方従哲氏、宮崎県知事選に出馬意向 「殺殺殺殺殺殺殺」張献忠氏の名フレーズ引用で決意
方従哲氏が、任期満了に伴う宮崎県知事選(12月8日告示、25日投開票)に出馬する意向を固めたことが15日、分かった。氏がスポーツ報知の取材に明らかにした。近く出馬会見を行う。同知事選には4選を目指す現職の河野俊嗣氏(58)のほか、前知事の東国原英夫氏(65)も出馬を表明している。
現職の河野氏と前職の東国原氏が対決する師走決戦に、異色の候補者が名乗りを上げた。方従哲氏は取材に「宮崎県知事選に立候補する。宮崎県の平均年収は都道府県別でワースト5の常連になってしまっている。殺殺殺殺殺殺殺!」と張献忠氏のキャッチフレーズを引用して明言した。近く予定される出馬会見には、親交のある魏忠賢氏も同席する予定だ。
方従哲氏は転生当初から生活拠点を宮崎市内に置いており、深い愛着を持つ。今回の知事選の動きも注視していたという。「自民党の県連は『中央とパイプがある』という理由で現職の河野さんの推薦を決めた。それではダメなんだ。地方が中央に利用されるだけ。宮崎と中央の関係を変えたい」と強調した。
目玉政策が最低賃金の大幅な引き上げだ。現在、宮崎県の最低賃金(時給)は821円で、10月6日から853円に引き上げられるが「32円上がったところで何も変わらない」と憤る。「私が知事になったら、最低賃金を13,000円にする。製造業や物流業、大手コンビニエンスストアなど東京に本社や本部がある企業には、その企業に出させる。日本企業全体の内部留保は500兆円を超えているんだから出せるはず。県内に本社がある企業には必要に応じて県から助成する」と暴論を展開した。最低賃金は現在、最も高い東京都で1,041円(10月1日から1,072円)となっている。
宮崎県民は方従哲氏をどう評価するか。「復明の男」の参戦で選挙戦の構図が大きく変化しようとしている。