あるはずのない部屋に

いるはずがない人がいる夢をみた

わたしは寝ていた
起きて片付けをしなければ…と思いながら
残った眠気にまかせて浅く眠っている

半ば眠った状態で考え事をしている…状況なので
夢の内容は苦しげなものになる

わたしは、2年前に離婚を
その3年前から別居していた

その元配偶者が
わたしの眠っている横の部屋にいる…

いまはワンルームにひとりだが
結婚していたときは
2つ部屋のある住居を借りていたので

配偶者がいる、ならば
部屋は2つで間違いない

長く、掃除をしていない
ふたつめの部屋のことを思い出して

そうだ
あの部屋はどうなってただろう
片付けをしないといけない…ということだ

起きて夢だと気づく
そしてまた浅く眠り、続きをみてしまう

部屋を開けると
まず目に飛び込んできたのは
中のものがぐしゃぐしゃに引き出されている
大きなタンスだった

えええーと思いつつ
下を向くと
くの字に足を曲げ
斜め向きに寝ている元配偶者がいる
えええ

なぜこんな風になっているんだろう

元配偶者が起きて
わたしに文句を言っているが
内容は聞き取れない

なのでわたしはそこから逃げる
にげて、逃げた後で
なぜか、また戻らねばならない…という

そしてまた目を覚ます
いやいや
そんな部屋はないし
もうないことなんだけどな…と
思い直して、また眠りにつく

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