母には敵わない
「母さんには敵わないよ……」
名探偵コナンでコナンが、天真爛漫すぎる自分の母、工藤有希子さんに言うセリフ。
私もたまにそんなことを思う。
まさに今日、そんな出来事があった。
とある中華料理店にテイクアウトをお願いしていて、取りに行ったときのこと。
オーダーしたときとは違う店員さんが対応してくれた。年齢は20代かな?男性。
「あっ、お名前…お願いします……。」
少し緊張?した様子で母にテイクアウト商品を手渡ししてくれた。
「ありがとうございます!」と私と母は一礼し、お店を出ると、母がこんなことを言い出した。
「さっきの店員さん、タイプだったな♡」
お店を出たとはいえ、ショッピングモール内のレストランで扉がない。母は50代というのに、聞こえていたら誤解を生むではないか。
「ちょっと、聞こえたらどうするのよ!」
少し慌てる私。しかし母は
「だって、タイプだったもーん!」という。
隣で歩いている人は母に変わりないけれど、まるで恋する少女のようだった。
車に乗ってからも、「タイプな人から手渡しされた〜!」とルンルンな母に、
心の中で、「母には敵わないわ……」と思う、娘ミンチョンだった。
ちなみに、テイクアウトのご飯ができるまでの間、ゲームコーナーでUFOキャッチャーで遊んだ結果!
あさみみちゃんのぬいぐるみゲット!
1000円ちょっとの課金だった。