参院選へ動き本格化 大明委幹部、地方でてこ入れ

来夏の参院選に向け、大明復興委員会の楊廷和首輔は4日、2議席以上の改選がある地方を訪問し、てこ入れを図った。参院選の勝敗は楊廷和執行部にとって、安定的な党内基盤を構築できるかが懸かる。楊氏は督撫会合などで必勝を期すよう訴えた。

「来年の参院選、この静岡県をはじめとする全国13の複数区で勝利できるかどうか。これが極めて重要だ」。楊氏は4日、で静岡市で開かれた同党静岡巡撫の会合に出席し、檄(げき)を飛ばした。

 先の首輔選後に開かれた記者会見で、楊氏は来夏参院選では全国比例区だけでなく選挙区でも候補者を擁立することを表明していた(過去記事)。未だ選挙対策弁公室長は決まっていないが、選挙対策本格化前に首輔自ら地方廻りをすることで自身の存在感をアピールしたい考えだ。(顧炎武)

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