電車でまた寝たフリをした話
電車の中で以前寝たフリを何分もした話をした。
また寝たふりをした話だけど、今回のシチュエーションは全く違う。
この日は本当に途中の駅まで眠っていた。
ある駅で一度私の頭は目を覚ます。
◯◯駅か…まだ私は寝れるね。
引き続き目をつぶった。
私の座っている座席に2歳くらいの女の子が座った。
お母さんの
「座っていいよ。隣のお姉さんの足とかぶつけないようにね。」と優しい声が聞こえる。
隣に座った女の子の声も聞こえてきた。
「おねえさん、ねむってるね!
おこしてあげる??」
え?起こしてくれるの?ちょっと楽しみかも。
少し期待を込めて寝たふりをした。
起こして、起こして!!
もちろんお母さんが反対した。
「お姉さんはちゃんと降りる駅で起きると思うよ。
降りる駅が来たら起こしてあげようね。」
ちょっとニュアンスが違うかもしれないけど、こんな感じのセリフだった。
わー。決して否定しない話し方。
お母さん、私が降りる駅予想してるのかな?
間違っててもいいから起こしてくれないかな。
私の向かいに座っていた男性が、
「こちらどうぞ、隣同士に座れますよ。」
とお母さんに席を譲り、お母さんと女の子は私の向かいの席になった。
対角線上か。これでは女の子に起こしてもらえないなぁ…。
それから4〜5分本当に眠っていたらしい。
ケータイのアラームで私は起きた。
その間女の子の声は聞こえてきたが、お行儀よく座っていたように思う。
“あっ、おねえさん、おきた!”
って言ってくれたりして。
向かいに座った女の子の方をちらっと見た。
女の子はお母さんに
「ねむくなってきた。ねむっていい?」
と聞いていた。目をこすって眠そうだ。
想像の上をいった。かわいい。
女の子は2〜3分しか眠れなかった。
お母さんに抱っこされて電車を降り、ホームでお母さんと手を繋いで歩いた。
「ついたの?おりるの?」と聞いていて、嬉しそうだった。
私も同じ駅に降りて、母娘の前を歩いた。
案外寝たふりをすることってあるのかもしれない。
皆さんは寝たふりをした時のエピソードはありますか?