TWICEライブ体験記 〜ライブって、すごいなぁ~
開場時間になり、私たちは早めに会場に入ってみた。普段はサッカースタジアムとして使われているヤンマースタジアム。
その面影は、45の数字が印象的な時計部分しかなかった。
芝生の部分にも座席がびっしり埋まっている。
ここ全てに人が埋まるのだろうか。
私たちが座った席はスタンド席。ステージが2つあって、2つ目のステージは少し遠いけど目の前である。
いい席に座れたねと妹と話していた。
お昼として、チヂミボールやプルコギドッグを食べ、ドリンクまで飲んだというのに、会場の通路の屋台に目が行く。座席を確認した後、妹はフランクフルトを、私はチュロスを食べていた。
スタートが近づくにつれ、人がどんどん増えていく。後ろに座っていた男性2人の会話が聞こえる。
モニターに映っているメンバーを見て、
「よし、あの子の名前は?」と片方が聞き、もう片方が名前を答えたが、全然違ったようだ。
「お前、全然覚えてないやん!」
案外友達や家族の付き添いもいるのかも。
私もメンバーの名前、ミサモちゃんしかわからないよ、しかも顔と名前も一致せず来ちゃったよ、と言いたくなった。
音楽が流れると、どこからともなく聞こえてくる歓声。
え?もうメンバー出てきたの?なになに?とキョロキョロしてるうちにじゃーん!と出てきた9人のメンバー。ステージにいる姿はかなり小さいけど、モニターで大きく確認できて、ライブってこんな感じなんだ〜!とやっとやっと実感できた。
妹が、「双眼鏡でみたら見えるよ!」と少し見させてくれた。
あれ?双眼鏡の覗き口が濡れてる…?
まさか!と妹の方を見ると、妹が泣いていた。
開始10分で泣いている…。
びっくりしたのは、モニター画面が9分割してメンバー全員の顔が映ったことだった。
ライブで席が遠くてもモニターに映って、メンバーの表情が身近に見れるということは知っていたけど、1人のメンバーに対して1台以上カメラがあるとは思わなかった。
トークの際の画面の切り替えもスムーズで、テレビで編集しているのを見ている気分だった。もしそれに台本があったとしてもパッパッと切り替えれるのはすばらしい。
途中雨が振り始め、私たちはカッパを着た。
サウナ状態になり少ししんどかったが、15〜20分ですぐ雨は止んだ。
TWICEのメンバーが話している途中で、スタッフさん達が2つ目のステージを急いでモップ掛けしているのが見えた。目の前なのでそっちが気になる。
私は「もうすぐこっちのステージに来るんじゃない?ほら、ゴンドラみたいなのもあるしさ!」と妹に声をかけた。妹は嬉しそうだ。
メンバーが踊ってる時にコケないようにとがんばっているスタッフさんがいる。カメラワークといい、ステージの整備といい、ライブってメンバーだけでなく、たくさんのスタッフさんがいることで成り立ってるんだ…。
変な目線でライブ観戦していた。
動画で独学で勉強?している時は、なかなか頭に入ってこなかったメンバーだけど、途中ソロで歌ったりトークに入った時に、それぞれの個性がわかって、メンバーを認識できるようになっていた。
ライブが終わってから、妹がメンバーの名前を言ってわからなくても、「ほら、ライブで歌うまいって紹介した子!」とか、「ライブでピアノ弾いてた子!」と説明が入るとすぐ顔が出てくる。
妹に「推しは見つかった?」と聞かれたけど、どの子も盛り上げてくれて、努力してるのが伝わって、みんなかわいいなぁ、と思っていた。
3ヶ月前は「えーTWICEのライブ〜?」なんて言っていたけど、普通に楽しかった。
誰かの付き添いで行くのも楽しそうだな。
またライブに行ってみたいと思う。