジカセに吸い込まれるのだが、特に説明もなく勢いで受け入れてしまう。
他にもバイトに遅刻しそうでバイクをぶっ飛ばし警察とカーチェイスを繰り広げたり、忍者として和風なお城に忍び込んだりする。
タクシーのステージはなんだか大人な雰囲気でカッコいい。
シチュエーションの統一感が本当にない。カオスだ。
ワリオ単体で見ればマリオファミリーの1人という印象なのだが、上記に挙げた個性的な要素が合わさることで良い意味でカオスな世界観が形作られていると感じた。
「メイドインワリオ」にマリオを出したら浮きまくって大変だろう。
ワリオの衣装がオーバーオールでないのも、マリオシリーズとは別物だと強調するためなのかもしれない。
メイドインワリオを終えて
瞬発力のなさに苦しんだが、反復して何とか「げきむず」クリアに至った。
まぁ、ギリギリの勝利ではあったが。。。
「メイドインワリオ」に「ワリオランド」と2作品も定番シリーズを抱えるなんて、並大抵のキャラクターでは実現できない。ワリオはすごい奴だ。
ちなみに後のシリーズ作品ではゲーム機を傾けたりコントローラを振ったりと、より直感的な操作が取り入れられていく。
ゲーム機の技術的進歩が感じられるシリーズである。
そういえば私の運動不足を嘆く娘が「超おどるメイドインワリオ」購入圧をかけてきた。買おうかな?テレワークは本当に歩かない。
さぁ、次のゲームへ行こう。