見出し画像

献血失敗記

私の密かな趣味のひとつに「献血」があります。
一度血管が見えにくい…とお断りされたことはありますが、それ以外はずっと全血400mlも成分献血も問題なくできていました。

本日ついにVVR(血管迷走神経反応)で献血中止に至ってしまいました。珍しいことではないと思いますが、自分の中では珍しいことなので記録しておきます。

受付、問診、事前検査、ここまでは何の問題もなく、珍しく献血前に2杯温かい飲み物を飲むことに成功(熱くていつも1杯飲むのがやっと)アナウンスで呼ばれベッドに向かう。

いつものように消毒を済ませ、針を刺すも血液が流れない。
これも初めての経験でとても驚きました。
針を刺した状態で血管を探り、無事スタート。
オープン戦見る気満々だったのに地上波の中継がなかったのでセンバツの中継を見る。中谷監督のチャーハンが気になるなぁ……。

3サイクル目の採血あたりで、血流が良くないのかアラームが鳴り、暖められる。これはよくあることなので、特に気に留めませんでした。
3回目の返血に差し掛かったところで、視界がチラチラ砂嵐のようになり、音が遠くなる。あっ、ヤバい。多分迷走神経反射だ……(採血に起こしたことはないけれど、飲酒時に何度か経験があったので妙に冷静だった)と思い、ルームスタッフさんを呼びたいけれど他の人の対応中だったりで近くにいない。ふらふらしていて、いくら声の通る私でもいつものように大声ですみませんと呼べる状態でもない。1番近くのスタッフさんが隣のベッドで採血準備をしていたので、そちらの方を見ながら、採血していない方の手を挙げて何度か「すみませ〜ん」と聞こえないであろう声量で呼びかけたところ、隣のベッドの方が気づいてスタッフさんに教えてくれました。隣のベッドのお兄さんありがとう。お兄さんに何かいいことありますように……。

バタバタとスタッフさんが3人ぐらい集まり、問診ブースの先生も来られて、ベッドを操作して頭を下げて脚を上げてもらう。針が刺さっている部分に痛みを感じる。「あっ…今痛いです……」と伝えたところ、どうやら色々動かす際に針がズレて血液が漏れてしまったらしい。こうして返血もできない状態に。そのまま中止となりました。
採血自体は3回目が終わっていたので血漿成分が使えないということはないと思われるのがせめてもの救いです。

その後脈拍や血圧を測られ(問診の先生が「徐脈だなぁ」と言っていた)血液量が減っている状態(血漿成分+返血できていない分)だったりもあるので、血管取れたら点滴しておきましょうとなり、その場で事前検査を行なった方の腕で点滴を受ける。
私のところで処置している時にスタッフさんが「あっ、あっち終わってる」などとバタバタしておられたのでスタッフさんだけでなく他のベッドの方々にもご迷惑おかけしました……。みなさまにいいことがありますように……。

点滴を受けながら、報告書(?)記入のための質問に答えたり(結局原因ピンとくるものがなかった)血圧を測ったり、皮下出血やVVRの説明を受けたり、センバツの中継見ながら「ジョックロック!」と思ったりして、自分自身の感覚では特に問題ないだろうという状態に回復しました。
その後ベッドを操作して座位で飲み物を飲んで様子を見る。
再度問診及び血圧測定で、問題がないことを確認し、献血ルームから出ることを許されました。
まっすぐ帰宅し、献血ルームスタッフさんから帰宅確認の電話を受け、本日の献血終了。家に帰るまでが献血でした!

今回の私の場合は、返血ができていない状態のため、400mlの残血ということになり、全血400ml行なった時と同じ期間次回献血まで空ける必要があるそうです。
ラブラッドアプリに移行して献血カードを使っていませんでしたが、そういう特例に対応していないらしく、ヘッダーに載せた新たな献血カードと、次回献血可能日のメモを貰いました。この期に及んで2枚目の献血カードを手に入れるなんて……。そういえばちゃんとけんけつちゃんデザインでした。そこまでデータに残ってるのね。

今後についてですが、私としてはまた献血したいという気持ちはありますので、タイミングを見てコンディション整えて挑戦したいと思っています。事前チェック厳しくなりそうですが……。血管とか……。
年内に30回目指したかったけどあと3回できるかな〜。