見出し画像

Home Center Furniture

ホームセンターには大体加工場があって、木材や板材を指定したサイズでカットするサービスが提供されている。

丸ノコを使って木材を切るのは、危険が伴う。また真っすぐ揃えて切るのには、それなりの経験が必要だ。それを1カット50円くらいで請け負ってもらえるのは、作業時間などを考慮すれば安いだろう。

欲しいサイズを決めて、ホームセンターに行けば、あとは家で電動ドライバーで組み立てるだけの棚を作ってみた。(今回は大工工事の余った胴縁を自分でカットして再利用。サステナブル万歳。)

画像7

IMG_5248_resize書き込み

棚の奥行、高さ、幅を決めて材料を加工してもらう。(今回は奥行300mm、高さ700mm、幅950mm)

幅が950mmと少し長いので、縦桟を3つにした方がいいと高さ700mmの材料は6本用意した。縦桟1つで2本必要になる。(3×2=6)

また段数は3段に決めたので、奥行300mmの材料は9本用意した。段数×縦桟の数が必要本数になる。(3×3=9)

幅950mmの材料は、天板を板材で仕上げる場合は段数×2本を用意すればいい。今回は靴置きに使用し、板材を載せないこととしたので段数×3本で9本用意した。(3×3=9)

IMG_5256_resize書き込み

縦桟に使う700mmの材料を揃えて並べ、墨出しを行う。棚板の下側がどこにあったら物が収まるかを考えながら鉛筆で線を引く。直角が出る定規が用意できれば尚よい。

引いた墨に、300mmの材を当て、角が揃うように注意して、ビスで固定する。9本全て固定すると以下のようになる。(もっと細いビスを使った方がかっこいい、長すぎて飛び出さないように注意する。)

画像3

(ホームセンターの加工が正しければ)墨出し次第で、それなりに均等に縦桟を組むことが可能だ。この縦桟を幅950mmの材料の角を揃えるように組んでいく。角を揃えるという単純な作業が水平垂直のガイドになるので、曲がったりする恐れが少ない。

IMG_5263_resize書き込み

1本目を留めるまでは安定せず、ぐらつきを抑える技術が必要になる。隣に一人誰かがいるなら、3分ほど力を借りた方がいい。幅950mmの材料は9本ある。並べて留めていくのでなく、「端から」「対角に」を意識すれば歪みが少なくなる。棚全体で四角形を作っていくイメージで上下段の両端を抑えれば、後はあまり考えこまずに角を揃えることに集中すればよい。

縦桟が3本の時は、最初に真ん中の桟を入れ忘れないように注意する。

IMG_5264_resize書き込み

組みあがるとこんな感じになる。部屋の空いたスペースにさっと置く時、奥行、幅、高さの3点を決めるだけで作ることができる棚。(1段の高さと幅を決める時は注意して、やや広めがオススメ) 

高級なものでなくても、生活は簡単にアップデートできる。

ワトコオイルを塗ったり、板材を敷いたり側面に張ったりと、基本は同じ考えでもカスタマイズも可能。自宅でカットする必要もないので木くずも出ない。

時間の空いたお休みに、ホームセンターに寄ってみてはいかがだろうか。

画像6

玄関に靴が散らばっていないのは、日々のストレスを少し減らしてくれる。


いいなと思ったら応援しよう!