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女の敵は女?男?@ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

こんにちは、サバトラです。
コロナ騒ぎで長らく休業していた映画館が営業再開していました。席の間隔を空けて予約するようになっていたり、至るところに除菌スプレーが置いてあったりとできる限りの対策を講じているようでした。

自粛後の映画は迫力が3割増

久しぶりに映画館で映画を観て、爆音にとにかく驚いた。自粛生活では大きな音に晒される機会が激減したため、いつも以上に臨場感があるように感じた。
そういう意味ではこちらを自粛後一発目にしたのは、いいチョイスだったかも。

アメコミは癒やし映画

私はアメコミ映画が好きで、MARVELもD.C.もよく観に行く。アメコミ映画のいいところは大抵の場合、なんやかんやあっても主人公が勝つからスッキリするし、美男美女がお祭り騒ぎしている様は目の保養になる。誤解を恐れずに言うと何も考えずにぼーっと見れるのがいい。

話は逸れるが、私の祖父は時代劇を一日中観ている。剣客商売やら必殺仕事人やら鬼平犯科帳やら、、幼い頃の私にはどれも同じで退屈に思えたけれど、祖父は貧乏暇無しな生活の中で勧善懲悪の時代劇の世界に癒やされていたんだと思う。
たぶん、私がアメコミ映画を観るのと祖父が時代劇を観るのは似ている。

強くてかっこいい女VS卑怯で嫌な男

今作はハーレイがジョーカーにこっぴどく振られたところから始まる。“ジョーカーの女“という鉄壁の盾を失ったハーレイは恨みを持つ者たちから次々と奇襲をかけられる。状況を打開するために闇社会で噂のダイヤモンドを見つけることにする。

この作品はとにかく登場する女性がみんな強い。ハーレイを筆頭に女警官やマフィアの運転手、謎の暗殺者、手グセの悪い少女と一癖も二癖もある女性たちが大活躍する。したたかと言い換えた方がいいかもしれない。それぞれの立場は違えど逞しく美しい。対立関係にあるかと思われた彼女たちは、敵の敵は味方の法則で一致団結してワンチームで危機をくぐり抜けていく。

彼女たちの最大の敵として立ちはだかるのが女嫌いのマフィアのボスなのだが、最近のハリウッド映画では本当によくこの構図に出会う。強くて魅力的な女性がタッグを組んで敵(大抵男性でとにかく嫌なヤツ)を倒すというパターンだ。
ざっと挙げられるものだと、オーシャンズ8やチャーリーズエンジェルのリブート版あたり。今思いつかないだけでまだまだあった気がする。

ここ数年でハリウッド界はこれまでに女性の不遇について声を上げる運動が顕著で、その影響を受けているのかなと素人なりに想像する。
女の敵は女とはよく言われたものだが、女同士は一時休戦して共通の敵(男)を倒しましょというのが今のハリウッドの旬なのだろうか。
映画に詳しい人がいたら教えてほしい。

ハーレイはそんなのお構いなし

といったように小難しく考えるのも自由だし、それはそれでD.C.コミックっぽさがあっていいなと思う。でも、ハーレイたちは作中で女性の権利だとか待遇について声高に主張したりはしない。ただ自分の邪魔をするもの、ムカつくものをぶった斬るだけだ。だから私も彼女たちのギラギラとちょっとグロテスクで無茶苦茶だけどとびきりキュートな姿を楽しむことにした。
女の敵は女か男か、その考察はまた今度にしよう。

サルサソースとアメリカンチーズたっぷりのナチョスとコーラが最高。

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