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【買った本】文系のためのめっちゃやさしい統計

大学ホームページでシラバスを流し読みしていた時に気づいたのです。
必修科目に「心理学統計法」という科目があることに。
そして、共通基礎科目の「統計情報を見る目」という科目も、おそらく履修しなければならないことに。


数学偏差値36の私に統計が理解できるのか。

プロフィールにもある通り、高校は地元の自称進学校卒の私ですが、最後に受けた模試の結果は数学の偏差値が36でした。(でも国語と英語の偏差値は70だったから褒めてほしい。)
中学の二次関数のグラフが出てきたあたりから数学を理解することを放棄し、ひたすら公式を暗記することで点数を稼いできたため、高校ではあっという間に転落。今では「√」って二乗だよね……?くらいの理解力しかありません。

大学のシラバスに掲載されていた教科書は

この2冊。リンクはhontoですが、amazonだと目次が見られます。
目次を読んだ段階で……すでに分からない言葉がある……。


めちゃくちゃ初歩の本

というわけで、タイトルの本の話です。
書店の専門書コーナーで「入門」系の本をいくつか手に取ってみたものの、√やΣ、数式が見えた時点で脳が拒否反応……。その中でもタイトルで目を引いたのが「文系のためのめっちゃやさしい統計」でした。

この本は数学のが苦手な私でも「これは初歩中の初歩の内容だな」と感じるほど基本的な内容で、数式もほとんど出てきません。はっきり言ってしまえば、この本で統計が分かるようにはならないと思います。

ですが、まず字が大きくてイラストが多く、ものすごく読みやすい。一般的な入門書のように「読んでるだけで頭痛くなるわ……」ということもなく、最後まですらすらと読むことができました。
そして、具体例がとても分かりやすい。世論調査やテレビの視聴率から始まり、製品検査の話など、なぜ・どのように統計が使われているのか?という点は非常にわかりやすく書かれていました。

そのため、私のような数式を見ただけで拒否反応が出るレベルの人が、苦手意識を払拭するためにはとても良い本であると言えるでしょう。入門書ですら挫折しそう……と感じる人に、入門書のさらに前に読む本としておすすめしたい本です。


数学は電子レンジである。

なんてちょっと格好つけたことを言ってみましたが、実は私、この本の「3時間目」の√が出てきたあたりで一度挫折しかけています。だって数学の式って何がどうしてそうなるのか、本当に意味が分からない……。

その時に、仕事で数学を使う夫(プログラマー)からいただいたありがたいお言葉が「数学は電子レンジ。」です。いわく、

「電子レンジでなぜ食べ物が温まるのか気にしたことがあるか?どうやって温めているか説明できるか?たいていの人は説明できなくても電子レンジは使えるし、チンすれば温まるんだからそれでいい」

とのこと。
ようは「何かをするための道具でしかないので、仕組みを気にしなくてもいい」ということですね。数学の仕組みを解明するのは、それこそ大学で数学を学んでいるような人の仕事であって、統計を計算するために数学の仕組みまで分かろうとしなくても良いのです。
この言葉のおかげで、さらに数学への苦手意識をなくすことができました。


自主学習でノートテイキングの練習を。

この本を読みながら、十うん年ぶりに「ノートを取る」という作業をしてみました。最近の学生さんはノートを取らない人も多いようですし、「本当に頭の良い人はノートなんて取らない説」もありますよね。
私は頭の中を整理するためにアウトプットが欠かせないタイプなので、今でも新しく覚えたことは紙に書きだすことが多いです。

今回は自分なりにまとめた内容をPC(googleドキュメント)に打ちこんで印刷してみたのですが、ノートがきれいだと達成感がある……!ということに気づきました。もちろんノートがきれいなことに満足しているだけでは学習とは言えないのですが、モチベーションを維持するための自己満足って意外と大切かもしれません。通信で学んでいるとモチベーションが……と感じている方は、ぜひお試しください。

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